バスタイムにおすすめ!ヒノキの香り

投稿日カテゴリーALL BLOG憧れのライフスタイル木曽五木

仕事や家事を終えた後、1日の疲れを癒してくれるバスタイム。

お風呂でお気に入りの音楽を聴いたり、何も考えずにのんびりしたり、人それぞれの時間の過ごし方がありますよね。

僕は色々な種類の入浴剤を使うのが好きで、その日の気分に合わせて花や果物の香りを選んで楽しんでいます。

なかでも、ヒノキの香りはおすすめです。

以前、このブログでもヒノキの効能について紹介しましたが、ヒノキなど多くの樹木には「アルファピネン」という成分が含まれています。

アルファピネンにはリラックス効果を促し、睡眠の質を上げる、疲労回復や免疫力を高めるといった効果が科学的にも証明されているのです。

温泉や温浴施設に行けばヒノキ風呂に入る機会はあるかと思いますが、自宅でも簡単にヒノキの香りを楽しむことはできます。

 

たとえば、ヒノキのオイルを湯船に垂らすという方法。

先ほどもヒノキの香りはリラックス効果があると話しましたが、ヒノキのオイルは気分的なものだけでなく、肉体的な疲れに対しても効果があるんです。具体的な効果として、血行促進の作用があるため、肩こりや冷え、むくみの改善などが挙げられます。

また、ヒノキのオイルには「アルファカジノール」という成分が含まれ、免疫力を上げてくれるので、アレルギー性鼻炎に対しての効果も期待できるそうです。ハウスダストや花粉症にお悩みの方は試してみるといいかもしれません。

他にも、ヒノキの葉から採取したオイルが染み込んだウッドキューブは、湯船に浮かべることで天然のヒノキの香りを感じられるアイテムです。

使い終わったら乾燥させておくことで、2~3回繰り返し使うことができるのも嬉しいところ。それでも香りが薄くなってきたら、表面を紙やすりで削れば香りが復活するそうなので、繰り返し使えて便利ですね。(ユ)

飾るだけでサマになる!流木インテリアでお部屋に初夏を

投稿日カテゴリーALL BLOG憧れのライフスタイル

すっかり初夏の陽気ですね。ドライブに行きたい欲が抑えられず、仕事をそこそこに切り上げてちょっと海へ行ってきました。

海辺を歩きながらぼ~っとするのが目的だったのですが、気づけば砂浜に落ちているあれやこれやを、せっせと拾っている自分がいました(笑)。

今回私が拾ってきたのはまん丸の石と流木。どちらも同じ形は2つとないし、そこにあるだけでサマになるんですよね。例えば、流木は植物の隣に置くだけでも絵になりますし、布や麻の紐などで吊り下げておくだけで部屋の印象を夏らしく見せてくれる効果もあります。

去年は、細い流木に金具を付けてキーホルダーを作りました。玄関先に置いて、家族がカギをかけておく場所として重宝していますし、インテリア的にもおしゃれになって気に入っています。

あと、メダカの水槽にも入れています。アクアリウムというものですね。水族館のようにちょっと水槽をデザインできたらいいなと思っているのですが、なかなかまだ手が付けられずにいます。

ちなみに流木を水槽にいれる場合はアク抜きをしたほうがいいといわれています。一般的には水道水につけておくとか、煮沸するとか、アク抜き剤を使用するという方法があります。私は、こすり洗いで表面のゴミを除去してから水道水に数日つけて、天日干しをしてしっかり乾かす、という作業をしています。変な虫とか出てきたら怖いですし、そこはしっかりと。

流木って、ネットで検索するとわかると思いますが、けっこうなお値段がするんです。アクアリウム用だと海外から輸入しているものも多いんですよね。それなりの用途があるのだと思いますが、私は自分で見つけてきたもののほうが愛着がわいて好きです。浜辺で好みの大きさや形が見つかったら嬉しいですし、思い出も一緒にパッケージされているので、より一層大事にしたいなと思うのです。

今回ゲットした流木はちょっと大きめのもので、溝というか穴を掘って、瓶をさせるようにしたいなぁと企んでいます。流木は中が朽ちているものもあるので、失敗に終わる可能性も大ですが、それも含めて楽しんでみようかなと思っています。

お子さんが見つけたものと一緒に置いてみたり、貝殻を並べてみたりするのも楽しいですよね。簡単なので子どもと一緒に楽しめるところもおすすめの理由です。

置くだけでサマになる流木アート、インテリアに取り入れてみてください。(ま)

 

 

<木曽五木>東京スカイツリーのモデルになった木!コウヤマキ

投稿日カテゴリーALL BLOG木曽五木

「コウヤマキ(高野槙)」は、日本固有種の常緑針葉樹で、1科1属1種という植物学上では珍しい日本の特産種です。

名前の由来は、和歌山県にある高野山に多く自生しているところから。高野山では、アカマツ、スギ、ヒノキ、ツガ、モミと共に「高野六木(こうやりくぼく) 」に指定されています。

ヒマラヤスギ、ナンヨウスギと同様に世界三大美樹に選ばれるほど美しい木で、一般的な高さは約20~30mですが、大きいものだと40mを超えることも。

水に強い性質があり、弥生・古墳時代から木棺の材料として使われたり、船や風呂桶に使われたりした結果、個体が激減してしまいました。そのため、木曽五木や高野六木に指定されて保護されることになったのです。

現代では地球温暖化の影響もあり、日本と韓国の済州島といった限られた場所にしか自生しておらず、今でも希少な樹木です。

 

コウヤマキは東京スカイツリーのモデルになった木で、デザインを監修した彫刻家の澄川喜一さんの故郷である島根県にも自生しているそう。

放射状に広がる枝が傘の骨のように見えるので、英名はumbrella pine(傘松)。
そしてその美しい立ち姿から、スカイツリーを設計するうえで、イメージにピッタリの樹木だったのでしょうね。

コウヤマキは別名で「クサマキ(臭い槙)」と呼ばれることもあり、その由来は独特な甘いフルーティーな香りを持っているところから。

さらに抽出したオイルには保湿力があり、エッセンシャルオイルや美容液として使われたり、歯周病の治療に使われたりもするそうです。

見た目の美しさだけでなく、良い香りもする万能さを持ち合わせているということですね。(ユ)

知っておきたい「無垢材」と「突板」の違い

投稿日カテゴリーALL BLOGインテリアの疑問・相談

「無垢」と「突板」は、家具に使われる素材のなかで特に目にすることの多い用語です。この2つの違い、みなさんはご存じでしょうか。

無垢とはその名の通り、まじりけがない木材のこと。森から切り出した木をそのまま使った木材のことをいいます。製材加工をして形を整えたり削ったりはしますが、木をまるごと使っているのが無垢材です。

▲無垢材のテーブル

無垢材はなんとなく知っているけど、突板は知らないという方も多いのではないでしょうか。そもそも読み方もトツバン?トッパン?とわかりにくいですよね。正解は「ツキイタ」です。

突板は、0.2ミリほどの厚みにスライスした木のシートを芯材となるベニヤや板の表面に張り付けたものを指します。一見“木の家具”のように見えますが、実際は“木の風合いを感じられる家具”という違いがあります。

では、それぞれについてのメリットデメリットって何なんでしょう。

 

無垢家具のメリット

・経年変化によって味わい深くなる

・傷も味となる

・ヤスリがけで傷を直すことができる

・調湿作用がある

・重厚感があって頑丈

無垢家具のデメリット

・天然木そのもののため継ぎ目がある

・膨張と収縮がおこりやすく割れやヒビが入ることも

・傷やシミがつきやすい

・重い

・価格が高いものが多い

 

突板家具のメリット

・整った木目

・価格が手ごろなものが多い

・軽量で持ち運びが楽

突板家具のデメリット

・表面のシートが剥離する可能性がある

・修理が難しい

ウッドショックやコロナ禍の影響で無垢材の価格が高騰しているのは事実。お手頃価格の突板家具を検討する人も多いですよね。

ここでもう1つ頭に入れておいた方がいいのが突板の芯材について。よく使われるのがMDFという素材で、原料となる木材チップをさらに細かくし、接着剤で固めてボード状にしたものです。接着強度の高い石油系物質を使った接着剤を使用しているものもあり、こうしたものに含まれる化学物質は、アレルギーの原因になるともいわれているので避けたいところ。

ただ、最近では環境への意識の高まりから化学物質の放出を抑えた接着剤を使用する動きも広がっています。好みが変わったときに買い替えが比較的簡単にできるという点は、突板家具のいいところでもあります。きちんと調べて用途にあったものを選んでみたいですね。

無垢材か、突板か―。悩みどころではありますが、一生ものには無垢、よく動かすものには取り回しの効く突板家具と、使い分けをするのも一案かと思います。

自分がどんな生活をしたいのか、何に重点をおきたいのか、しっかりと考えて家具選びをしてみてくださいね。(ま)

 

縁側は現代のエコハウス!?

投稿日カテゴリーALL BLOG憧れのライフスタイル

春の陽気になってきましたね。

日差しが心地よい日は縁側に座って日向ぼっこでもしてみたい気分です。

縁側というと、昔の家というイメージがあるかもしれませんが、実はいままたその機能やデザインが見直されているのをご存じでしょうか。

縁側とは、部屋と屋外を区切る板張りの通路のような場所。日本家屋独特の構造です。種類もいくつかあり、たとえば「くれ縁」は、雨戸や窓の内側につくられたもの。椅子やテーブルを置いて家族のくつろぎスペースとして利用されます。「濡れ縁」は、壁や雨戸の外に作られた縁側を指します。庭と家の中を出入りするための踏み台として利用されることもあります。「くれ縁」と違い、家に固定されていないため、移動させることもできるものをいいます。

この縁側、実は先人の知恵がつまったエコな代物なんです。エアコンが今のように普及していなかったころ、縁側は日本家屋には不可欠のものでした。

縁側の上にある屋根の庇(ひさし)は夏の直射日光を遮り、軒があることで日陰ができます。室内の温度上昇を防いでくれて、冷房などの省エネ効果もあがり、光熱費の節約にもつながるという仕組み。エコですよね!

また、冬になると冷気を遮断し、暖かな陽だまりができるため、温かい空気をためてくれるのです。ほかにも、梅雨時期には洗濯物を干しておく場所としても活躍してくれます。

 

古民家や純和風の家にしか似合わないんじゃないの?と思う方もいるかと思いますが、意外とモダンテイストやアジアンスタイルにもマッチします。人気の北欧テイストとも相性がいいといわれています。フローリングと同じ色味や材質を使うことで、一体感が出て部屋を広く見せられるメリットもありますよ。

 

もしも縁側があったら、どんな生活ができるでしょう。猫がまったりゴロゴロする場所、子どもが遊ぶ場所、ご近所さんとのコミュニケーションの場所、ただただぼ~っとする場所。なんだか生活にゆとりをもたらしてくれる場所のような気がしてきます。

 

生活に絶対必要な空間ではないかもしれませんが、こうした余白のようなスペースは、生活にも心にも必要ですよね。

縁側と庭を使ってバーベキューとかもいいですね~。縁側に座って夏は花火、秋になったらお月見とか。夢が広がります。(ま)

無垢フローリング、水拭きはNG! お手入れ方法と楽しみ方

投稿日カテゴリーALL BLOG簡単なメンテンス

みなさんの家のリビングは、どんな床ですか?
とある企業が実施したアンケートによると、リビングの床材は「フローリング」が7割強、「畳」が約2割、「そのほかカーペットなど」と答えた人が残る1割程度という結果に。「フローリング」とひとくちにいっても、無垢、合板、複合といろいろな種類がありますが、経年変化により味わい深くなる無垢のフローリングを選ぶ人が最近増えてきているようです。

多くの家でフローリングが採用されるようになった今、どんな材質を使うかで部屋の印象は変わってきますよね。何より足触りがやわらかく、夏は少しひんやり、冬はじんわりと温かく感じることころが無垢材の魅力だと思います。
以前のブログでも紹介したように、木の香りには殺菌作用と気分をリフレッシュさせる効果もあります。さらに、木の年輪がもつ自然界の動き「1/f ゆらぎ」によって、人の体や心に心地よい刺激をもたらすことも知られています。
さて、そんな無垢材ですが、正しいお手入れ方法をご存じでしょうか。

具体的なメンテナンス方法として、今回は浸透性塗料を紹介します。浸透性塗料とは、オイルや蜜蝋ワックスのように木材の内部に浸透して保護する塗料のこと。ウレタン塗装などのコーティング系塗装のように表面に硬い塗膜が形成されないため、肌触りや質感を大事にしたい無垢材には相性のいい塗料です。

日常のお手入れ

1)表面の埃を掃除機などで除去
2)雑巾で乾拭き
・水拭きは避けましょう。無垢材は水を含んだ雑巾を使用すると水分を吸収してしまい、表面の毛羽立ちや白濁の原因になる可能性があります。
・化学繊維や化学薬品を含むウエットタイプのモップも控えたぼうが無難です。

定期的なお手入れ

1年に1回程度、浸透性塗料を塗る
・木材が吸収できる塗料には限りがあるため、頻繁に塗るとベタつきの原因となり逆効果。
・キッチン周りなど汚れが気になる場所については半年に1度くらいを目安に。
・最初の数年間しっかりとお手入れを行うことで、塗料がなじみ次第に保護力が安定していきます。

1年に1度の定期メンテナンス。家具を移動させるのが面倒だな~とかいろいろ考えてしまいますよね。いっそのこと、家族総出の楽しいイベントにしてみるのがいいかもしれません。子どもと一緒にオイルを塗りながら家を大切に守っていく暮らし。家族みんなで一緒にお手入れした記憶は、きっと子どもたちの豊かな感性と暮らしに向き合う力を育むことにもつながります。無垢の床は、質感の素晴らしさや使うほどに増す味わいだけでなく、こうしたお手入れを通じて家族の思いが形作られていくところにもあるのかもしれませんね。

そういえば、小学生のころ、年に1度全員総出で教室のワックス掛けしたっけなぁ。今の子どもたちも経験しているのでしょうか。特別感があって面白かった記憶。おうちの塗装も、そんな楽しいイベントにして愛情たっぷりのメンテナンスをしていきたいですね。(ま)

リモートワーク用のデスクチェア 満足してますか?

投稿日カテゴリーALL BLOGテーブルと椅子

2020年から続くコロナ禍。各企業がリモートワークを推奨するようになり、自宅でパソコン作業をすることが多くなったという人も多いですよね。

仕事専用のデスクチェアをもたない人のなかには、ダイニングチェアなどでパソコン作業をしているという人もいるのではないでしょうか。食事用の椅子で長時間作業をすると、肩や腰に負担がかかり、疲れがたまりやすく集中力が続かなくなってしまいます。

適材適所とは、人の能力を表すことわざですが、モノにも同じことがいえます。用途にあったモノ選びは快適な生活に欠かせません。体に負担のかからない、最適なデスクチェア選びのコツをピックアップしてみました。

 

選ぶ際のポイントは3つ。

 

長時間作業にはハイバック

デスクチェアの高さにはハイバック、ミドルバック、ローバックがあります。

ハイバックは背もたれが長いため、背骨を支えてくれます。ヘッドレストが付いているものは首や頭も支えられるので、長時間の作業でも疲れにくいといわれています。

腰痛もちの人は、背もたれがカーブしているものを選ぶといいかもしれませんね。背もたれを倒せるロッキング機能が付いたものなど、高スペックのモデルが多い半面、部屋に置いたときの圧迫感は少し気になりそうです。

ローバックはコンパクトで軽量なのがメリット。圧迫感も気になりません。その代わり、体を支えるだけの高さがないので、長時間の作業には不向き。

ハイバックとローバックの中間にあたるのがミドルバックです。デザイン性が高いものが揃っていて、女性の背丈にもフィットするものも多く販売されています。

 

座面調節は必須!

以前の記事でも紹介しましたが、椅子と机の快適さは差尺に左右されます。

自分の身長に合った座面の高さに調整できる機能が付いたものを選ぶことが大切。

足がしっかり床につかない状態で仕事をしていると、姿勢が悪くなって体に負担がかかります。家族で椅子を共有する可能性がある場合は、必須の機能です。

 

家具や家のテイストに合うものを

 オフィスで使われているようなメッシュ素材は、無骨なテイストやシンプルな部屋にはぴったり。

レザーは、高級感があるので置くだけで部屋の印象をワンランクアップしてくれそうです。

木目の多い部屋や、ナチュラルテイストな部屋にはファブリックがおすすめ。木製のフレームでできたチェアなら、レトロ感も演出できそうです。

長年リモートワークに徹してきた私の場合、アームレストも欠かせないスペックじゃないかな~と思っています。仕事の内容や人によっては邪魔な場合もあるので、そこは実際に座って試してみてくださいね。

背もたれと座面のクッション性も大事です。長時間のデスクワークはお尻が痛くなってしまうので。(ま)

子ども用の椅子の選び方 ~ベビー編~

投稿日カテゴリーALL BLOGテーブルと椅子

子どもの成長って本当に早いですよね。
生後6ヶ月ごろにはお座りができるようになり、はいはいできるようになったと思ったら、1歳くらいで歩き始めます。その頃には座って離乳食が食べられるようになりますよね。
そこで必要になってくるのが子ども用の椅子です。

ベビーチェアには大きく分けてローチェアタイプ、ハイチェアタイプの2種類があります。

生後6ヶ月前後のベビーは、ずり落ちる心配の少ないベルトやテーブルが付いているローチェアタイプが便利です。座卓で食事をしている方は、豆椅子と呼ばれる小さなパイプ椅子を使っている人も多いかもしれません。

続いて、ハイチェアの場合。こちらは幼児期のみ使えるタイプのものと、大人になっても使えるタイプがあります。大人になっても使えるものは、身長に合わせて足を載せる板と座面の位置を変えられるようになっています。足の裏がしっかりつく高さに足置きを変えることができるので、自然と姿勢が整い、食事の際、噛む力を支えることにもつながります。ダイニングテーブルで食事をしている場合は、家族と同じ目線で食卓を囲めるのもメリットですね。

どちらのタイプもテーブルが付属しているものもありますが、テーブルは取り外し可能なタイプを選ぶほうがおすすめ。家族と同じテーブルで食べられるようになれば不要になるほか、食べこぼしなど汚れがひどい場合は丸洗いできるのでお手入れが簡単です。

子ども用の椅子は、ダイニングやリビングなど、毎日目につく場所に置くもの。機能だけでなく、インテリアの調和にも配慮が必要です。インテリアに合わせたデザインや色、素材を選ぶことで、部屋の統一感が生まれます。


▲木製のベビーチェアなら経年変化も楽しめます。アンティーク調のインテリアとも相性がいいはず

また、小さなころから本物に触れることは大切なこと。五感が研ぎ澄まされたベビー期は、特に肌触りには敏感です。
軽量で持ち運びしやすいプラスチックやアルミ、スチール製など、世の中にはさまざまな素材の椅子が溢れていますが、できることなら天然素材のものを選んでほしいと思います。

天然の木材で作られた椅子は、自然素材の心地よさを感じることができるだけでなく、モノを大切に扱う心を育むというメリットもあります。

安全面、素材のほか、対象年齢や耐荷重量なども確認しつつ、それぞれのライフスタイルに合ったものを選んでくださいね。

ちょっと大きくなった幼児期の椅子選びについては、また別の機会にご紹介してみようと思います。(ま)

<木曽五木>伐採後、200年以上強度が上がり続ける!ヒノキの驚くべき力

投稿日カテゴリーALL BLOG木曽五木

「ヒノキ(檜)」といえば誰もが知っている木材ですよね。
特性として高い耐久性と抗菌作用があり、木曽五木の中でも優れた木材とされています。

まず名前の由来は諸説あるのですが、1つは火起こしにヒノキが使われたことから「火の木」と呼ばれるようになったという説。もう1つは「日の木」から来ているという説。

伊勢神宮にもヒノキが使われていて、神宮は太陽神である天照大神の建物とされているそうです。太陽=日から「日の木」とする説があるみたいですね。

高品質の建築材としても扱われるヒノキは、年輪がきめ細やかで美しく、伊勢神宮のほかにも法隆寺、五重の塔などの重要な建築物にも使われています。

そしてここからが衝撃の事実。ヒノキは伐採された後、約200年間は強度が上がり続けるのです!しかも、200年ほどでピークを迎えた後、少しずつ強度は落ちていきますが、約1,000年後でも伐採時とほぼ同等の強度を保っているとのこと。

普通は伐採されたら段々と強度は失われてしまう気がしますが、本当に不思議ですよね…。
607年に建てられた法隆寺など、1,000年以上前の建物が現存していることに歴史のロマンすら感じます。

さて、そんなヒノキですが、あの香りに癒し効果があることはよく知られていると思います。温泉でヒノキ風呂に入ったときや、ヒノキのアロマの香りに癒された経験がある方は多いのではないでしょうか。

その理由は、香り成分であるアルファピネンという物質が関係しているから。
ヒノキの香りを嗅ぐことで副交感神経が活性化され、心拍数が低下してリラックスした状態になるとのこと。

今は湯船に浮かべられるヒノキのウッドボールやチップなどが販売されているので、癒しの香りで一日のリフレッシュをしてみてはいかがでしょうか。(ユ)

<木曽五木>「さっぱり」が名前の由来!? サワラについて

投稿日カテゴリーALL BLOG木曽五木

以前の記事で「木曽五木」についてふれましたが、5種類の木についてちょっと深堀りしてみたいと思います。

今回ご紹介するのは「サワラ(椹)」。サワラはヒノキ科の日本固有種。各地の山に自生し、渓流付近の湿気の多い場所で見ることができます。高さは約30〜40m、大きいものでは約50mにもなる大木です。

外見がヒノキによく似ていますが、サワラの葉先はヒノキよりも鋭く尖っている点や、葉の裏の模様がヒノキは「Y」で、サワラは「X」になっているといった違いがあります。

ところで、サワラの名前の由来は「さっぱり」だと知っていましたか?
樹皮に光沢がなく香りが少ないので、さっぱりした印象があるところから来ているそうです。

関東地方ではサワラは生け垣に使われ、糠目(ぬかめ)のヒノキという意味で「ヌカッピ」と呼ばれたりもするようです。

 

サワラは、香りが少なくて殺菌作用もあるため、ご飯を入れるおひつや飯台、香りをつけたくない水桶などに使用されています。他には、かまぼこ板や下駄、家具といった和製品にも。

建築材にもよく利用され、調湿作用や断熱作用があるので、家のフローリングに適した木材だとされています。ジメジメした季節にはサラッとした感触で、冬場は底冷えを防いでくれるので、一年中素足で歩いても快適に過ごせます。

そして水に強い特長を活かし、浴室や浴槽の材料に使われたり、軽量であるため屋根の材料としても使われたりしているのです。

世界遺産である京都の銀閣寺の屋根もサワラで造られているとのことで、古くから重宝されている木材なんですね。(ユ)