ピアノを売ろうとして気づいたこと。一生モノの家具に共通する“木の価値”

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私の家には、ピアノがあります

KAWAIのアップライトピアノで、祖父が入学のお祝いに買ってくれたものです。まだ小さかった私にとって、それはとても大きな贈り物で、記憶のなかでも強く印象に残っています。

小学4年生くらいまでは、ピアノ教室に通ってレッスンを受けていました。でも次第に他の習い事に夢中になり、通わなくなってしまいました。

大人になった今では、年に数回ふと弾いてみる程度。ほとんど出番がなくなってしまったピアノを見て、「ちゃんと使ってくれる人のところに行ったほうが幸せなんじゃないか」と思うようになりました。

そんな気持ちもあって、よくテレビCMで見かける「ピアノ売ってちょうだい♪」のような買い取りサービスに査定をお願いしてみました。製造から30年以上経っているし、値段なんてつかないだろうな……と正直、あまり期待していませんでした。

ところが、想像していたよりもずっと高い金額を提示されて、驚いてしまったのです。

普通なら「ラッキー!」と即決してしまいそうなところですが、不思議なことに心がざわついてしまい、その場で「やっぱりやめます」と保留にしてしまいました。

なぜ私は迷ってしまったのか

その理由を改めて考えてみたところ、私の中で引っかかっていたのは「想い出の価値」だったのだと気づきました。

祖父に買ってもらったこと、一緒に育ってきたこと、発表会の前に必死で練習したこと。そんな記憶が、ピアノの音や姿とともに自分のなかに刻まれていたのです。

今ではあまり弾いていないとはいえ、私の暮らしの風景の中にそのピアノは当たり前のようにあって、「いなくなったら寂しいな」と思ってしまったのでした。

ピアノって、場所もとるし、引き取ってもらえれば部屋も広くなるし、合理的には手放したほうがいいのかもしれません。でも、なんだかそれだけでは説明できない、情のようなものがあるのですね。

今では電子ピアノもだいぶ普及してきました。電子ピアノは音量調整や録音機能などもあって便利ですが、いわゆる“電化製品”の分類になるため、2~3年ほどで買い取り価格がつかなくなると言われています。その点、アップライトやグランドなどのアコースティックピアノは、ほとんどの構造が木材でできていて、きちんとメンテナンスすれば30年、40年たっても価値が残るということを今回の経験から知りました。

この話、実は「家具」にも通じる気がしています

ファストインテリアのように、手軽に買い替えられる家具が身近になった一方で、コロナ禍以降、「一生モノ」と呼ばれるような無垢材の家具への関心も高まっています。
木の家具は、時間とともに色や手触りが変わっていきます。傷やシミさえも、“想い出”として味わいになっていく。それは、私にとってのピアノと同じように、ただの“モノ”ではなく、“一緒に育っていく存在”になっていくのだと思います。

そして、メンテナンスしながら長く付き合えるところもまた、木の家具やピアノの魅力です。手をかけることで、より愛着が深まっていくのです。

貴重な一枚板の座敷机をダイニングテーブルとして再生したrewoodの家具

 

読者のみなさんの家には、長く付き合っている家具はありますか? また、これから一緒に“育てていきたい”と思える家具、どんなものを思い浮かべますか?

 

【参考】

https://re-wood.jp/

北欧×和のインテリア「Japandhi(ジャパンディ)」で、暮らしにちょうどいい居心地の良さを

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前回、『異端の奇才―ビアズリー展』で見た、アートと家具に息づくジャポニズム』では、19世紀に流行っていた「アングロジャパニーズ様式」の家具についてお届けしましたが、今回は「Japandhi(ジャパンディ)について書いてみようと思います。

先日、インテリア好きな友人の家に遊びに行ったのですが、数年ぶりに訪れた彼女の家は、以前とは違った雰囲気になっていました。彼女いわく「ジャパンディスタイルでまとめた」とのこと。

「Japandi(ジャパンディ)」とは、「Japanese(日本の)」と「Scandinavian(北欧の)」の意匠を融合させたスタイルのこと。日本の伝統的な和とニュートラルな北欧デザインがミックスされたスタイルは、とてもリラックスできて居心地のいいものでした。

 

 2010年ごろから台頭してきた「ジャパンディ」ブーム

北欧のデザイナーが日本の文化に注目したことから生まれた「ジャパンディ」は、2010年頃にはすでにインテリア業界では使われていた用語のようです。

私たちがよく目にするようになったのは2020年より少し前くらいだったような気がします。大型家具店などでも“ジャパンディ”スタイルが大きく取り上げられていたのを覚えています。

コロナ禍を経て、家の居心地の良さを求める人が多くなったこともあり、すっかり定着してきたように思いますが、ここでどんなものなのか、特徴を整理してみようと思います。

 

「ジャパンディ」の特徴

 

◆ミニマルで機能的

・和の直線的なデザインや、引き戸、障子などに見られる空間を仕切る機能的な要素がつまっている。

・余白の美を追求するレイアウト

・必要最低限のものしか置かないミニマルな美

 

◆自然素材を使う

・陶器、和紙、木工など、日本の職人技や北欧のハンドクラフト感があるものを置く

・木、竹、麻、リネンなど、自然素材を使用したナチュラルな風合いを重視

・観葉植物などグリーンを配置

 

◆配色はアースカラー

・主張しない色、例えばベージュ、アイボリー、グレージュ、淡いブラウンなどのナチュラルなアースカラーを使う

 

◆ローアングル

・日本の「座」の文化を意識した床に近い目線

・低めの家具で揃えることで開放感を演出

 

◆柔らかな光

・直接的な光より柔らかく空間を照らす間接照明が中心

・白色より電球色で温かみを出す

 

和ベースが「和モダン」、北欧ベースが「ジャパンディ」

 

和モダンと何が違うの?と思う人もいるかもしれませんね。和モダンは、日本の伝統美をベースに現代風のデザインを取り入れたもの。つまり「和」がベースになっています。

一方、ジャパンディは、北欧のスタイルに和の雰囲気をプラスするという考え方。「北欧」がベースになっているという違いがあります。

ちなみに、「ジャパンディスタイル」に向いているのは、こんな家具。

コダマ「ローバックソファ」 /木の柔らかさや快適な座り心地を感じられる天然木のローソファ。アイボリー、ベージュなどファブリックの色を選べます

 

北欧 120ダイニングベンチNRT-CH-002/アッシュ材のフレームにしっかり編み込まれたペーパーコードの座面。クラフト感とナチュラルな質感で「ジャパンディ」スタイルを実現できそう

 

ピークチェアNRT-C-156 /シンプルで機能的な美を追求した人気の高い一脚。座面やフレームの色も選べます

 

背の低い家具、「座」の文化、余白の美といったジャパンディのコンセプトは、子育て世代にもフィットしそう。実際に友人宅の子どもたちも、床でおもちゃを広げたり、ローテーブルでお絵描きしたりと、楽しそうに遊んでいました。

 

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友人宅で印象的だったのは、南部鉄器の茶器。凛とした佇まいだけれど、柔らかなフォルムを帯びた急須に日本の美しさを感じました。

日本の美学ともいえる「わび」「さび」。風合いや味わい深さを神髄とする精神と、北欧の“ヒュッゲ”(=居心地のいい空間)が融合した「ジャパンディスタイル」。日本の生活や文化にもちょうどいい心地よさをもたらしてくれそうだなと、美味しいお茶をいただきながら改めて感じたのでした。

 

 

 

 

 

東京新木場「木材会館」。映画、CM、TVにも登場する国産材をふんだんに使った木のビル

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新年のご挨拶にはだいぶ遅くなってしまいましたが、みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、今回は東京都江東区新木場にある木材会館についてお伝えしようと思います。

新木場駅の構内。木材推しです!

 

新木場駅を降りてすぐの場所にある木材会館。映画やドラマのロケ地としても使用される撮影スポットでもあります。

駅前のモニュメント

 

近づいて全貌が見えると、思わずパシャパシャと写真を撮りまくり。

外観がすでにかっこいい!

木とコンクリートがランダムに組み合わさって、リズミカルな印象を受けます。「木材を使っています!」というこのインパクトは、さすが木材会館というだけあります。

木材業界のシンボル「木材会館」

 

 

■ヒノキの大梁がダイナミックな7階ホール

ヒノキの香りと自然光に包まれてなんとも開放的!

天井から壁にかけて、大きなL字型の大梁が並んでいます。圧倒的な存在感を放つダイナミックな梁は、誰もがしばらくポカンと見上げてしまうほど。

入口から奥までが24m、幅19mという実際にも広い空間なのですが、さらに広く感じさせているのは5.4mという天井の高さかもしれません。

5.4mという高さは、万が一床面で火災が起きたとしても、炎や高温の煙が梁に触れないようにするためなんだとか。この天井高を確保することで、木を不燃化することなく自然のまま使用することが可能になったとのことです。

板状の木を積み上げたデザインに注目が集まる7階大ホールの入り口

 

ちなみに木の不燃化処理とは、不燃薬剤に木を浸して木材の中の水分と薬剤を転置する方法だそう。木が重たくなる、木の質感が変わってしまうこともあるため、できる限り自然のまま使いたいというのが同会館のデザインに反映されているようです。

梁に使われているのは岐阜県産の良質なヒノキ。ヒノキの角材を束ねてボルトで縫い合わせ一体化したものを1本の梁として使っているとのこと。接着剤をいっさい使わずに仕上げているため、ボルトを外せば元の角材に還元され、他の用途への流用が可能。ビルの寿命後の再利用まで考えられているのはさすがですね。

 

■思わず裸足で歩きたくなるヒノキ舞台

舞台では演劇なども行われるそう

1階のギャラリーにはヒノキ舞台が設置されています。舞台の東側にはヒノキの角材がランダムに組み合わされた壁。ユニークですよね。暗号でも唱えたら「ゴゴゴー!」と音を立てて開きそう(笑)。

せっかくなので靴下を脱いで裸足で舞台に立ってみました。冬だったのにそんなに冷たさを感じず、木の心地よさが足の裏から伝わってくるような気がしました。

ヒノキ舞台のある1階ギャラリー

 

奥には茶室も用意されています。

水屋を備えた本格的な茶室で、お茶や生け花、詩吟の教室などに使われているそうです。

1階の茶室

 

■小ホールに立つスギの木立!?

波打つデザインに木目の美しさが際立つカウンター

入口には木目の特徴をデザインに活かした大きなカウンターが目に留まります。ヒノキの角材を波上に削り、波状に削り、積み重ねて製作されたもの。板目と柾目の違いがはっきりと目に見えて、木の力強さとかエネルギーを感じます。

案内してくださったガイドさんが「奥に木立がありますよ」と言うので、ホールの奥に進むとこんなスペースが用意されていました。

5cmほどの幅にカットされたスギ板が天井から床に、何本も張り巡らされ、本当に「スギの木立」が表現されていました。カーテンをあければ自然光が木立の間から差し込んでくるデザインに。光の入り方もデザインの妙といえそうです。

6階小ホールにあらわれたスギの木立

 

 

■「都市建築における木の復権を目指す」木材会館

エントランスホール

 

国産材の需要低迷という状況を変えたい、「木の国 日本」の名にふさわしい建築を、という想いでつくられた木材会館。

2009年の竣工から今年で16年が経とうとしています。

時を経るにつれて木は変色します。私が訪れた際も、バルコニーなど日差しを受ける場所はもれなくグレーに色が変わっていました。木とのコントラストを生み出しているコンクリートも、木の灰汁によって少しずつ黄ばんでいき、もしかしたら数年後、数十年後にはコンクリートと木が同じような色になっているということもありえるそうです。時間の経過とともに、変化していくのも木のおもしろみですよね。

最上階にあたる7階のバルコニー

木材会館を見学して、改めて日本は木の国なんだな~と実感しました。

 

今回は昼間におじゃましたのですが、木材会館は実は夜景も美しいのだとか。オフィスの明かりがついたとき、この外観はどんな見え方をするのか、実際に見てみたいところ。今度は夜に訪れてみたいと思います。

1階屋内階段

 

事前予約で見学可能なので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。

https://www.mokuzai-tonya.jp/mokuzaikaikan/index.html

 

【参照】

木材会館小冊子「都市建築物にも木の潤いを!―中高層ビルへの木材活用策―」(東京木材問屋協同組合)

7階バルコニーの眺望も見どころのひとつ!

アートと椅子の関係性を探る「アブソリュート・チェアーズ」

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椅子って、家具のなかでもとりわけファンが多いアイテムですよね。

「Yチェア」で有名なデンマークの巨匠ウエグナー、「セブンチェア」のヤコブセン、ミッドセンチュリーをけん引したイームズなどのデザイナーズチェアには、今もなお熱い視線が注がれています。

CONNECTコンフォートチェア

 

多くの人を魅了する椅子は、家具としてだけでなく、絵画などにもよく登場します。以前このブログで紹介した“ゴッホの椅子もそうですが、椅子がアーティストにとっても魅力的なモチーフだったということがうかがえます。

 

 

現代美術のなかの「椅子なるもの」とは

 

そんな椅子に焦点をあてた美術展が開催されていたので、足を運んでみました。タイトルは「アブソリュート・チェアーズ」。“現代美術のなかの椅子なるもの”というサブタイトルがつけられています。

愛知県美術館にて9/23(月・祝)まで開催中

 

入場してすぐに目についたのは、台所用のスツールの上に自転車の車輪がくっついた作品。こちらは、レディメイドの手法で有名なマルセル・デュシャンの作品。彼の最初のレディメイドといわれる≪自転車の車輪≫です。撮影不可だったので、ここではお見せできないのですが。椅子としての最大の機能「座る」ということを排除したこの作品を見て、「う~ん」となってしまいました。全然理解できない(笑)

このデュシャンの作品を筆頭に第1章は「美術館の座れない椅子」というテーマでくくられています。

 

岡本太郎の≪坐ることを拒否する椅子≫は、座面に挑発的な顔が描かれていて、ゴツゴツして座りにくそうな椅子が並んでいます。あの岡本太郎さんですから「座ってのんびりしてる場合じゃないんだよ!」という私たちへの叱咤激励なのかな、と感じました。

カラフルでポップな作品、ジム・ランビーの≪トレイン イン ヴェイン≫は、中古の椅子をペイントして切断し即興的に組み上げたものだそう。解説文には「まさにその“座る”という役割を封じることで、物体としての椅子がもつユニークな構造が前景化する」と書かれていました。

切断されて本来の姿を失った椅子に、アートとしての機能や価値がうまれた、という解釈なのかな~(あまりわかっていない…笑)

 

展示は全部で5つの章で構成されています。

先に紹介した第1章「美術館の座れない椅子」に続いて第2章は「身体をなぞる椅子」。

 

 

アーティストが捉えた“椅子と身体の相互作用”が第2章のテーマ。

椅子の構造って人間の身体の構造と似ていますよね。つまり肘掛けは腕、脚は足という感じで。ゆったりと椅子に身体を預けたり、うたた寝をしたり、背筋を伸ばして座ってみたり、より快適に座れるように身体をなぞるようにデザインされていたりします。

ハンス・オブ・デ・ビーク《眠る少女》

 

椅子は身体をなぞらえて作られているけれど、これが逆転して人の身体が椅子に倣うという場面もあり、それを代表するのがロッキングチェアや車いすである、と解説文に書かれていました。

椅子って自分を“受け入れてくれるもの”包んでくれるもの、という受動的なイメージがあったけど、椅子そのものが動くという点でいうと能動的な機能もあったりするんだな~と考えながら、作品を見ていきました。

 

第3章は「権力を可視化する椅子」、第4章「物語る椅子」、第5章「関係をつくる椅子」と続き、全5章で国内外28組の作家による80点を超える作品が展示されています。

アートユニット“副産物産店”による廃材を再利用した椅子。来場者たちが座れるようになっていて、コミュニケーションが生まれる場を想定しているそう

 

ただ眺めるだけでもおもしろい「椅子なるもの」

 

正直、「椅子なるもの」の解釈は難しくて頭がおいつかなかったのですが、なにも考えずに作品をただ眺めるだけでもじゅうぶん楽しめました。展示されている座ってもいい椅子に腰かけて、「これってどういう意図なのかな」、「車いすって意外と座り心地がいいね」とか、それぞれの感想なり解釈を話しているうちに、その行為こそが椅子がもたらしているものなんだなと感じました。まさに「関係をつくる椅子」です。

 

第5章「関係をつくる椅子」に展示されたオノ・ヨーコ≪白いチェス・セット / 信頼して駒を進めよ≫

 

平日は作品に座ったりチェスの駒を触ることもできます

 

アートのなかに組み込まれた椅子を見た後で、もう一度家具としての椅子に焦点をあててみるのもおもしろいのかな、と感じました。

興味がある人はぜひ見に行ってみてください。

 

宮永愛子《witing for awakening -chair-》。透明な樹脂で封印された椅子はナフタレンでつくられたもの。歴史と記憶が刻まれた椅子のこれまでの時間や、アーティストが費やした時間を表現しています

 

 

【アブソリュート・チェアーズ~現代美術のなかの椅子なるもの】

愛知県美術館にて2024年9月23日(月・祝)まで開催

 

初心者でもできるウッドプランクの魅力とは?

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毎日暑いですね。

私は、すでにバテバテの夏を迎えております。

ところで、みなさんは夏といえば何を思い浮かべますか?

私は、花火、スイカ、かき氷、ラジオ体操! 私は、なぜだか懐かしいシーンを思い浮かべてしまいます。

みなさんのなかには、夏といえばバーベキュー!という人も多いのでは? 私は今年バーベキューのチャンスに恵まれたら、「ウッドプランク」にトライしてみたいと思っているんです。

「ウッドプランク」とは、木の板の上に食材をそのまま載せてグリルする調理法のこと。

海外ではもはや定番の「ウッドプランク」。ようやく日本でも定着しつつあるようですが、実は私はまだ未体験なのです。

今年の夏は、ぜひ挑戦してみたいなと思ったので、いろいろ調べてみました。

 

ウッドプランクとは

プランク=板、つまり「ウッドプランク」は木の板に乗せて焼く調理法。直接網の上に食材をのせるバーベキューと違い、木の板の上に食材を置き、板ごと焼くのが特徴です。

 

手順は、

①木の板を水に浸す。

バットなどに水を張り、木の板を30分~1時間ほど水に浸します。浸す時間は木の厚みに応じて調節してください。

このとき、水の代わりに白ワインに浸すと香りも移っていっそうおいしく仕上がります。

②食材をのせて焼く

魚や肉、野菜、パン、チーズなど、お好みの食材を木の板にのせ、上から蓋(なければアルミホイル)をかぶせて蒸し焼きにします。

 

手順といってもたったこれだけ!手軽にいつもよりワンランク上のバーベキューになりそうで、早くもワクワクです。

 

岐阜県飛騨市の「HIDA WOOD PLANK」

 

「ウッドプランク」はキャンプギア専門店やホームセンターなどでも販売されていますが、私がいいなと思ったのはコチラです。

「HIDA WOOD PLANK」 (画像提供/Newie)

 

アウトドア商品の企画販売などを手掛ける「Newie(ニューウィー)」さんの「HIDA WOOD PLANK」です。岐阜県飛騨市の広葉樹を使ったもの。「さくら」「くり」「ほお」と3つの樹種から選ぶことができます。

お手頃な価格というだけでなく、地域資源を活用したいという理念があるところにも魅力を感じました。

実は、建材や家具として利用される広葉樹はごくわずかなんです。扱いにくい小径木は、製紙や燃料用のチップとして流通するしかないのが現状でした。そんななか、広葉樹の新しい活用法として考えられたのが「HIDA WOOD PLANK」です。

森林資源に恵まれた岐阜県飛騨市(画像提供/Newie)

 

「広葉樹に新たな価値をつけて活用していきたい」という飛騨市に共鳴し、誕生した「HIDA WOOD PLANK」。製品化に至るまでのコラムもホームページに掲載されているので、興味がある人は見てみてください。

 

ホームページには、ウッドプランクの使い方やレシピなども詳しく掲載されています。こちらを参考に、みなさんもワンランク上のバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。

画像提供/Newie

「はじめてのプランクバーベキューガイド」

https://newie.jp/pages/wood-plank-beginner

 

「プランクBBQの極意! 初めてでも手軽に燻製風を楽しめるバーベキュースタイル」

https://newie.jp/blogs/column/16

 

あまりの暑さに目が回りそうですが、熱中症には気を付けつつ、涼しい山奥で夏の想い出づくりができたらいいな~と思っています。みなさんも、よき夏休みをお過ごしください。

 

 

【参考・協力】

Newie

https://newie.jp/

 

 

快適な背もたれの高さとは? ソファ選びの3つのポイント

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ソファは背もたれの高さによって、空間の印象を左右します。

部屋に置いてみたら思ったより圧迫感があったというケースはよく聞くこと。ではどうやって空間を圧迫せず、快適なソファを選んだらいいのでしょうか。

CONNECTの高橋さんにポイントを聞いてみました。

CONNECT店長の高橋さん。Instagramにも登場しているのでチェックしてみてください!

 

 

背もたれは「ハイバック」と「ローバック」の2タイプ

ソファの背もたれの高さは大きく分けると、「ハイバック」と「ローバック」の2タイプ。

ハイバックとは、背もたれの高さが50cm以上、使用する人の身長にもよりますが、だいたい首から頭部まで支えてくれる高さのものをいいます。

対して「ローバック」は背もたれの高さが30cm~40cm。腰から肩下あたりまでのものを指すことが多いです。

 

ハイバックは安定感と安心感

ソファにもたれたときに首や頭部まで支えてくれる背もたれがあると、安心感がありますよね。読書や映画観賞など長時間座っていたいときにも、ゆったりくつろげるのが特長です。

存在感はあるので、それを圧迫感と捉えるかどうかは空間の広さと個々の感覚になります。逆に存在感を利用して、背もたれの高さを活かした空間の間仕切りとして使うこともできます。

 

ローバックは“視線抜け”の開放感

ローバックはとにかく空間が広く見える! 背もたれが低ければ、当然部屋は広く見えますよね。キッチンからリビングまでの視界を遮ることなく、視線が広がるので圧迫感がないのが特長です。人気が高まっていることもあってデザインもかなり豊富。選択肢が多いのはうれしいですよね。和の空間にフィットしやすいのもローバックの魅力。和モダンな部屋にしたい人は試してみるといいかもしれません。

 

CONNECT「ローバックコンパクトソファ」 少し後ろに傾斜した座面設計で、背面全体で体重を支えてくれます

 

ハイバックとローバックの違いを理解したところで、具体的なポイントについて教えてもらいました。

 

 

≪ポイント1≫

ソファで何がしたいかを考える

どんなシーンでソファを使うのか想定してみてください。ソファで寝たいのか読書やテレビを見たいのか、目的によって使い勝手が違ってきます。比較的どんなシーンでも使えるのはローバック。明確なイメージがもてない場合は、ローバックを選択するのが無難です。

 

≪ポイント2≫

10畳以下の空間ならローバックを

もうこれはいわずもがな、ですね。10畳というのはあくまでも目安ですが、狭い空間にハイバックというのはかなりリスクがあります。どうしてもハイバックがいいな~という人は、ローバックタイプでヘッドレストが別で付いているソファを選ぶといいかもしれません。取り外しが自由なので、シーン別でソファを活用できますよ。

 

CONNECTの定番「コダマシリーズ肘無しテーブル付ソファ」

 

≪ポイント3≫

設置場所をあらかじめ決めておく

部屋の真ん中に置くのか壁際に置くのか、あらかじめイメージしておくのは大切なこと。視線の抜け方、動線などを頭の中でシミュレーションしておくと失敗しなくてすみます。あと、念のために搬入経路の確認もしておくのがベスト。たとえば、リビングが2階にある場合、階段が狭くて搬入できず吊り上げになるパターンもあります。

 

以上、参考にしてみてくださいね。

CONNECTの一枚板をサイドテーブルに添えた「一枚板テーブル付ソファ」

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余談ですが、私が最初に買ったソファはハイバックでした。お店で座ってみた感じがとても安心感があったのと、首までしっかり支えてくれてこんなにくつろげるんだ!まるで新幹線のシートみたい! と感動したのを覚えています。

ただ、子どもが生まれてしばらくしてロータイプに買い替えました。子どもが何をしているか見えたほうがいいというのと、どっしりしたソファよりもちょこっと座りできる軽快さを優先したくなったからです。

生活スタイルの変化によって、必要なものって変わってきたりもします。大きな買い物ではありますが、柔軟に構えておくのがいいかもしれませんね。

 

みなさまにとって快適なソファが見つかりますように。

 

【参考】

CONNECT

CONNECT Instagram

 

 

テーブル付きソファが人気の理由。自由度とデザイン性を叶える「GITA」で検証

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テーブル付きソファの「GITA」が売れている理由

 

いきなり商品紹介で恐縮です。

こちらCONNECTのオリジナル、テーブル付きソファ「GITA(ジータ)」です。

ショールームで体感してもらうとわかるのですが、これが実に理にかなっているというか、かゆいところに手が届くというか、全方位万能なんじゃないかと思う機能を備えているソファなので、ちょっとお知らせしたくなってしまった次第です。

まず、みなさんソファを買うとき何を基準にしますか?「座り心地」でしょうか。「デザイン」でしょうか。

私は、「寝心地」です。

理想を言えば、仕事をして疲れたらすぐゴロンと横になって寝たい(笑)。で、元気になったらまたちょっと仕事、みたいに。

そんな理想を叶えてくれるのが「GITA」です。

 

 

「座る」「寝る」「食べる」「仕事する」。万能なフリースタイルソファ

 

リビングにはソファ、ソファの前にはリビングテーブルを置くというこれまでの固定概念を覆すアイデア。ソファの背面に置いてもよし、ソファをまたぐように設置してもよし、とにかく自由度が高いデザインが画期的ですよね。

 

「GITA」ならではのサイズ感も売れている理由のひとつ。

まずソファのサイズ。

幅:1600mm/奥行:910mm/高さ:370mm

 

大人2人が隣り合って座っても十分ゆとりのある幅。身長150cmの私は余裕で横になることができます。奥行があるので脚をあげて座ったりあぐらをかきたい人にもちょうどいいサイズ感です。

 

そして、テーブルはというと、

幅:1660mm/奥行:400mm/高さ:650mm

ノートパソコンで作業したり、雑誌を読んだり、子どもが宿題をしたりといった場合にもちょうどよい奥行と幅があります。

ソファの座面に腰掛けたときにちょうどよい高さになるよう設計されています。

杉材でできたテーブルは、スタイリッシュなデザイン。友達が遊びに来たときはカフェ風にアレンジしておもてなし、なんていう演出も楽しめそうです。

 

 

背もたれを侮るなかれ!ありそうでなかったアイデア

 

画像のなかで脇役に徹している背もたれですが、実は感動ポイント高い!と感じたのがこの背もたれなんです。

杉材でできた台形柱の背もたれは、ちょっと低すぎるようにも見えたのですが、実際座ってみると、いいフィット感。高すぎず低すぎずで、大きさのわりにしっかりと体を預けられる安心感もありました。

通常のソファの場合、背もたれはその名の通りソファの背に付いているもの。動かせないのが基本ですが、「GITA」の背もたれは動かせるんです!これって意外と大きなポイント。

どこに置いても自由だから、例えば床に置くことだってできます。

 

 

革新的なアイデアで新しい価値の提案を

 

CONNECTオリジナルのテーブル付きソファ「GITA」が生まれた経緯について、CONNECT店長の高橋さんに聞いてみました。

▲CONNECT高橋店長。長身な高橋店長の場合、脚を投げ出せるこの形が気に入っているそう

 

「いわゆるリビングテーブルと呼ばれているものは、高さが430mmとか440mmあるんですよね。それだと、子どもが床に座ってお絵描きするには高すぎるし、ソファに座ってごはんを食べるには低すぎる。お茶を置いたりリモコンを置いたりするだけで、いまいち活用されていないことが多かったと思うんです。

それならいっそリビングテーブルをやめてソファ一体型のテーブルにして、ちゃんと活用できる提案をしてみようと考えだしたのが『GITA』なんです」

座るだけ、くつろぐだけじゃもったいない。ソファもテーブルも思い切り活用してもらいたいと考案されたのが「GITA」。

フレキシブルに変化させられて一役も二役もかってくれる「GITA」なら、限られたスペースを活用できるだけでなく、自然と家族が集まる場所になりそうですよね。

「GITA」https://item.rakuten.co.jp/mizunokagu2/cnt-s-gita/

 

【取材】

CONNECT:高橋美紀

【参考】

CONNECT webshop

https://item.rakuten.co.jp/mizunokagu2/c/0000000169/

創造性を刺激するアートのある生活。無垢材の額縁でアートを飾る

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ヒーリング効果が期待されるアート

映画や雑誌などに出てくる部屋には、必ずといっていいほど絵画やおしゃれなポストカードなどが飾ってありますよね。壁にアートが飾ってあるだけで“絵になる” から不思議です。

アート作品を部屋に飾ってみると、いつもの場所がちょっと違う雰囲気に変わって、気持ちがリラックスできると感じる人も多いようです。実際にアートを鑑賞、または創作するという行為には次のような効果があるといわれています。

  • 幸福感・ウェルビーイング・精神的健康を増進
  • 社会性・コミュニケーションを促進
  • 「認知機能」を増強
  • 「不安」や「抑うつ」を低減」、「ストレス」を低減

 

日常生活において心身にポジティブな影響を与えるという実験結果が各方面で報告されているようです(※)。

でも、アートを取り入れることにハードルを感じている人も少なくないですよね。

絵画となると少しハードルが高いかもしれませんが、ポスターやポストカードなどから始めてみるのがいいかもしれません。

ポスターやポストカードの場合、額装されていないものが多いと思います。そんなときは、作品にあった額を自分で選ぶというのも楽しいもの。先日訪れた静岡県静岡市で偶然にも額縁の展示をしていたのでちょっと紹介してみたいと思います。

 

静岡県「小さな美術館 くにじ庵」での出会い

訪れたのは東海道二十三次の宿場町・丸子(まりこ)宿の中にある「丸子木版画工房 くにじ庵」。静岡県出身の木版画家・曽根邦治さんが設立した美術館です。

曽根邦治さんのアトリエ&ギャラリー「くにじ庵」

引き戸を開け、和モダンなアプローチを進むと、吹き抜けのフロアに出ます。鳥のさえずりを聞きながら、邦治さんの手がけたやわらかな版画を眺める時間は、なんとも優雅に感じました。

「くにじ庵」のモダンなエントランス

 

そして、この日はフロアの一角で額の展示が開催されていました。

額を作ったのは版画を手がけていらっしゃる井上善包(よしかね)さん。クリやヒノキなどを使って一つひとつ丁寧に作られた額は、井上さんの版画をいっそう引き立てているように見えました。

聞くところによると、井上さんは大工さんなのだとか。なるほど、仕上げも美しいはずですね。

 

ジャズの名手をモチーフにしたジャズ版画家・井上さんの作品。無垢材の色や形によって見え方が変わるのがおもしろいですね

 

額によってずいぶん作品のイメージも違ってくるもの。木の色味、木目、さらには独特な形をそのまま活かして作られた額は、一つひとつが個性的で、それだけでも絵になるな~と感じました。

 

お気に入りのアートをお気に入りの無垢材の額に入れて飾る喜び

想像すると夢が膨らみます。椅子に座りながら本を読んで、ふと顔を上げるとお気に入りの絵が見える、そんな暮らしはとても素敵ですよね。

ちなみに、アートを壁に飾る時のコツとして“目線”を意識するのがいいそうです。

立っていることが多い場所なのか、それともソファや椅子に座って見るほうが多いのか、それによって飾る高さを変えてみてください。

美しいと感じるものをそばに置くというのは、情操教育としてもよい影響をもたらすといわれています。最近では病院やオフィスにもアートを取り入れる動きが加速しています。心を落ち着かせ、ヒーリング効果が期待できるアートは、個性的で立体的な空間づくりができるという点でもメリットといえそうです。

さて、あなたならどんな作品をどんな額に入れて飾りますか?

天井が高く心地よい空間が広がる「くにじ庵」。椅子に座った目線で外を眺められるように作られた大きな窓があって、それはまるで絵画の額縁のように見えました。宮大工さんが一年かけて作り上げたというこだわりのつまった美術館です

 

 

【参考】

(※)経済産業省「心と脳の働きから『アートの効用』のエビデンスを捉える」

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/art_economic/pdf/001_09_00.pdf

 

くにじ庵

https://kunijian.fuggicosi.co.jp/

 

家具の「フルオーダー」と「セミオーダー」。カスタマイズで理想を叶える

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セレクトショップなどで洋服を見ていて「あ~、この襟元がもう少し開いていたら」とか、「裾がもう少し長かったら」とか、ディテールが気になって買うかどうか二の足を踏んでしまうことってないですか?

洋服ならまだ失敗も許されそうですが、家づくりや家具選びとなると慎重になりますよね。

サイズの合った家具選びは、居心地のいい部屋づくりの基本です。

サイズが決まっている既製品の場合、どうしても妥協せざるを得ない箇所が出てくることがあります。買う時には「これくらいならまぁいいか」と思っていても、積み重なると大きなストレスになる場合も。「ほんの少しのがまん」は快適な生活を妨げる大きなストレスになりかねません。

そんなときの選択肢として、オーダーメイドという方法もあります。オーダーメイドには、「フルオーダー」と「セミオーダー」の2つのパターンがあります。それぞれの特徴とメリットを紹介してみようと思います。

 

フルオーダー

フルオーダーは素材やデザイン、サイズ、カラーなどすべてをゼロから注文する方法です。

好みの家具がなかなか見つからない人や、ジャストサイズの家具を作りたい人、デザインにしっかりこだわりたい人は、フルオーダーがいいかもしれません。すべてその人の依頼通りにつくるので、「デザインは気に入っているけれど、サイズが合わない」といった悩みが解消されます。

例えばテーブルの場合、天板の木材やサイズ、脚の太さや素材などをカスタマイズできるのがフルオーダーです。さらに「収納を付けたい」とか「部分的に異素材を使ってみたい」など、特別な注文が可能となります。

 

セミオーダー

あらかじめ用意されている選択肢の中から組み合わせるのがセミオーダー。フルオーダーほどの自由度はありませんが、既製品よりは好みに合わせることができ、フルオーダーと比べるとコストを抑えられるのがメリットです。

ある程度の希望や理想はあるけれど、ゼロから選ぶのは不安という人にはセミオーダーが向いています。

オイル塗装の自然なぬくもりが印象的な「CONNECT180ダイニングテーブル」。天板の厚みは1cm単位でオーダー可能。脚のタイプも3種類から選ぶことができます

 

家具店によってはサンプルが展示されていることもあり、仕上がりをイメージしやすく、基本となる選択肢があることで、失敗しにくいのもセミオーダーといえます。

シャビ―な雰囲気がヴィンテージ好きな人に人気。長さと奥行はサイズオーダー無料。脚のタイプも選べる杉古材のダイニングテーブル

 

場合によってはセミオーダー+特注も可能

セミオーダーの選択肢にないものでも、場合によっては特注できる場合もあります。

オプションを用意しているアイテムもあるので、家具店に相談してみてください。

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憧れのオーダーメイド家具。想像するだけでワクワクしますね。

サイズや材質にこだわって作るのももちろんOKですが、すでにお気に入りの家具がある場合、それに似合うテーブルを新調するとか、例えば「この椅子が映えるようなテーブルをオーダーしたい」とか、そんな目線で考えてみるのもオーダーの楽しいところです。

 

【参考】

CONNECT https://connect-m.jp/

LDKのダイニングテーブル選び。3つのポイント

投稿日カテゴリーALL BLOGインテリアの疑問・相談テーブルと椅子リビング空間に合う暮らしの提案天然素材 木のテーブル憧れのライフスタイル

だいぶ暖かくなってきましたね。

春は引っ越しのシーズン。新しい生活がスタートしている人も多いかと思います。

暮らしをアップデートするために家具を新調する人も多い季節。限られたスペースで理想の暮らしを実現するために、LDKの家具選びのポイントをオリジナル家具ブランド「CONNECT」の高橋さんに聞いてみました。

CONNECT一枚板ダイニングテーブル

 

ポイント1

まずはダイニングテーブルから

 

LDKに配置する主な家具というと

・ダイニングテーブル

・椅子

・ソファ

・テレビ台

などがあります。

なかでも一番スペースをとるのがダイニングテーブル。家族で食事をしたり、子どもが宿題をしたり、最近ではワークスペースとして使う人も多い重要な存在です。

家具選びはまずサイズ感が大事。特に大きなダイニングテーブルから決めていくのがおすすめです。家族がどういう動きをするのか、動線や生活スタイルを見直してみてください。

一般的に大人1人が通る幅は60cm。物をもって歩く場合は75cm以上あるのが理想的といわれています。椅子に座った状態で後ろを人が通る場合には、テーブルから壁面まで1mほど空間を空けておいたほうがいいそうです。

確かに。椅子を引いたら壁に当たって立ち上がりにくいとか、ソファを置いたら歩きづらくなって窮屈!なんていう事態は避けたいですよね。

 

ポイント2

動線をシミュレーションする

 

動線の種類もいくつかあります。

家事動線、通勤動線、衛生動線、来客動線、さまざまなシーンで人の動きを想像することが大切。特にダイニングテーブルの周りは、頻繁に人が通るため動線の確保は必須です。

まずは、頻度の高い家事動線を優先に考えてみるといいでしょう。特にキッチンからダイニングへの動きの邪魔にならないか、回遊性をチェックしてみてください。

回遊性については、家族の人数によっても変わってきます。特にバタバタする朝の支度をイメージしてみてください。

ダイニングテーブルのどこに誰が座るのか、どういう動きをするのかを想像して、家族みんながストレスフリーに生活できる配置を実現させたいですね。

 

ポイント3

省スペースが目的なら形で選ぶ

 

スペースを確保しづらい場合は、家族の人数や来客によってテーブルの大きさが変えられるフレキシブルなタイプを選ぶのも一案です。

ソファに天板がついてテーブル代わりになるソファテーブルも省スペースになっておすすめ。

CONNECTソファー & テーブル VITA

 

CONNECTソファー & テーブル VITA

 

ダイニングテーブルの天板は長方形や正方形が多いですが、小さなお子さんがいる場合は丸型のものを選ぶ方も増えています。椅子を置く位置が自由なので、子どもとの距離を好きなように調節できるのが魅力。

長方形のテーブルだと動線が確保しづらい場合には、丸いダイニングテーブルにすることで、スムーズない動きがとれるかもしれません。

CONNECT一枚板テーブルケヤキ(納品事例)

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ポイントを3つに分けて紹介しましたが、何より一番大事なのは「気に入ったものを使うこと」と高橋さん。

ダイニングテーブルはLDKの顔。インテリア全体のイメージを決定づけるものでもあります。

これだ!と思う出会いがあったら、そのテーブルを軸にサイズの大きいものから順にイメージを固めていくのがいいかもしれませんね。

 

【参考】CONNECT

Instagram:https://www.instagram.com/connect.interior/