奈良の大仏の大きさは? 本当の名前は? 奈良の大仏クイズ

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いきなりですが、奈良の大仏クイズです!

 

1. 奈良の大仏がある寺院の名前は?

2. 奈良の大仏の正式な名前は何でしょう?

3. 奈良の大仏が建てられたのは何時代でしょう?

4. 奈良の大仏の造立を命じた天皇の名前は?

5. 奈良の大仏の高さは何メートルでしょう?

 

さて、みなさんは全部わかったでしょうか。

実は私、1問目からわからなかったんです!知っているはずなのに思い出せない・・・。大人になるとこういうことって増えていきますよね(涙)。

答えを知ると笑ってしまうくらい簡単なんですけどね。では、答え合わせをしてみましょう!

 

1.奈良の大仏がある寺院の名前は「東大寺」

みなさん知ってますよね。私、これがなかなか出てこなかったんですよ。答えを知って笑ってしまいました。

大仏が安置されている東大寺の大仏殿は、世界最大級の木造建築としても知られています。大きさは、横幅50.0メートル、奥行50.5メートル、高さ46.4メートル。壮大なスケールですよね。

かなりの予算と労力をかけた国家プロジェクト。一説によると、当時の日本の国家予算の半分以上を費やしてつくられたとも言われています。

 

2. 奈良の大仏の正式な名前は「盧舎那仏」もしくは「毘盧遮那仏」

奈良の大仏さまと呼ばれて親しまれていますが、正式名称は「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」もしくは「毘盧遮那(びるしゃなぶつ)」。これも学校のテストで出題された記憶がありますね。その意味は、“智慧と慈悲の光明を照らし出す仏”。当時の人たちの願いが込められた大仏なのです。

 

3. 奈良の大仏が建てられたのは奈良時代

創建は奈良時代。その後、戦乱や天災により被害を受け、鎌倉時代、江戸時代と2度再建されています。

つまり、現在の建物は江戸時代に再建された三代目。初代に比べると3割ほど小さくなっているそうです。

三代の大仏殿は巨大な木材で支えられています。初代の柱は太さ約112センチで、長さ約20.7メートルと19.5メートル、約8.9メートルの柱をそれぞれ28本ずつ使用したという記録が残っています。

二代目鎌倉時代の大仏殿の柱はさらに太く、約153センチもありました。 3割縮小された今の大仏殿でも同じくらいの大きさが使われているそうです。

一般的な木造建築の角材が12センチ角なので、比較するとそのスケールがわかりますね。

江戸時代の再建の際には大きな木材の調達が困難となり、柱を1本の丸太でつくるのではなく、短い柱を3、4本つなぎ合わせた集成材にすることで再現しています。

初代、二代目、三代目と時代が下るにつれて、適材といえる木材の調達が厳しくなり、全国におふれを出して大きな木材を調達してきたそうです。

 

4. 奈良の大仏の造立を命じたのは聖武天皇

奈良時代は自然災害や疫病、飢饉や氾濫など、社会が不安定でした。そこで聖武天皇は、仏教による国家安泰を目指そうとします。

宇宙の中心にたつ仏「盧舎那仏」を建てることで、宗教的な一体感や天皇の権威を象徴しようとしたんですね。

 

5. 奈良の大仏の高さは15メートル

盧舎那仏の高さは約15m! 圧倒的なスケールです。

顔の幅は約3.2メートル、手の大きさ約2.5メートル。とにかく大きい。

「この盧舎那大仏が国中を照らし出し、平和な世の中をもたらしてくれますように」という聖武天皇の痛切な願いの表れともいえそうです。

ちなみに大仏殿の中には穴くぐりができる柱があるのはご存知の方も多いですよね。柱に横30センチ、縦37センチ、直径120センチの穴が開いており、その大きさは盧舎那仏の鼻の穴と同じくらいの大きさなのだとか。穴をくぐり抜けると、無病息災や頭がよくなるというご利益があるといわれています。

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先日、実際に奈良の大仏を見に行ってきました。南大門の凛々しさと、大仏殿の堂々たる佇まいは圧巻でした。子どものころに修学旅行で訪れた以来だったのですが、大人になってから見ると、木造建築の美しさや力強さがより一層際立って見えました。

東大時に限らず、歴史的な建築物を次世代に残すためには、保存・修復が欠かせません。ただ、修復する際に同じような木材が調達できなくなってきているのが現状。文化財継承のためにも、木や森のことを考え、育んでいくことが必要なんだと改めて感じました。

 

 

『異端の奇才―ビアズリー展』で見た、アートと家具に息づくジャポニズム

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「異端の奇才―ビアズリー」展、滑り込みで行ってきました。
東京・丸の内にある三菱一号館美術館で開催中の私的一大イベント。会期は5月11日までですが、ギリギリのタイミングで見に行くことができました。

【異端の奇才―ビアズリー展】
東京都・三菱一号館美術館
2025年2月15日(土)~5月11日(日)
公式サイト

19世紀末のイギリスの画家、オーブリー・ビアズリー(1872-1898)。25歳の若さで亡くなるまでに、「アーサー王の死」や「サロメ」など、精緻な線描で鮮烈な作品を残しました。

私がビアズリーの絵と出会ったのは、つい最近のこと。作家・原田マハさんの小説のファンになり、いろいろな作品を買い集めて読むのが楽しみになっていました。原田マハさんの小説は、表紙のイラストがどれも素敵で、その中でもひときわ私の目に強烈に映ったのが「サロメ」の表紙でした。

アイルランド出身の詩人・劇作家として名をはせたオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」をテーマにしたこの小説。血の滴る生首をなぞる指、サロメの表情―。サロメの異様なまでの執着を描写した絵が表紙を飾ります。

この絵に惹かれた私は、ビアズリーの絵を検索しました。「サロメ」のクライマックスは、宙に浮かんだサロメが斬首された預言者ヨハネの首を捧げ持ち、愛おしそうに口づけする「おまえの口にくちづけしたよ、ヨカナーン」の光景。一度見たら忘れられない作品です。まがまがしく妖艶で、私の目に鮮烈に残りました。

ビアズリー作「おまえの口にくちづけしたよ、ヨカナーン」1892~93年(プリンストン大学図書館蔵)

白と黒のモノクロームの世界、余白と精緻な線とのコントラスト。ビアズリーは幼いころから結核に悩まされており、寝る間も惜しんで夜な夜なろうそくの灯りの下で作品に没頭していたそうです。画家として活躍したのはたったの5年ですが、その作品は後世に大きな影響を与えました。

ビアズリー作「孔雀の裳裾」1893年(原画)、1907年(印刷)ロンドン、ヴィクトリア・安堵・アルバート博物館蔵

ビアズリーの絵について話し出すときりがないのですが、今回の展示で特徴的だったのは、画家の作品だけでなく、彼が生きた時代の家具も展示されていたことです。

建築家エドワード・ウィリアム・ゴドウィンが手がけた「ドロモア城の食器棚」

ビアズリーが生きた時代、イギリスでは日本の文化や芸術が注目を集め、芸術家やデザイナーたちはこぞってそのモチーフを取り入れていました。こうして生まれたのがアングロ=ジャパニーズ様式です。イギリス的「日本様式」の室内装飾やステンドグラスなどが生まれ、それらはビアズリーの作品にも大きな影響を与えたといわれています。

展示された中で特に印象的だったのは、ビアズリーが「サロメ」の挿絵に描き入れた可能性がある建築家エドワード・ウィリアム・ゴドウィンが手がけたコーヒー・テーブル。イギリス流の日本といった雰囲気を感じさせる作品です。ほかにも「ドロモア城の食器棚」、「ドロモア城の書きもの机」など、アングロ=ジャパニーズ様式の調度品も展示されていました。また、ロイヤル・ウースター社の「吉兆文カップ&ソーサー」や、ミントン社の「日本文物文皿」など、ジャポニズムの影響が色濃く残る作品が同時に展示されていたことで、ビアズリーの作品への理解が深まりました。

エドワード・ウィリアム・ゴドウィンが手がけたコーヒー・テーブル
エドワード・ウィリアム・ゴドウィン作「ドロモア城の書きもの机」
ミントン社「日本文物文皿」

以前紹介したゴッホの椅子もそうですが、アートと家具は互いに影響しあっていると感じます。装飾としての役割や空間の美学に共通点があるのかもしれません。

ビアズリーの絵に興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。そして、原田マハさんの「サロメ」は、アートに興味がない方でも楽しめる傑作。気軽に読んでみてほしい一冊です。

<参考>
『芸術新潮』2025年2月号、新潮社
『ビアズリー展』図録(東京:三菱一号館美術館、2025年)、青幻舎

※画像すべて「ビアズリー展」にて筆者が撮影

国産ヒノキのタイニーハウス「コダマベース」を勝手にランキング!

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私は今、車の中でこの原稿を書いています。 家の敷地内の駐車場に止めた車の中で(笑)。

「家の中でやればいいじゃん!」と思いますよね? しかし、暖かくなってきたこの季節、部屋の中より外のほうが断然心地よく、原稿仕事もはかどるんです。

自宅の駐車場ならWi-Fiもつながりますし、何より個室感があって集中できる! よくカフェで仕事をする方を見かけますが、私は無理。隣の人の会話や、誰が何を注文したのか気になってしまうんです。

そんな話はさておき、今回ご紹介するのは、車一台分の駐車場スペースがあれば設置できるタイニーハウス「コダマベース」です。

 

「コダマベース」とは?

「コダマベース」は、国内の針葉樹を有効活用しながら、人の心にも体にも優しく、使い勝手の良い小屋を作ろう! というコンセプトのもと誕生しました。

タイニーハウスが日本で注目され始めた2018年頃から、私はさまざまな会社が手がけるタイニーハウスを取材してきました。その中でも、「コダマベース」は特に細部へのこだわりが行き届いていると感じました。

そこで今回は、私の“勝手にランキング”形式で「コダマベース」の魅力をお伝えします!

インスタはこちらhttps://www.instagram.com/s/aGlnaGxpZ2h0OjE3ODUwNzY0ODc2NTk3Njg1?igsh=dmZmNTF4bGtmcGMw

 


◆ 1位:ライティングレールが標準装備

スポットライトやペンダントライトなど好きな照明を取り付けられるのがいいなと思いました。照明をどこにいくつ設置するかで、好みの空間が作れそうですよね。

◆2位:ベンチにもなる窓枠

これはもうデザインの勝利!

「コダマベース」には大きな窓と小さな窓が付いています。大きいほうの窓枠は30センチほどの奥行があって、ここがベンチとして使えるのです! 外の景色を眺めながらコーヒーを飲むとか、ゆったり読書をするとか、日向ぼっことか・・・。そんなシーンを想像して、これはいいぞ!と思いました。

ペアガラスになっていて、窓を閉めれば外の音が気にならないうえ、外気の影響を受けにくいという造りになっています。オリジナルで網戸がついているのもいいなぁと思います。

しかも、窓はペアガラス仕様で、断熱性が高く外の音も気になりません。オリジナルの網戸付きで、開ければ風通しも良好です。

ちなみに小さいほうの窓は、ペアガラスの扉と内開きの網戸。風が通りやすくなるので空気の循環ができます。

 

◆3位:DIYもできる頑丈な壁

「コダマベース」の内装は国産材の東濃ヒノキ。床材もヒノキの無垢。壁はヒノキの積層合板でできています。厚さが12mmあるのでどこでもネジが効くのがいいですね。

ハンモックや収納用の棚を付けたりもできるし、ギターハンガーをつけて楽器を収納しながら飾るとか、いろいろ考えるのが楽しくなりそう。壁の強度があるからできることだなと思います。

自分好みにカスタマイズできるのが楽しいポイントです。

◆4位:真鍮のスイッチプレート

これ、入って真っ先に気になりました。スイッチのプレートが真鍮製なんです!オプションかなと思ったら、標準装備。アンティークな雰囲気が好きな私にはたまらない!

空気に触れたり手の油に反応したりして、独特の深みを増していく真鍮。細かいところだけれど、スイッチは毎回目に触れるところ。こだわりが光っているなと感じました。

 

ちなみに、コンセントは室内に3カ所つけることが可能。好きなところにつけられるというのも、好きな位置に取り付けられるのも自由度が高くて◎。

 

◆5位:ヒノキの香り

「コダマベース」のなかは、とにかく気持ちがいい!

ドアや内装などヒノキの無垢材が使われているから、ヒノキの香りに包まれるんです。森にはいったときみたいに深呼吸したくなる気持ち。鎮静作用があるヒノキの香りと質感、手触りなど、リラックスできます。


5位まで挙げてみました。デフォルトでもけっこう満足な内容だと思いますがいかがでしたでしょうか。

デフォルトでも満足度の高い「コダマベース」ですが、オプションでウッドデッキやロフトを追加することも可能。

こんな快適な空間なら、仕事もますますはかどりそうだな〜と、車の中で原稿を書きながら改めて感じたのでした。

こんな風にカスタマイズしてお店にしちゃった人もいます。アレンジ次第で最高の空間がつくれそう

 

【参考】

コダマベース https://kodama-p.com/category/item/architecture/

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桜が咲かない未来がやってくる!? 桜の開花に異変

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桜シーズン到来!
前に「春の使者・桜。木材としても優秀な桜についてのお話」でも書きましたが、桜は高級家具などに使用される素材としても重宝されている木材。流通量が少ないため、貴重な材です。木材となったあとも、ほんのりと桜の香りが漂うというからなんとも風流ですよね。

さて、今回はそんな桜に異変が起きているというお話。

このままいくと将来桜が咲かなくなってしまうという研究結果もあり、お花見を待ち遠しく思っている人にとっては危機的状況が来ているのです。

 

◆お花見の起源

詳しい話の前に、お花見の由来についても調べてみたのでそちらを先に紹介しますね。

日本でお花見が定着したのはいつごろか—。

もともとは奈良時代に梅の花を観賞していたことに由来しているといわれています。平安時代になると梅から桜へと変わり、桜を愛でるのがお花見の主流となったようです。

平安時代の歌集「古今和歌集」には桜を詠んだ歌がたくさん残されていることから、当時の人たちも今の私たちのように桜に心惹かれていたことが伝わってきます。

当時、お花見は貴族のたしなみ。桜を見ながら華やかな宴会を開いたり歌を詠んだり蹴鞠(けまり)をしたりというのがお花見のスタイルだったようです。

鎌倉時代になると、武士の間でもお花見が浸透。安土桃山時代になると、豊臣秀吉が奈良や京都で盛大な花見を催したことが知られています。江戸時代になるとお花見は庶民の文化として定着。今のように桜の木の下に集まってワイワイみんなで楽しむという春の行事となっていったそうです。

 

◆開花時期は40年で約1週間早まっている

お花見は古くから春の風物詩として親しまれてきた行事なんですね。

それにしても、最近は桜の開花時期がだいぶ早まっているような気がしますよね。ニュースなどでも取り上げられていますが、記録によると桜の開花時期はこの40年で約1週間も早まっているそうです。

なぜ、そんなに早まっているのか。その理由は桜が咲く仕組みと気温が大きく関わっているからなんです。

桜の花になる花芽は、前年の夏につくられ、秋から冬にかけて寒い冬を越すために休眠します。その後、厳しい寒さにさらされることで休眠から目覚め(これを「休眠打破」といいます)、開花に向けての成長が再開。最高気温が一定の値に達したところで開花します。気温が高いほど開花が早まるというのは、このような仕組みだからなんですね。

4月1日時点での開花ラインの変化を見ると、開花時期が早まっていることがよくわかりますね。2021年の東京は2年連続で過去最速の3月14に開花宣言が出されました。さらに全国の半数にあたる28地点で開花日が観測史上最早を記録しています。

出典:環境省「デコ活」

 

1960年代から比べると3月の最高気温の平均も年々上がっています。それに伴って桜の開花日の平均は短くなっているのがわかります。

出典:環境省「デコ活」

 

一定期間低温にさらされることで花芽が目覚める「休眠打破」が、開花の必須条件。温暖化によって、冷え込みが足りず、花芽の発育が早まることで開花時期は早まってしまうということなんです。また、研究によると低温期間が充分でないために休眠打破が行われず、桜が開花しない地域もでると予想されています。

 

◆最速の桜開花は異常気象のひとつ

近年、世界各地で異常気象が観測されていますが「観測史上最も早い桜」というのも、異常気象の1つともいえるのではないでしょうか。

「春には桜が咲く」という日本人が当たり前に享受してきた四季の美しさ。子どもたちが大人になるころには、もしかしたら見られなくなってしまうことがあるかもしれません。美しい桜をいつまでも愛でることができる日本でありますように。私たちにできることをしなくては、と思ったのでした。

【参考】

農林水産省「日本の桜の歴史」

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2303/spe1_02.html

 

農林水産省「お花見の歴史とお花見弁当」

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/wagohan/articles/2303/spe15_02.html

 

環境省「デコ活」

https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/weather/article06.html?utm_source=chatgpt.com

 

桃の節句:「驚き、桃の木、山椒の木」ってなんだっけ?

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3月といえば桃の節句。

ふと「桃の木ってどんな感じだっけ?」と思った瞬間、頭の中で「驚き、桃の木、山椒の木」という言葉がよぎりました。今ではあまり耳にしなくなったこのフレーズ、一体どこから来たのでしょうか?

「驚き、桃の木、山椒の木」は、「とても驚いた」という意味の言葉遊びです。語呂の良さが特徴的で、一説によると昭和の名作映画『男はつらいよ』の主人公・寅さんのセリフとして広まったと言われています。また、人気アニメ『タイムボカンシリーズ』では「驚き桃の木山椒の木、ブリキにタヌキに洗濯機…」と続く形で使われていたようです。

こうした言葉遊びは「地口(じぐち)」といわれています。地口は、主に江戸時代に庶民の間で広まった言葉遊びの一種で、日常の言葉やことわざをもじったり、音を似せたりして作られるダジャレのようなものです。

「驚き、桃の木、山椒の木」も、こうした地口の流れを汲むフレーズのひとつ。言葉の響きやリズムの楽しさがありますよね。

さて、話を桃の木に戻しますね。

 

桃の木とは

桃の木はバラ科モモ属の落葉樹で、原産は中国。日本では弥生時代の遺跡から桃の種が見つかっており、古事記や日本書紀にも桃に関する記述があることから、古くから親しまれてきたことがわかります。

現在、日本で栽培されている桃の多くは、中国や欧米から入ってきた品種を日本の気候に合うように改良したものです。主要な生産地は山梨県と福島県の2県がトップで、長野県、山形県、和歌山県を含む5県で全国の約8割の桃が生産されています(令和5年度農林水産省調べ)。

 

桃の木の新たな活用法

桃の木は通常20〜30年で植え替えの時期を迎えます。これまで伐採された木は廃棄されるのが一般的でしたが、日本一の桃の生産量を誇る山梨県笛吹市では、これらの桃の木を再利用する取り組みが始まっています。

提供:ムラコシ精工

 

2024年にスタートした「桃の木プロジェクト」は、地元で住宅部品の製造を行う老舗メーカー・株式会社ムラコシ精工が運営。長年培った技術力を生かし、地域の課題解決に挑戦しています。

提供:ムラコシ精工

 

プロジェクトから生まれた「桃の木ドアレバー」は2024年ウッドデザイン賞を受賞。硬く引き締まった性質を持つ桃の木。優しい色合いや手触りが特徴で、どんなインテリアにも馴染みやすいのが魅力です。

提供:ムラコシ精工

 

桃の木の美しさや果実の味わいを楽しむだけでなく、資源としての可能性を広げることで、より持続可能な未来へとつながる。そんな取り組みに今後も注目したいですね。

 

【参考】

桃の木プロジェクト

https://www.murakoshiseikou.com/torikumi/momonokipj/

Instagram

https://www.murakoshiseikou.com/torikumi/momonokipj/

森林レンタルサービス「forenta」—好きなとき好きなだけいられる自分だけの森

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1年間、森の一角を貸してくれる、と言われたら何をしますか?

  • テントを張る。
  • ウッドデッキや簡単なシェルター作る。
  • 薪置き場や焚火スペースを作り、いつでも焚火ができるようにする。
  • 石やレンガでピザ窯を作る。
  • スモークハウスを作って燻製に挑戦する。

など、やりたいことはたくさん出てきますよね。

私の場合、森で一番やってみたいことは「ぼーっとする」かもしれません(笑)。何もしないというのも最高の贅沢ですよね。

自分専用の森をレンタルできるサービス

自然に浸りたいな~というとき、一番手っ取り早いのはキャンプに行くことかなと思うのですが、昨今のブームも相まって、人気のキャンプ場は予約がなかなかとりづらい状態が続いています。

コロナ禍を経てキャンプ場の数も増えたようですが、キャンプ場によっては隣の区画との距離が近すぎて話している内容が聞こえてしまったり、子ども同士がもめたりなんていうこともあって、リラックスしに行ったはずが、ただ疲れて帰ってきたなんていうこともあると聞きます。

そんななか、岐阜県で2020年にスタートした「forenta」という森林レンタルサービスが注目を集めています。自分だけの森を年間契約で借りられるサービスで、予約なしでいつでも好きなときに訪れることができるというもの。まるで自分の秘密基地を持つような感覚で利用できるとあって、キャンパーを中心に人気が高まっています。

「forenta」利用者の区画。(提供:forenta)

サービスが始まった背景には、日本の林業が抱えるさまざまな問題があったといいます。

高齢化が進み、森の手入れが追いつかなくなったり、木材生産だけでは経営が成り立たなかったりと、全国の山主たちは苦しい状況に立たされています。山間地域の過疎化も深刻で、人の出入りが減ることで森はますます荒れていく。こうした課題を解決するために生まれたのが「forenta」なのです。

年間いつでも行けるから四季の移ろいも楽しめる(提供:forenta)

借りる人、貸す人、そして自然。三者すべてにプラスになる仕組み

「forenta」の魅力は、自然そのままを自由に使えるという点。なので、山のオーナーは初期投資不要で森を貸し、手間をかけずに収益を得られるというメリットがあります。一方、利用者は、自分で好きなように森を整備しながら使えるため、“森のオーナー”になったような気分を味わえます。

利用者が自分の区画として森を使うことは、自然にとってもメリットがあります。今、戦後に植えられた人工林は、手入れがされずに放置されるケースが増えていて、各地で問題になっています。人工林は人の手が入らなくなるとどんどん荒れてしまう。でも、「forenta」を通じて人が森に入り、適度に活用することで、森林が健全に保たれていくことが期待されれているのです。

 

「forenta」利用者の区画。(提供:forenta)

自由度が高い「forenta」

年間契約だから、思い立ったときにすぐ森へ行けるのが「forenta」の大きな特長。焚火はもちろんOKで、小さな木なら伐採も可能。キノコや果実を採ることもできます。静岡県伊東市の宇佐美キャンプエリアでは、区画内に実ったみかんが好きなだけ食べられるとか。さらに、自分の区画なのでテントを張ったまま帰っても問題ない。広い区画が確保されているので、他の利用者の音が気になることもほとんどないそうです。

区画内に実った果物やキノコは収穫OK。四季の食材を見つけに行くのも楽しみになりそうです(提供:forenta))

比較的平坦で車で乗り入れやすい土地が選ばれていたり、アクセスのしやすさも考慮されています。ただし、森の中はほぼ手つかずの自然なので、自分で開拓するワイルドなキャンプを楽しみたい人、という条件は踏まえておいたほうがいいかもしれません。

近くの沢から水をひく水路を自作する人も!「forenta」利用者の区画。(提供:forenta)

一時期のキャンプブームにのり、山を買うという人も多いと聞きます。

ただ、山を買うとなると、登記手続きや固定資産税、森林組合費、伐採の管理など、いろいろと手間がかかりますよね。買った後の管理は、想像しているよりも大変という声もあるといいます。でも、「forenta」ならレンタルなので、そうした負担は一切なし。1年ごとに契約を更新することで、長期の利用も可能です。

利用者の中にはログハウスを建てたり、露天風呂やミニガーデンを作ったりと、みなさん思い思いの使い方で自分だけの森を楽しんでいるようです。

「forenta」利用者の区画。(提供:forenta)

「forenta」は、森を活用しながら自然と共存し、地域の課題解決にも貢献するサービス。ありそうでなかった画期的なアイデアが評価されて、「2022年度グッドデザイン賞」「ウッドデザイン賞2022」をW受賞。今では北海道、静岡、京都、福岡と全国に広がりを見せています。単なるレンタルサービスではなく、森と人をつなぐ新しい仕組みとして、これからさらに広がっていきそうですね。

 

【参考】

forenta

https://www.forenta.net/

「forenta」Instagram

https://www.instagram.com/forenta1/

東京新木場「木材会館」。映画、CM、TVにも登場する国産材をふんだんに使った木のビル

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新年のご挨拶にはだいぶ遅くなってしまいましたが、みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、今回は東京都江東区新木場にある木材会館についてお伝えしようと思います。

新木場駅の構内。木材推しです!

 

新木場駅を降りてすぐの場所にある木材会館。映画やドラマのロケ地としても使用される撮影スポットでもあります。

駅前のモニュメント

 

近づいて全貌が見えると、思わずパシャパシャと写真を撮りまくり。

外観がすでにかっこいい!

木とコンクリートがランダムに組み合わさって、リズミカルな印象を受けます。「木材を使っています!」というこのインパクトは、さすが木材会館というだけあります。

木材業界のシンボル「木材会館」

 

 

■ヒノキの大梁がダイナミックな7階ホール

ヒノキの香りと自然光に包まれてなんとも開放的!

天井から壁にかけて、大きなL字型の大梁が並んでいます。圧倒的な存在感を放つダイナミックな梁は、誰もがしばらくポカンと見上げてしまうほど。

入口から奥までが24m、幅19mという実際にも広い空間なのですが、さらに広く感じさせているのは5.4mという天井の高さかもしれません。

5.4mという高さは、万が一床面で火災が起きたとしても、炎や高温の煙が梁に触れないようにするためなんだとか。この天井高を確保することで、木を不燃化することなく自然のまま使用することが可能になったとのことです。

板状の木を積み上げたデザインに注目が集まる7階大ホールの入り口

 

ちなみに木の不燃化処理とは、不燃薬剤に木を浸して木材の中の水分と薬剤を転置する方法だそう。木が重たくなる、木の質感が変わってしまうこともあるため、できる限り自然のまま使いたいというのが同会館のデザインに反映されているようです。

梁に使われているのは岐阜県産の良質なヒノキ。ヒノキの角材を束ねてボルトで縫い合わせ一体化したものを1本の梁として使っているとのこと。接着剤をいっさい使わずに仕上げているため、ボルトを外せば元の角材に還元され、他の用途への流用が可能。ビルの寿命後の再利用まで考えられているのはさすがですね。

 

■思わず裸足で歩きたくなるヒノキ舞台

舞台では演劇なども行われるそう

1階のギャラリーにはヒノキ舞台が設置されています。舞台の東側にはヒノキの角材がランダムに組み合わされた壁。ユニークですよね。暗号でも唱えたら「ゴゴゴー!」と音を立てて開きそう(笑)。

せっかくなので靴下を脱いで裸足で舞台に立ってみました。冬だったのにそんなに冷たさを感じず、木の心地よさが足の裏から伝わってくるような気がしました。

ヒノキ舞台のある1階ギャラリー

 

奥には茶室も用意されています。

水屋を備えた本格的な茶室で、お茶や生け花、詩吟の教室などに使われているそうです。

1階の茶室

 

■小ホールに立つスギの木立!?

波打つデザインに木目の美しさが際立つカウンター

入口には木目の特徴をデザインに活かした大きなカウンターが目に留まります。ヒノキの角材を波上に削り、波状に削り、積み重ねて製作されたもの。板目と柾目の違いがはっきりと目に見えて、木の力強さとかエネルギーを感じます。

案内してくださったガイドさんが「奥に木立がありますよ」と言うので、ホールの奥に進むとこんなスペースが用意されていました。

5cmほどの幅にカットされたスギ板が天井から床に、何本も張り巡らされ、本当に「スギの木立」が表現されていました。カーテンをあければ自然光が木立の間から差し込んでくるデザインに。光の入り方もデザインの妙といえそうです。

6階小ホールにあらわれたスギの木立

 

 

■「都市建築における木の復権を目指す」木材会館

エントランスホール

 

国産材の需要低迷という状況を変えたい、「木の国 日本」の名にふさわしい建築を、という想いでつくられた木材会館。

2009年の竣工から今年で16年が経とうとしています。

時を経るにつれて木は変色します。私が訪れた際も、バルコニーなど日差しを受ける場所はもれなくグレーに色が変わっていました。木とのコントラストを生み出しているコンクリートも、木の灰汁によって少しずつ黄ばんでいき、もしかしたら数年後、数十年後にはコンクリートと木が同じような色になっているということもありえるそうです。時間の経過とともに、変化していくのも木のおもしろみですよね。

最上階にあたる7階のバルコニー

木材会館を見学して、改めて日本は木の国なんだな~と実感しました。

 

今回は昼間におじゃましたのですが、木材会館は実は夜景も美しいのだとか。オフィスの明かりがついたとき、この外観はどんな見え方をするのか、実際に見てみたいところ。今度は夜に訪れてみたいと思います。

1階屋内階段

 

事前予約で見学可能なので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。

https://www.mokuzai-tonya.jp/mokuzaikaikan/index.html

 

【参照】

木材会館小冊子「都市建築物にも木の潤いを!―中高層ビルへの木材活用策―」(東京木材問屋協同組合)

7階バルコニーの眺望も見どころのひとつ!

オフィスで天然木のテーブルを使うメリットとは

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木製会議用テーブルが増えている理由。その魅力と効能とは

前回、木造の高層ビルが増えているというお話をしましたが、そこまで大規模でないにしろ、中小企業にも木質化のブームはすでに到来。会議室や休憩室など部分的な内装の木質化を進める動きが年々活発化しています。

■オフィスで無垢材を使うメリット

オフィス内を木質化すると生産性があがるとか、リラックスした気分になれるというメリットが実証されています。とある実験では、木質化(ウォールナット)された空間と非木質化(クロス張り)の空間で脳の血流と心拍を測定したところ、木質化空間のほうがだるさやぼやけなどの疲労感が軽減するという結果に。

会社の休憩スペースがこんな感じだったら素敵ですね!樹齢600年のブビンガ材を輪切りにした一枚板

 

林野庁も「建物の内装木質化のすすめ」として取組みを進めています。木質化の効果について、検証により実証された効果を資料から一部紹介してみますね。

<心理面の効果>

スギ材から揮発した匂いがストレスを抑制

<身体面・衛星面の効果>

ヒノキの匂い成分がヒトの免疫機能の働きを上昇

感情の落ち込み、疲労感、ストレスが緩和

木の吸放湿作用が室内空間の湿度をある程度一定に保つ

空気浄化効果、精油の抗菌効果

<生産性の効果>

無垢材の部屋は深睡眠の時間が長く日中の作業効率が向上

集中しやすい、発想力が発揮しやすい効果

サイズオーダー無料・CONNECTのカスタムテーブル。足をスチール製にすることも可能。天板の樹種も選べます

 

などなど。空間に占める木の割合が増えるほど、その効果もあがっていくそう。無機質な会議室より木に囲まれた空間のほうが、積極的なディスカッションができるというイメージも、こうした実験結果を見ると納得できますね。

 

一枚板 テーブル ウォルナット。ダイニング用テーブルも組み合わせによってはミーティングデスクとして利用できます

 

私の個人的な自己分析結果でいくと、従来の会議室では「会議だ、がんばらねば」というやや硬いモード。それに対して木質化された空間での会議だと「よし!会議がんばるぞ」というテンションになります(笑)。

単純に木質化空間が好きという主観的要素もありますが、みなさんもそんな気がしませんか? 会議室もしくは個人で使うテーブルや椅子が木に替わった、というシーンを想像してみてください。テンションが下がる人っていない気がしますがいかがでしょう。

もしかしたら殺伐とした会議も穏やかに進んでいくとか、そんなメリットもあるかもしれませんね。

 

来客用のVIPルーム。無垢材ならではの落ち着いた空間が広がります

 

■デスクだけでも無垢材に

大きな改装は今すぐ無理という場合、デスクだけでも無垢材に替えてみるという会社も最近増えています。

これまでは、汚れにくい、傷がつきにくいといった理由から化粧板のデスクが主流でしたが、今の時代は木の温もりです!

一日の多くを過ごすオフィス。快適な空間になったらいいですよね。

杉材の一枚板でできた個人のワークデスク。リラックスして仕事に打ち込めそうです
会社のエントランスに置かれた東濃杉の特注ベンチ

 

※画像はすべてCONNECT

 

【参考】

林野庁補助事業「木材利用に取り組む民間 企業ネットワークの構築事業」

https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/attach/pdf/wckyougikai-47.pdf

 

木工ワークショップで森に親しむ。子どもとDIY体験

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUTDIY憧れのライフスタイル木育

コチラ、なんだかわかりますか?

スマホスタンドです!ドリルで穴をあけて下から充電コードがさせるようになっています。

東濃ヒノキの端材を使った木工ワークショップに参加して作ってきたもの。ほのかにヒノキの香りが漂って、コロンとした形と柔らかい手触りがとても気に入っています。

最近では、ホームセンターやまちなかのイベントでも木を使ったワークショップを開催していて、気軽にできる体験として人気を集めていますよね。今回、私が参加したのはそれとはちょっと違う特別なイベント。森の中に入って森林をまるごと体験するツアー「コダマフォレストキャラバン」の一環として開催されました。

 

 

■子どもと森に親しむ「コダマフォレストキャラバン」

 

日帰り森林体験ツアー「コダマフォレストキャラバン」の何が特別かというと—。

ワークショップで使う木材がいったいどこからやってきて、どうやって自分の手元にやってくるのか、ということを知ることができるんです。

 

まず、森林インストラクターの方のガイド付きで木が育った森を散策。森の木がどうやって育っているのかを実際に見ることができます。

雨水をろ過したり、二酸化炭素を吸収して酸素をつくったり、土砂崩れを防いだり、生き物の住処になったり、実にたくさんの機能を持った森。水も空気も私たちの暮らしは森の恵みがあってこそなんだなということを実感することができます。

 

■大迫力の製材工場も見学!

大きな丸太が機械にのってゴロンゴロンと豪快に音を立てます。ここは、銘木・東濃ヒノキの産地である岐阜県の東白川村製材協同組合の工場。ツアーでは、こうした工場も見学させてもらえるのです。

 丸太を建材に仕上げる機械にみんな圧倒!木の太さを計測し丸太を自動でカットしていきます。

角材となったヒノキは積み上げられて乾燥の工程へ。製材の工程では乾燥がもっとも重要だとか。水分を多く含んだヒノキはしっかり乾燥させないと、ひび割れや波うちの原因に。家の建材として使用する場合、壁にひび割れが起きたり家自体がゆがんでしまったりすることがあるため、乾燥機の中で3日間おかれたあと、最終仕上げをして完成となるそうです。

積み上げられた角材を見上げて、木材をつくるのにもたくさんの手間がかかっているんだね、とみんなで話していました。

 

■森を体感・見学してからのDIY

 ツアーの最後にお待ちかねの木工ワークショップ。森の散策や製材工場の見学を通して木にふれてきただけに、ワークショップで使う木材ひとつにもとても愛着がわきます。

 あらかじめ輪切りにされている素材の中から好きなものを選びます。地元の木工職人がフォローしてくれるので、お子さんでも大丈夫! ドリルで穴をあけてペンスタンドを作る人、ひたすらサンドペーパーでつるつるの手触りに仕上げていく人・・・。各々作業に集中して無口に(笑)

作業をしている間もヒノキの香りが辺りに漂っていて、とてもリラックスした没入感を味わえたのでした。

 

 ■スペシャルな森のごちそうも堪能

まるっと1日森林体験ということで、昼食には特別なメニューが用意されていました。

川で育ったアユ、地元の野菜を使った麹のおかず、農薬・化学肥料を使わない「はざ干し自然米」、そしてお米を食べて育ったニワトリのたまご。きちんと手をかけて育てられた素材は特別おいしく感じられました。ありきたりな表現かもしれませんが自然の中で食べるごはんは本当に格別。箸が進んでいつもより食べ過ぎてしまった気がします…。

アユを泳いでいるように見立てて串を打つ“踊り串”。みんなで自分のアユの串打ちに挑戦しました!

 

ニワトリ小屋にいって1人1個たまごをもらいました

 

平飼いされているニワトリを触るという貴重な体験も

 

丹精込めて育てられた無農薬米「はざ干し米」をTKGでいただきます。レモン色の黄身は濃厚でとても贅沢な味わいに感激!

 

というわけで、「食」も含めて1日みっちり楽しめた「コダマフォレストキャラバン」でした。

 

■木ってかっこいい!森って気持ちいい!

会ったことがない人より、直接顔を合わせた人のほうが親近感がわいて安心感できる、という感覚ありませんか。森に行くとそんな気持ちになります(私だけかもしれませんが…)

ぼんやりとしか知らなかったことが、急に自分の身近な話になる。というか。

森の恩恵にあずかっていることをうっかり忘れてしまって、ハッと思い出すみたいな感覚かもしれません。

森からもらっているものをちゃんと知っておくことって大事。そして、子どもたちにもそれを知っておいてほしいと思います。

森が雨水をろ過して川になって下流のまちに住む私たちの暮らしを支えてくれていることとか、地球温暖化を抑制してくれることとか、森を健康に保つためには人の手が必要なこととか、純粋に森に行くと気持ちが安らぐこととか—。

難しいことがわからなくてもいい気がします。「木ってなんかかっこいいよね」「森ってとにかく気持ちいいよね」そんなことを感じられたら、結果はあとからついてくるのかも。

実体験として、この感覚を知っているかどうかが大事、そんなことを感じました。

丸太割り体験も!大人も子どもも一緒に楽しめるツアーでした

 

 

【参考

コダマフォレストキャラバン

コダマフォレストキャラバン2025開催決定!

 

 

 

 

脱炭素社会の実現に貢献。木造高層ビルが続々と誕生予定

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUT憧れのライフスタイル

最近、オフィスビルが次々と木造化されるというニュースをよく聞きます。

有名なところだと、東京海上日動ビル本館・新館の建て替え。国産木材をふんだんに使用した新オフィスが2028年の竣工の予定です。完成すれば、木の使用料が世界最大規模となる高さ100メートルの「木の本店ビル」となります。

三井不動産と竹中工務店が手がける、仮称・日本橋本町木造計画(むろまち小路)は、「日本橋に森をつくる」をコンセプトにした国内最大規模の木造賃貸オフィスビル。2026~27年に竣工予定だそうです。ほかにも、環境配慮型の木質耐火部材を日本で初めて採用したオフィスビルが秋葉原にできるとか。

都市の木造化が進んでいるのを実感しますね。

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■進化した技術と木材

 

建築の技術革新ってすごいですよね。高層ビルを鉄筋コンクリートではなく木造で建てることができるなんて!

木造化が進んでいる理由として、耐震性や耐火性、断熱性に優れた木材が開発されたことが大きいようです。これまでの木造技術では強度に不安があったため、高層ビルを建てることが難しいという現状がありました。建物が密集する都市部では、防火規制も厳しいため木材を柱や梁として使用することが難しかったことも原因としてあげられています。

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それが、ここ数年で飛躍的に進化!耐火、耐震、断熱効果に優れたCLTという木材が普及したことで、木造中高層ビルが実現できるようになったのです。

今では、オフィスビルだけでなくマンションや学校の校舎にも進化した木材と木造技術が用いられるようになっています。

構造躯体として建物を支えると共に、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性などの複合的な効果も期待できる木材「CLT」(画像提供:一般社団法人日本CLT協会)

 

■大量の木材を使うことで脱炭素社会の実現へ

 

木造化のもう1つの理由は、脱炭素社会への意識が高まったこと。

2050年までに温室効果ガスの排出をトータルしてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指す、と宣言している日本。二酸化炭素を吸収する森林を健康に保てるかどうかが、目標を達成するための鍵になってくるのです。

高層ビルの木造化には、当然大量の木を使います。となると、国内の森林資源は有効活用され、森を支える地域の経済が潤うわけで。その結果、適切に管理できるようになり森は健康を取り戻し、脱炭素社会の実現にも近づくことができるのです。

そしてもう1つの理由は法整備が進んだこと。

2010年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が制定され、国をあげて木材利用の促進に取り組んできました。

2021年には「「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に改名されて、対象を公共建築物から建築物一般に拡大されました。

こうした背景から、木造建造物が増えているんですね。

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私たちの身近なところでも木造建造物が増えていたり、オフィスを木質化するという動きも活発になってきています。

次回、そのあたりも掘り下げてみようと思います。

 

 

 

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