失敗しないタイニーハウス選び 2024

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUTDIY憧れのライフスタイル

コンパクトでミニマルな暮らしを実現できる「タイニーハウス」。

木製のタイニーハウスは「キトヒト」の読者のなかにも気になっている方が多いのではないでしょうか。住居以外の場所“セカンドプレイス”、“サードプレイス”として購入を検討する人も増えています。

タイニーハウスについては、以前もこのブログでご紹介しましたが、今回はもう少し深堀りしてみたいなと思います。

以前の記事はコチラ

失敗しないためのポイント

タイニーハウスを選ぶ時、みなさんが気になるのはやはり費用ではないでしょうか。

ブームになって以降、住宅メーカーだけでなくアウトドアブランドや生活雑貨ブランドまでタイニーハウスを手がけています。価格も100万円台~800万円と幅があります。

こうなってくると、何を基準に選べばいいの?と戸惑いますよね。本体価格だけ見て決めてしまうと、後で後悔することも。

当然、大きさや仕様によってかかる費用は変わってきますがそのほかにも意外な落とし穴があります。

今回は、失敗しないためのタイニーハウス選びについて、考えておいたほうがいいことをまとめてみました。

 

1.大きさと仕様

タイニーハウスの大きさは、10㎡以下か10㎡以上かで価格が大きく変わってきます。

10㎡以下であれば基本的に建築確認申請が不要(※)。手軽で費用が抑えられるのが魅力です。10㎡を超える場合は建築確認申請や現地調査が必要で、その分手間や費用がかさむため、費用は高くなります。

キッチンやトイレ、シャワーなどインフラ設備を付けるかどうかも大きな選択です。インフラを付けた場合、費用はさらに200万円以上ほど増えると考えておいたほうがよさそうです。標準仕様としてインフラ設備が備わっているタイプだと600万円~900万円が相場のようです。

10㎡以下、インフラなしであれば300万円ほどで手に入れることができます。

(※)建築確認要請不要の条件:10㎡以下であること/防火地域・準防火地域以外の地域であること/増改築・移転の場合

イメージ

 

2.自作する?完成品を買う?

とにかく価格を抑えたいという人は、キット販売という商品もあります。セルフビルドが前提のため、完成品よりも安価で200万円弱で購入できるものもあります。

イメージ

 

キット販売の場合、以下の点には注意が必要です。

◆組み上げまでの日数

パーツとなる木材が届いてからすぐに組み上げをしていかないと、部材に狂いが生じてしまいます。商品によっては、届いてから7日以内で完成させないといけないものもあるので、スケジュールをしっかり立てる必要があります。

◆最低でも大人2人必要

作業できる人材の確保も必須条件。丸太を組み上げる作業の場合、最低でも大人2人の手が必要になります。組み上げをプロにお願いするとなれば、さらに200万円ほど上乗せという可能性もあります。

◆一般資材は別途必要

キットとはいっても塗料や補助材、養生材などの資材は含まれていない場合も。必要な資材を別途購入していたら、意外と高額になってしまったということがないように、必要なものはあらかじめ洗い出して予算を立てたほうがいいかもしれませんね。

キット商品は、家族や仲間でつくり上げるのが魅力。本体以外の必要経費を踏まえ、しっかり計画を立てる必要がありあそうですね。

 

3.オプションに要注意

自分で作るのは自信がないという人は完成品を選べばいいのですが、その際にも注意しておきたいことがあります。

100万円~300万円の手ごろな価格帯の場合、断熱材が入っていないことがほとんど。タイニーハウスを離れや書斎、小さな店舗として使う場合、断熱材は必須です。これがオプションなのかどうかチェックしておいたほうがいいでしょう。

またエアコンなど設置したい場合はコンセントがないと使えません。電気系統の工事もオプションとなっている場合、しっかりと見積もりをとって比較検討するのがおすすめです。

イメージ

4.配送料や見積もり料金にも落とし穴が

タイニーハウスがいくらコンパクトとはいえ、やはり納品するためには4tトラックやユニックなどの大型車両が必要。そのため、納品設置料を別途上乗せしなくてはいけない場合もあります。設置料無料なのか別途必要かどうかで、かなり金額が変わってくるので要注意です。

「現地調査と見積もりだけで30万円」というちょっとびっくりする情報も耳にします。事前の確認はしっかりしておきたいところですね。

イメージ

 

めんどうなのは苦手。あれこれ考えずに理想を手に入れたいという人は

1.10㎡以下

2.インフラなし

3. 完成品を納品

4.コンセント、分電盤設置済み

というタイニーハウスを選ぶのが賢い選択。

国産ヒノキの無垢材を使ったタイニーハウス「コダマベース」を作るコダマプロジェクトの表を参考までにチェックしてみてください。

メーカーごとにサイズや仕様が違うのがわかります。

コダマプロジェクト2024年作成

 

「コダマベース」の場合、断熱材は標準仕様。愛知県・岐阜県は送料・設置料込みで納品が可能。駐車場1台分のスペースがあれば設置できるサイズです。他メーカーと同じく10㎡以下なので固定資産税や確認申請も不要です。

コダマベース

 

もう1つ特徴的なのが国産材を使用している点。

この国で育った針葉樹の檜は、外国からの輸入材に比べて調湿・断熱効果が高いことがわかっています。高温多湿の日本で生まれ育った木材を使うことは、長期的な管理のしやすさに加え、国内の林業活性化にもつながります。

檜風呂の効果はみなさんも一度は体験したことがあるのではないでしょうか。なめらかな手触りや香りが心身ともにリラックスさせてくれますよね。国産の檜をつかったタイニーハウスであれば、そんなリラックス効果も期待できます。

 

コダマベース/販売開始から2年。コスパの良さで注目されているアイテムです

 

まとめ

コロナ禍を経て、タイニーハウスはさらに注目を浴びるアイテムとなりました。

限られたスペースだからこそ、自分のこだわりを実現できる夢の箱ともいえます。自分だけの空間は、想像以上に豊かな時間を育んでくれそうですよね。

デザイン性やサイズ、材質、メンテナンスのしやすさのほか、今回紹介した意外な落とし穴にも気を付けて理想のタイニーハウスを選んでください。

 

【参考】

コダマベース

 

お正月の玄関を彩る門松。竹と松をあしらう理由とは

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUTリビング空間に合う暮らしの提案憧れのライフスタイル

新しい年がもうすぐそこまで来ています。

早いものですね。新年を迎える準備は進んでいますでしょうか。

今日は、お正月の玄関を彩る門松についてご紹介してみようと思います。

門松は、松飾り、飾り松、立て松などとも呼ばれ、鏡餅やしめ縄とおなじく、年神様を家に迎え入れるための飾り。年神様が降りてくる時の目印として飾るものです。

門松は、松や竹といった常緑の木が使われています。長さの違う3本の竹に松と梅の枝をあしらって荒縄で結んだものが一般的ですね。

門松が飾られるようになったのは平安時代。当時は、貴族の間で松の木を引き抜く「小松引き」という遊びが行われていました。遊びの後、持ち帰った松を長寿祈願のために飾ったことが門松のはじまりだといわれています。

神聖な松と繁栄長寿を意味する竹

松や竹は冬になっても枯れず、青々としていることから生命力の象徴とされてきました。また、松は「祀る」という言葉につながることから、神聖な樹木ともいわれています。竹は、成長が早くまっすぐ伸びるのが特徴。健やかな成長や繁栄、長寿を表すとも言われています。

竹を切るとき、節の部分を入れて切ると、その切り口が笑っているように見えることから「笑う門に福来る」で、さらに縁起がいいという説もあるんですよ。

 

門松はどこに飾っても大丈夫

生活スタイルの変化やマンションなど集合住宅が発達してきたことで、門松が飾られることは以前より少なくなりました。門松は名前の通り、玄関の門に飾るのが習わしではありますが、マンションなどの場合、どこに飾ったらいいのかわからないという人も多いようです。

門松は神様への目印なので外に飾るのが一般的。でも、玄関周辺にスペースがない場合は、リビングやキッチンなど好きな場所に飾っても問題ありません。

最近、ホームセンターや園芸ショップなどでは、ミニサイズの門松や、門松をモチーフにしたかわいらしい寄せ植えが販売されているのを目にしますよね。各地でワークショップも開催され、現代風にアレンジした門松を自分で作ることもできます。

昔ながらの風習は大事にしつつ、今のライフスタイルに合うようにアレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。

竹を使ったモダンなインテリアが人気

若い世代には、特に竹は直線的なフォルムがモダンでおしゃれというイメージもあるようで、日常的なインテリアに取り入れる人も増えてきました。

竹に穴をあけて光が透ける用に細工した照明は、みなさんも目にしたことがあるのではないでしょうか。竹でできた間接照明も、スタイリッシュでなかなか素敵ですよね。

竹は毎年地下茎の節にある芽から成長し、あっという間に大きくなるのが特徴。1日で100センチ以上伸びたという記録もあります。竹は上には伸びても幹が太くなることがないため、洗練された植栽アイテムとして利用されることも多くなりました。

そうそう、松といえば盆栽。小さな鉢のなかに自然界を映し出す日本伝統の盆栽に、松は欠かせないアイテムです。いま海外では「BONSAI」として、密かなブームがきているんですって。

縁起のいい松竹梅。門松を飾って日本文化を再確認してみるというのもおすすめです。

 

 

【参考】

森林・林業学習館

https://www.shinrin-ringyou.com/topics/kadomatu.php

「クロモジ」を使った「森ノ茶」。山の素材を活用して新しい価値を生み出す人に出会いました

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUT憧れのライフスタイル

とある山奥。

秘密のアトリエで催された、特別な食事会に行ってきました。

山道の途中にあるアトリエは古民家を改築した一軒家で、石垣や縁側、大きな引き戸や小上がりがあり、おおらかさと凛とした空気がとても心地よく感じられました。

スパイスを使ったお料理をコースで堪能したあと、食後にオーダーしたのがこちら。

「クロモジ」を使ったほうじ茶のチャイです。

「クロモジ」って聞いたことありますか?

クスノキの一種で、山地に生える落葉低木です。幹が細く、大きな木の陰に隠れて育つため、あまり目立たない存在なのですが、実は和製ハーブといってもいいくらい香りがいいんです。

漢字では「黒文字」ですが、英語では「spicebush(スパイスブッシュ)」。その名の通り、樹皮や枝葉に爽やかでスパイシーな香りがあるのが特長です。香りには、抗不安作用、リラックス効果があるとされるシネオールやリナロールが含まれているので、アロマオイルや生薬としても活用されているそうです。

今回いただいたチャイのベースになっているのは、愛知県北設楽郡設楽町で作られている「森ノ茶」。「クロモジ」とほうじ茶をブレンドしたお茶です。

発案したみやびさんにお話を聞きました。

「設楽町は町の9割が山なんです。森林資源をどうやったら活用できるのか森を持続させるためには何ができるのか、というのを町のおじいちゃんたちと考えていて、できあがったのが『森ノ茶』なんです」と、みやびさん。

設楽の森では下草として刈られてしまう「クロモジ」。採取・乾燥など地元の集落の方たちが力を合わせて行い、山を隔てた隣町・新城市の製茶メーカーと連携して有機栽培のほうじ茶とブレンドすることで製品化に成功したそうです。

みやびさん https://www.instagram.com/miyabi.lien/

 

「繋ぐ人/forestderector」として活動しているみやびさんは、“森と街をつなぐ”をコンセプトに森の新しい価値を生み出す活動をしています。

「『森ノ茶』を通して、森林の可能性や持続性に目を向けてもらえたらうれしいです」と話していました。

https://www.instagram.com/miyabi.lien/

 

森の木1本1本にストーリーがある。それを大切にしていきたい」と話していたみやびさん。

家や家具、暮らしの中で身近にある木。それだって元をたどればふるさとの山がある。そんな風に考えたら、家も家具も木でできたものすべてがとても愛しいものに思えてきそうですよね。

温かいチャイに癒されながら、みやびさんの言葉に深くうなずいたのでした。

************

すっかり秋の香りに包まれた山道を、旧友とドライブしながら訪れた秘密のアトリエ。

鳥の声や川のせせらぎをBGMにしながらいただいたブランチ、デザート、そして「森ノ茶」のチャイ。街でいただくのとはちょっと違った特別な食事会で、心身ともにほぐれるひとときでした。

 

 

 

【写真提供】

https://www.instagram.com/miyabi.lien/

 

【参照】

「リナロール香気の持つ抗不安作用と その脳内機序」柏谷英樹著

https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/57/3/57_204/_pdf/-char/ja

東北森林管理局

https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/sidou/jumoku/shubetu/kuromoji.html

公益社団法人日本薬学会

https://www.pharm.or.jp/flowers/post_50.html

 

日本初!総ヒノキのトレーラー式木製サウナが登場

投稿日カテゴリーALL BLOG憧れのライフスタイル

空前のサウナブーム到来からだいぶ経ちますが、いまだその熱は冷めやらず。今や「街を歩けばサウナ―に当たる」くらい、サウナ好きが増えている印象を受けます。

サウナといっても仕様はさまざま。

最近では家庭用サウナボックスや、浴槽にかぶせるだけのサウナ傘など、リーズナブルで簡単に設置できるサウナも販売されています。

ほかにもベランダ用のテントサウナや室内に設置できる据え置きサウナなど、バリエーションはさまざま。

今ではサウナ施設に行くだけでなく、こうしたアイテムを使って「家サ活」を楽しむ人が増えたと聞きます。

「家サ活」派にとっては、いつでも好きなときにサウナが楽しめるおうちサウナはとっておきの場所ですね。

ただ、本当のサウナ好きならやっぱり木でできた空間にこだわりたいところ。木の香りに包まれた空間でまったり過ごす時間は、心身ともに“ととのう”最高のリラックスタイムですよね。そんなこだわり派に注目されているのがサウナトレーラーです。

サウナトレーラーとは、その名の通りトレーラーをサウナに改造したもの。けん引車でひいて運べるタイプのサウナ。思いついたらいつでも山へ!海へ!好きな景色の中でサウナが楽しめる「コダマカーゴ/サウナタイプ」もそのひとつ。

岐阜県産のヒノキを使った日本初の木製トレーラー「コダマカーゴ」をサウナにカスタマイズしたアイテムで、キャンプギアとしても注目を集めています。

総ヒノキ材でできた薪式サウナの温度は100℃超え!ロウリュも楽しめちゃう本格派です。

なんといっても、けん引免許不要で自家用車でお気に入りの場所にサウナを持っていけるのは最高ですよね。

動画サイトはコチラ

景色のいい川沿いでサウナを堪能して、水風呂の代わりに川に飛び込む、なんていう大人の遊びも可能にしてくれます。思う存分サウナを楽しんだら、お気に入りの景色に囲まれて河原で外気浴をするという贅沢な時間も夢ではなくなります。

医学的に未解明ではあるものの、サウナには多くの健康増進効果があるとされています。汗をかいて血流が促進されることで肌の新陳代謝が活発になったり、肩こりなどの解消、疲労回復、低温サウナの場合は安眠効果も得られたりと、さまざまな効果が挙げられています。さらに、ヒノキには殺菌・抗菌・抗ウイルス作用、血圧低下の効果があることも知られています。

現代人の健康志向にサウナはぴったりなのかもしれませんね。

最近では、サウナトレーラーがイベントに登場し、目にする機会が増えました。どこかで目にすることがあったら、ぜひ試してみてください。

【参考】

コダマカーゴ

北海道森林管理局「ヒノキ(ヒノキ科)」

 

タイニーハウスとは? 人気の理由とメリット・デメリット

投稿日カテゴリーALL BLOG憧れのライフスタイル

コロナ禍を経て需要の高まりをみせている「タイニーハウス」。

人気の理由としては

・安価でマイホームが手に入る

・ランニングコストが節約できる

・DIYしやすい

・種類によって移動が可能

といった点が挙げられます。固定資産税がかからない、建築申請が不要などほかにもメリットはたくさんあります。

木材で作られているものも多く、木の暮らしに憧れている人たちからも支持されている「タイニーハウス」について、紐解いてみます。

 

1.タイニーハウスとは?

タイニーハウスとは「Tiny(小さな)」+「House(家)」。明確な規定はないものの、概ね20㎡ほどの家のことをいいます。日本の一戸建ての広さはおよそ92㎡(※)なので、通常の家よりもとてもコンパクトな設計となっています。

「タイニーハウス」の発祥の地であるアメリカでは、2008年のリーマンショックをきっかけにムーブメントとなり、世界に広がっていきました。日本に広まったのは、2011年東日本大震災がきっかけ。広々とした家に住むことが豊かさの象徴のようにいわれてきたそれまでの日本。たくさんの家が一瞬にして倒壊するのを目の当たりにした人々は、この震災をきっかけに“モノを所有すること”、“これまでの生き方”を見つめ直すようになりました。

(※)総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査」による

 

2.シンプルでミニマルな暮らしを実現させる家

平均的な家と比べると1/4くらいのスペースになるので、「本当にそれで暮らせるのかな」と心配になる人もいるかもしれませんね。

でも、ちょっと自分の身の回りを見渡してみてください。本当に生活に必要なものって、意外と絞られてきませんか。

最近ではミニマリストも増えてきました。人々の“豊かさ”への考え方も「たくさんのモノを持つこと」から「必要最低限のモノで身の丈にあった暮らしをする」という考え方へとシフトしてきました。

こうした背景から、身の丈にあったシンプルな「タイニーハウス」が注目されているのです。

必要最小限の設備だけでシンプルに暮らすミニマリストにも注目されるタイニーハウス

 

3.タイニーハウスの種類

大きく分けると2種類あります。

  • 基礎付きタイプ

一般の住宅と同じように土地に定着させるタイプで、タイニーハウスのなかでは最もスタンダードなスタイルといえるかもしれません。地中にコンクリートを流し込み、上部構造となる建物を支える基礎工事をします。「スモールハウス」や「マイクロハウス」と呼ばれるものもこれにあたります。

  • 移動できるタイプ

シャーシといわれるタイヤ付きの土台に載せて車で牽引できるタイプで、トレーラーハウスと呼ばれています。アメリカではこちらが主流。建物ではなく車両として扱われるので、不動産取得税や固定資産税も発生しません。いつでもどこにでも移動できるという自由さと身軽さが魅力です。

ほかにも、コンテナを改造した「コンテナハウス」や、木の上につくられた「ツリーハウス」などもタイニーハウスの仲間です。

 

4.タイニーハウスのメリットとデメリット

冒頭でもチラッと人気の理由について紹介しましたが、メリットとデメリットについてもう少し細かくみてみましょう。

<メリット>

・初期費用が抑えられる

タイニーハウスの価格帯はおよそ300万円~800万円(土地代別)。もちろん設備をどこまで揃えるかで価格は変わってきますが、一般的な新築住宅よりもかなり低価格ですよね。選ぶものや場所によっては長期のローンを組んで無理する、という選択をしなくても済みそうです。

・ランニングコストが抑えられる

居住空間が小さいので、照明や空調など電気代が抑えられるのもメリットのひとつ。最近では太陽光パネルを設置して自家発電をしている人もいるそうです。

・こだわりの空間がつくりやすい

大きな家の場合、外装、内装、建具など、こだわりを実現しようと思うとコストがかさみますよね。例えば、材質。小さい空間なら、国産の木材にこだわったとしても最小限のコストで抑えられるはず。限られた予算でこだわりを実現することができます。DIYしやすいのもメリットです。

構造・外・内装材の木、合板、積層材に全て東濃スギや東濃ヒノキを使用したタイニーハウス(コダマベース

 

<デメリット>

・プライベート空間が少ない

小さな家だけあって、必然的にプライベートの確保は難しくなります。2人以上で暮らす場合、テラスや庭など、周囲の空間を利用してストレスなく暮らせる方法を考える必要があるかもしれません。

・家族が増えたらどうする?

子どもができた、となった場合はタイニーハウスに住み続けるのは難しい場合も。土地に余裕がある場合は、もう1つタイニーハウスを増やすという選択もあります。まずは「家族が増えた場合はどうするのか」を話し合っておくのがいいかもしれませんね。

 

5.増築したい場合にも活躍

タイニーハウスの中でもさらにコンパクトな10㎡未満の「小屋」タイプも最近注目を浴びています。家族が増えた、子ども部屋が欲しい、プライベート空間を増やしたいという場合、小屋タイプのタイニーハウスを設置するのも一案です。

10㎡未満の建物の場合、建築確認申請(※)は不要、セルフビルドできるキットも販売されているので、家族で作ってみるというのもいいかもしれません。

セカンドプレイスとしての需要も(コダマベース)

小屋タイプを購入する人は、すでに住まいとしての家は所有している場合が多いとか。例えば、国産材のスギとヒノキを使った「コダマベース」の場合、「趣味の部屋がほしい」、「集中できるワークスペースがほしい」、「夢だった小さなお店を開きたい」という理由から、セカンドプレイスとして購入するパターンが多いそうです。

小さなお花屋さん、パン屋さん、エステ店を開業したい人からの問合せも多いそう

10㎡以下というと車一台分のスペース。駐車場くらいのスペースがあれば、簡単にこだわりのセカンドプレイスが実現できます。生活と一線をひいた自分だけの場所っていいですよね~。仕事場にしても趣味にしても、創造的なインスピレーションがわいてきそうです。

(※)新築や増築工事の際、特定の機関や行政に必要書類を添えて申請。建築基準法や条例に適合しているかの確認を受けること。建物の床面積に応じて手数料がかかります。地域によって10㎡未満でも建築確認が必要なケースもあるので自治体に確認を。

岐阜県東白川村の東濃スギと東濃ヒノキを使用。駐車場一台分のスペースに設置可能な確認申請のいらない動かせる小屋「コダマベース」
~まとめ~

最近ではレンタルできるタイニーハウスも出てきているのだとか。使わなくなったら返却もできるし、そのまま買い取りもできるモノもあるそう。タイニーハウスを設置して宿泊施設にしていたり、見学や体験できる場所もあったりします。購入を検討している人は一度チェックしてみるといいかもしれませんね。

 

【コダマベース】

https://kodama-p.com/

https://www.youtube.com/@kodamabase

 

 

 

炭を使ってごはんをおいしく炊こう!

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUTDIY憧れのライフスタイル

「炭火で焼くとおいしくなる」と言われていますが、その理由はなぜか知っていますか。
それは、炭が出す輻射熱と赤外線の効果によるもの。

食材を芯から熱し、うまみ成分であるグルタミン酸を生成してくれるからなんです。

うなぎや焼き鳥などに炭が使われるのは、水分を含まない炭を使うことでパリッとした食感に仕上がるからなんですって。

 

焼き物だけでなく、ごはんを炊く時にも炭は大いなる力を発揮します。

方法は簡単です。ごはんを炊く時に炊飯器に白炭(備長炭)をポイっと入れておくだけ。

炭から出た遠赤外線が米を芯から熱し、うまみ成分を引き出してふっくらおいしいごはんに仕上がります。

前回の記事で、炭には小さな穴がたくさん空いているという話を紹介しましたが、それもごはんをおいしくしてくれる秘密。この穴が炊飯に使われる水のカルキ臭や不純物を炭が吸着してくれるのです。穴からは炭のミネラル分が溶けだすため、水質がまろやかになり、いっそう米をおいしく炊き上げてくれますよ。

さらには、水道水に入れておくだけで浄水器と同じような効果を発揮したり、生野菜や果物を長持ちさせたりする効果も。

炭をつくる時に出る煙から抽出した木酢液には殺菌作用があり、土壌改良や病虫害対策など農業や園芸の分野でも使われています。

 

炭って本当にすごいですね。

 

最後に、炭をとことん楽しめる施設をご紹介したいと思います。

炭といえば備長炭。日本有数の備長炭の産地・和歌山県にある「道の駅 紀州備長炭記念公園」です。

写真提供:道の駅 紀州備長炭記念公園

 

江戸時代に生まれた「紀州備長炭」の歴史的背景だけでなく、炭焼き窯の見学や、炭焼き体験もできます。

さらに、備長炭を使ったおもしろいメニューをいただくことも。

インパクト大なこちらは備長炭を麺に練り込んだ「備長炭ラーメン」。ほかにも夏季限定の「冷炭めん」や「梅炭そば」などが楽しめます。

「備長炭ラーメン」(写真提供:道の駅 紀州備長炭記念公園)

 

備長炭で丁寧に濾過した水を使った「備長炭コーヒー」も味わえます。
屋根付きのBBQ場も用意されていて、備長炭を使ったバーベキューも体験できます。(時期や料金などはHPで要確認)

旧石器時代にすでに炭は使われていたという記述もありあす。いにしえから日本人の暮らしに根付いてきた炭について、2回にわたってお届けしました。

ぜひみなさんの暮らしにも役立ててみてください。(ま)

 

【参考】

林野庁「木炭のはなし」

https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/mokutan/

 

道の駅 紀州備長炭記念公園

https://www.binchotan.jp/

 

「子どもに伝えたい和の技術8 木づくり」

(2017年/和の技術を知る会著、株式会社文溪堂発行)

 

キャンプの必須アイテム「炭」はどうやって作られている?

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUTDIY憧れのライフスタイル

古くから燃料として重宝され、日本人の暮らしに深く関わってきた「炭」。キャンプシーズンには欠かせないアイテムですよね。冬は暖を取るために使われたりもしますし、天然の消臭剤として使っているという人も多いのではないでしょうか。

この炭、どうやって作られているのか知っていますか?

 

炭の原料は木です。

木は空気中で燃やすと酸素と結合して二酸化炭素を出しますが、空気を遮断して蒸し焼き状態にすることで炭化した固形物「炭」となるのです。

 

炭にも種類があります。

 

【黒炭】

原材料は主にナラ、クヌギ、カシ。炭窯の中に入れ400℃~700℃で熱して炭化させたもの。比較的着火が簡単で大きな熱量が得られます。バーベキューや暖炉によく使われるのはこの黒炭です。

 

【白炭】

原材料はウバメガシ、カシ類など。1000℃以上で熱した後、炭窯の外に出して灰をかけて消火させて作ります。炭質は硬く着火しにくいものの、安定した火力を長時間保つことができます。うなぎのかば焼きなどに使われる備長炭はこの仲間です。

写真提供:紀州備長炭記念公園

 

【オガ炭】

木工加工の際にでるおがくずや樹皮を高温・高圧力で圧縮形成し炭化したものです。備長炭に似た性質から、焼き肉や焼き鳥などに使用されます。

 

◆木炭の性質

木炭には無数の小さな穴があります。これが水分やにおいの元を吸い取ってくれる理由。家の湿度調節や消臭、有毒な化学物質の吸着に威力を発揮します。

写真提供:紀州備長炭記念公園

 

木炭の中でも有名な紀州備長炭の場合、小さな穴は特に多いらしく、炭1グラムあたりテニスコート1面分(※)にもなるのだとか! 驚きですね。(ま)

 

<次回「炭を使ってごはんをおいしく炊こう!」に続く>

 

 

※道の駅 紀州備長炭記念公園HPより

 

 

【参考】

林野庁「木炭のはなし」

https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/mokutan/

 

道の駅 紀州備長炭記念公園

https://www.binchotan.jp/

 

「子どもに伝えたい和の技術8 木づくり」

(2017年/和の技術を知る会著、株式会社文溪堂発行)

マンションも木造の時代!木造中高層マンションが増えている

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUT憧れのライフスタイル

マンションといえば、鉄筋コンクリート造(RC造)のものがほとんどでしたが、近年2020年あたりから木造の中高層マンションが次々と建築されています。

その背景には、建築基準法の改正があります。これまで公共建築物に木材の利用を促進する法律はありましたが、2020年脱炭素化社会の実現により力を入れるために法改正がなされ、一般の建築物にも木材の利用が促進されるようになりました。

木造と鉄筋コンクリート造はどんな違いがあるのでしょうか。

まず木造マンションは鉄骨造に比べると建築コストが安くなるというメリットがあります。立地や築年数が同じでも鉄骨造と比べると初期費用の相場が安くなっています。

また、木造の建築物冬は暖かく夏は涼しく、光熱費を抑えられるのもメリットのひとつ。木材は調湿性が高く、気温が高い時には湿気を吸収、乾燥しているときは湿気を放出する作用があります。これにより、結露やカビの発生を防ぐことができるため、快適な暮らしを実現できるとされています。

「でも、火災や地震に弱いんじゃないの?」と不安に感じる人も少なくないと思います。こういった不安は技術面でクリア。耐火性のある木材や耐震性の高い耐力壁などの開発が進んだことから、建築基準法の規定を満たす強い木造マンションが建築可能になりました。

 

なにより、日本人になじみ深い木の空間というのが木造マンションのいいところ。森林浴などの効果でも知られるとおり、木には人をリラックスさせる効果があります。

マンションであっても、日本家屋のよさを踏襲した木造建築の温もりを感じられるのはいいですよね。

脱炭素化に向けて国は木材の利用促進を進めています。多くの木材を使うマンションの建築が進めば、林業の活性化にもつながります。マンションだけでなく、オフィスビル、保育園、老人ホームなど住宅以外の施設にも木造が採用されることが期待されています。木は再生可能な循環型資源。暮らしやすく、環境にも優しい木造建造物はこれからも増えていきそうです。(ま)

 

サウナ―憧れの木製バレルサウナ。自宅で「ととのう」体験ができる

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUT憧れのライフスタイル

 

「サ活」していますか?

2019年に放送されたドラマ「サ道」が火付け役となって一大ブームとなったサウナ。今もその熱は冷めず、自宅にサウナを設置したいという人はじわじわ増えているのだとか。

一般的にサウナといえば、温浴施設にあるイメージですよね。ブームが巻き起こってから屋外イベントなどでよく見かけるようになったのがテントサウナ。テント内で薪ストーブを焚いてサウナができるうえ、20~30万円ほどで購入できる手軽さがうけているようです。

最近では、バレルサウナという木製のサウナも注目を集めています。バレルサウナとは、サウナ発祥の地フィンランドに古くから伝わる樽型のサウナルームのこと。どんな場所にもなじみやすい円筒形のデザインと、木製ならではの質感が人気の理由だとか。

サウナによく使用されるのがシダー。日本でいうとことの杉です。杉の効果については以前の記事でも紹介しましたが、血圧低下やストレス緩和の効果があることが知られています。

そんなスギをサウナにしてしまうのですから、それはもう“ととのう”こと請け合いといったところ。もちろんヒノキなど、スギ以外の木材を使ったバレルサウナもありますが、いずれにしても木でできていれば、リラックス効果は高まります。

バレルサウナはパーツを組み合わせる構造。簡単に設置することができるため、自宅での設置に適しています。価格は100~200万ほど。

 

地元の木材を使用することで、地産地消、カーボンニュートラルの取組みとしてバレルサウナの製造に乗り出している会社も増えています。

地元材を使ったバレルサウナ、ぜひチェックしてみてください(ま)。

 

快適なソファの選び方。高さと奥行について

投稿日カテゴリーALL BLOG憧れのライフスタイル

快適なソファ、といっても人それぞれですよね。

家族構成やそこで何をするのか、どこに置くのかによっても変わってきます。

デザインだけでなく座り心地のよさ=フィット感は、ソファに求められる最も大きな要素。抑えておくべきポイントをまとめてみました。

 

まずはソファの高さについて。座面の高さは座り心地の良さに直結する重要な要素です。

 

◆座面の高いソファ◆

座面が高いソファの場合、立ったり座ったりする動作が楽にできるというのが一番のメリット。座面が低いと立ち上がる時に“どっこいしょ”状態になって、腰に負担がかかりやすいとされています。腰痛の心配がある人や、高齢の家族がいる場合は、床面から30cm~45cmの座面が高めのソファを選ぶのがおすすめです。

ソファで食事をしたり仕事をすることが想定される場合も、座面は高めのものを選ぶのがいいとされています。

 

 

◆座面の低いソファ◆

床面から座面のトップまでの高さが20cm以下と低めのものをフロアソファといいます。

足がなく床に直接座面を置くタイプのソファは、小さな子どもがいたりペットを飼っている家庭におすすめ。落下の心配もなく、安心して使うことができます。また、床に足を投げ出して座ることができるので、よりゆったりとした座り心地を得ることもできます。

テレビを見たり横になったり、リラックスタイムに使用するのであれば低めのソファがいいかもしれませんね。

ローソファの場合、圧迫感がなくお部屋を広く見せてくれるのも特徴です。

 

◆奥行◆

高さのほかにも重要なのが奥行。一般的なソファの奥行はだいたい100cmくらいのものが多いのですが、一般的に座面の高いソファは奥行が浅く、低いソファは奥行が深く設計されています。

ソファとセットでローテーブルを使う場合は、座面が高めで奥行の浅いものを選べば、テーブルに置いたものを取りやすく、使い勝手がよくなります。

冬にコタツと併用したいという場合はローソファをチョイス。足元を暖めながら最高のリラックスタイムが過ごせそうですね。

:::::::::::

ここ数年ですっかり定着した北欧家具ブーム。ソファも、どっしりしたものより、足が華奢ですっきりとしたデザインのものが好まれる傾向にあります。

デザイン性と合わせて、高さや奥行といった機能面もチェックして快適なソファを探してみてください。

次回は座面の素材についてお伝えしようと思います。(ま)