意外と簡単! 天然木テーブルのお手入れ方法

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天然木のテーブルや家具って、メンテナンスがめんどうなんじゃないの?と不安に思っている方のために、今回はオイル塗装の家具のメンテナンスについてお届けしようと思います。

オイル塗装の家具をおすすめする理由

 

販売されているテーブルのほとんどは、何らかの塗装がされています。大きく分けると、オイル塗装とウレタン塗装というもの。2者の違いについてはコチラの記事を参考にしてみてください。

「ウレタン塗装とオイル塗装の違いとは? 失敗しないダイニングテーブルの選び方」

 

それぞれの塗装についておさらいすると

<オイル塗装>

・膜を形成せずに表面に染みこませる

・木材の自然な質感や木の香りを楽しめる

・傷がつきやすい反面、比較的簡単に修復できる

・急激に湿度が高まったり乾燥したりすると反りや割れが起こることも

 

<ウレタン塗装>

・表面に樹脂の塗膜をつくるため、水に強い

・傷や汚れがつきにくい

・湿度や乾燥に強い

・一度傷がつくと修復が難しい

 

CONNECT

 

天然木の良さを際立たせるのはオイル塗装。木目や香り、天然木ならではの優しい手触りがそのまま残っているというのがおすすめする理由です。

 

メンテナンスのタイミング

オイル塗装のテーブルは自分でメンテナンスができるというのも、おすすめしたい理由の1つ。通常は1年に1~2回のメンテナンスでOK。方法も簡単です。

タイミングとしては、梅雨に入る前に1回、乾燥する冬場に1~2回が理想的です。

下記の環境の場合、テーブルはより乾燥しやすくなるので、メンテナンスの頻度を上げて調整してみてください。

・エアコンやヒーターの風が当たる

・乾燥しやすい

・陽当たりが良い

・水拭きを頻繁にする

天然木のテーブルは乾燥に敏感です。天板が毛羽立ったように見える、手触りがカサカサしてきた、という時は、木が乾燥している合図。メンテナンスのタイミングです。

お手入れした後は、木がしっとりとして生き生きとした木肌が蘇りますよ。

 

意外と簡単!メンテナンス方法

 

<準備するもの>

・オイル系塗料

・サンディングペーパー(紙やすり)

・ウエス(布)

汚れや浅い傷ができた部分にサンディングペーパーを当てて、表面のザラつきがなくなるまで軽くなでるように磨きます。

削った木の粉を拭き取ります。

ウエスにオイルをたっぷり染み込ませ、木の表面にまんべんなく塗り伸ばします。

表面にオイルが残っている場合は、乾いたウエスで拭き取って完了です。

 

※注意:オイルが染み込んだウエスは自然発火の恐れがあります。必ず火の気のない屋外の安全な場所で、一度水につけてから廃棄してください。

 

CONNECTでテーブルを購入した方にプレゼントしているオイルメンテナンスキット

 

へこみができてしまった場合の応急処置

傷やシミではなくへこみができてしまった場合も、自分である程度の応急処置はできます。

まず、へこんだ部分にサンディングペーパーをかけて、霧吹きなどで水分を含ませます。その上から布を当てて、アイロンで熱を加えます。木が水分を含んで膨らみ、へこんだ部分が目立たなくなります。アイロンを高温にしすぎたり、当てすぎたりすると変色や焦げることがあるので、十分注意してくださいね。

 

いかがでしょう。

意外と簡単ですよね。ちょっとくらいの染みや汚れは、味わいにもなりますし、手をかけた分愛着がわきますよ。

ウレタン塗装とオイル塗装の違いとは? 失敗しないダイニングテーブルの選び方

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ダイニングテーブルはLDKの顔ともいえる重要な要素。選ぶものによって部屋の印象は大きく変わるため、慎重に選びたいですよね。

 

ダイニングテーブルには主に、ウレタン塗装とオイル塗装の2種類があります。塗装といっても色をつけるわけではなく、無色透明なので一見わかりにくいかもしれませんが、質感には大きな違いがあります。

無垢材のテーブルを検討しているのなら、自然の風合いを楽しめるオイル塗装がおすすめ。とはいえ、どういう違いがあるの?という方もいらっしゃいますよね。

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ウレタン塗装とはウレタン樹脂による塗装のこと。木材の表面に樹脂の塗膜を作るので、耐水性に優れているのが特徴です。一方、木そのものの風合いを楽しめるのがオイル塗装の特徴。コーティングされていないので木の呼吸を妨げず、自然の温もりや手触りを感じることができます。

 

両者の特徴とメリットとデメリットを比較してみましょう。

 

ウレタン塗装 オイル塗装
塗装方法 ウレタン樹脂で塗膜を形成する 塗膜を形成せず、木肌表面にオイルを染みこませる
耐水性 撥水性があり、水に強い すぐに拭き取らないとシミになりやすい
耐久性 変化はゆるやかだが、劣化すると塗膜がはがれることがある 経年によって色褪せがある
硬度・傷のつきやすさ 塗膜の硬さ。

傷ができると白濁して目立ちやすい

木地の自然な硬さ。

傷やへこみができやすい

見た目・質感 やや光沢あり。つるつるした触り心地 自然な風合い。しっとりしたナチュラルな手触り
補修・修理 専門業者に依頼 自分で修復ができる

 

オイル塗装をおすすめする理由

 

よく気にされるのが「傷のつきやすさ」かと思います。

ウレタン塗装は傷がつきにくく水にも強いので、使いやすそうな気がしますが、いったん傷がつくとかなり目立ちますし、自分で修復できないのがネック。オイル塗装は傷はつきやすいですが、サンドペーパーで削れば目立たなくなります。

オイル塗装をおすすめする理由として、もう1つお伝えしたいことがあります。

木は呼吸しています。ウレタン塗装は塗膜によってその呼吸を妨げます。木を変化させにくくする(劣化をゆるやかにする)というメリットはあるのですが、天然素材の魅力という意味ではやはりオイル塗装をおすすめしたくなります。

木は家具に加工された後も、空気を吸って吐いて私たちと同じように呼吸しています。呼吸によって伸縮するので反ったり割れたりすることもあります。傷つきやすいのもデメリットに感じるかもしれません。でも、無垢の木は表面を削ることで新品同様にきれいになります。傷も愛着のひとつ。簡単に修復ができるので気にせず楽しんで使ってみてください。

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~余談~

昔、祖父の家から引き取ってきた座卓。分厚いウレタン塗装がちょっと嫌だなと思いつつ、捨てるのも忍びないのでなんとか削って使えないものかと、電動サンダーでウレタン塗装をはがしてみた経験があります。

結果は見事に失敗。

ウレタン塗装って簡単にはがれるものじゃないんだな~と実感しました。素人には難しすぎました。

今わが家のダイニングにあるのは一枚板のオイル塗装のテーブルです。傷もシミもたくさんありますが、全然気にならないんです。たぶん経年変化の色褪せと傷がいい具合にマッチしているからだと思っています。

「シミもシワも傷もあるけど、いい歳のとり方してるな~」という感じでしょうか。人に対してもそう感じるとき、ありませんか?

やたら年齢を気にして若見えメイクに励むより、シミもシワもあるけれど堂々と立っている、そんな凛とした雰囲気をわが家のテーブルに感じています。

 

【参考】

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木製家具。傷やシミがついた時のお手入れ方法

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木製家具、買った後のメンテナンスはどうしたらいいの?と思っている方も多いのではないでしょうか。

長く付き合っていくものだけに、正しいお手入れ方法は知っておいて損はありません。

無垢材の日常的なお手入れ方法については、以前の記事「無垢材の魅力とお手入れ方法」

で確認していただくとして。大事なテーブルにお子さんが落書きをしてしまったとか、大きな傷がついてしまったというアクシデントはよくあること。今回は、そんなときの対処法をご紹介したいと思います。

とその前に、おさらいをしておきましょう。

ご自宅の家具がどういう素性のものか、確認しておく必要があります。

 

◆まずは材質をチェック

木製家具には大きく分けると「無垢材」と「突板」の2種類があります。無垢材は木をそのまま使用したもの、突板は人工の芯材に薄い木のシートを貼ったもの。(詳しくはコチラ「知っておきたい「無垢材」と「突板」の違い」

突板の家具は、傷がつくと芯材が見えてしまったり、貼り付けたシートがはがれてしまったりして、自分ではなかなか修復しづらいのが難点。比較的安価なこともあり、自分で修復するというよりは買い替えを選択することが多いのではないでしょうか。

一方、無垢材は傷やシミがついても自分でお手入れして修復することが可能です。

傷や割れも味わいのひとつに。育てていく楽しみを味わえるのが無垢材の魅力です

 

◆塗装をチェック

無垢材のなかでもウレタン仕上げかオイル仕上げかでメンテナンスの方法が変わります。まずは表示ラベルなどで表面塗装について確かめてみてください。

 

<ウレタン仕上げ>

・表面をウレタン塗料の被膜で覆ったもので、傷や汚れが付きにくいのが特長

・定期的なメンテナンスは不要

・木の割れや反りが起きにくい

・被膜に傷がつくと目立ちやすく自分では修復できない

ウレタン塗装のテーブルは、樹脂被膜で覆われていて見た目に艶があるのが特徴です

 

<オイル仕上げ>

・木が呼吸している(伸縮と膨張を繰りかえす)ため、反りや割れの可能性がありますが、使い込んでいくと味わい深さが出るのが特長

・傷や汚れがなくても半年に一度はメンテナンスをするのが望ましい

・自分で傷やシミの修復が可能

 

ざっくりとこんな違いがあります。

 

前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題。無垢材に傷やシミがついてしまったときの対処法をご紹介します。

 

【用意するもの】

・サンドペーパー(中目・細目)

・当て木

・蜜蝋ワックスや家具用のオイル(家にあるオリーブオイルやエゴマ油でも代用可能)

・ウエスなど拭き取り用の布

 

 

①当て木にサンドペーパーを巻き、家具の表面を磨きます。最初は目の粗い中目、仕上げに細目を使います。傷やシミになった場所だけでなく、傷の周辺もなじませるように少し広めにかけるのがおすすめ。

②硬く絞った布で表面を拭き取り、完全に乾燥するまで1時間ほど置きます。

③別の布にワックスまたはオイルを含ませ、全体に塗り込みます。少し力を入れて木目に沿って全体に塗り広げましょう。途中で中断するとムラになることがあるので、最後まで一気に塗るのがコツです。塗り終わったら馴染むまで10分程度放置します。

④最後は乾いた布で余分な油分を拭き取って完了です。

 

ワックスやオイルを塗った直後にテーブルに何か置いたりするとその部分だけはがれてしまうので要注意。よく乾いてから使用してください。乾燥しやすい晴れた日に作業するのがおすすめです。(ま)

 

 

無垢フローリング、水拭きはNG! お手入れ方法と楽しみ方

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みなさんの家のリビングは、どんな床ですか?
とある企業が実施したアンケートによると、リビングの床材は「フローリング」が7割強、「畳」が約2割、「そのほかカーペットなど」と答えた人が残る1割程度という結果に。「フローリング」とひとくちにいっても、無垢、合板、複合といろいろな種類がありますが、経年変化により味わい深くなる無垢のフローリングを選ぶ人が最近増えてきているようです。

多くの家でフローリングが採用されるようになった今、どんな材質を使うかで部屋の印象は変わってきますよね。何より足触りがやわらかく、夏は少しひんやり、冬はじんわりと温かく感じることころが無垢材の魅力だと思います。
以前のブログでも紹介したように、木の香りには殺菌作用と気分をリフレッシュさせる効果もあります。さらに、木の年輪がもつ自然界の動き「1/f ゆらぎ」によって、人の体や心に心地よい刺激をもたらすことも知られています。
さて、そんな無垢材ですが、正しいお手入れ方法をご存じでしょうか。

具体的なメンテナンス方法として、今回は浸透性塗料を紹介します。浸透性塗料とは、オイルや蜜蝋ワックスのように木材の内部に浸透して保護する塗料のこと。ウレタン塗装などのコーティング系塗装のように表面に硬い塗膜が形成されないため、肌触りや質感を大事にしたい無垢材には相性のいい塗料です。

日常のお手入れ

1)表面の埃を掃除機などで除去
2)雑巾で乾拭き
・水拭きは避けましょう。無垢材は水を含んだ雑巾を使用すると水分を吸収してしまい、表面の毛羽立ちや白濁の原因になる可能性があります。
・化学繊維や化学薬品を含むウエットタイプのモップも控えたぼうが無難です。

定期的なお手入れ

1年に1回程度、浸透性塗料を塗る
・木材が吸収できる塗料には限りがあるため、頻繁に塗るとベタつきの原因となり逆効果。
・キッチン周りなど汚れが気になる場所については半年に1度くらいを目安に。
・最初の数年間しっかりとお手入れを行うことで、塗料がなじみ次第に保護力が安定していきます。

1年に1度の定期メンテナンス。家具を移動させるのが面倒だな~とかいろいろ考えてしまいますよね。いっそのこと、家族総出の楽しいイベントにしてみるのがいいかもしれません。子どもと一緒にオイルを塗りながら家を大切に守っていく暮らし。家族みんなで一緒にお手入れした記憶は、きっと子どもたちの豊かな感性と暮らしに向き合う力を育むことにもつながります。無垢の床は、質感の素晴らしさや使うほどに増す味わいだけでなく、こうしたお手入れを通じて家族の思いが形作られていくところにもあるのかもしれませんね。

そういえば、小学生のころ、年に1度全員総出で教室のワックス掛けしたっけなぁ。今の子どもたちも経験しているのでしょうか。特別感があって面白かった記憶。おうちの塗装も、そんな楽しいイベントにして愛情たっぷりのメンテナンスをしていきたいですね。(ま)

無垢材の魅力とお手入れ方法

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無垢材という言葉はよく耳にしますが、どういったものをいうのか、ご存じでしょうか。

「無垢」とは混じりけのないこと。つまり無垢材は、丸太から切り出したそのままの状態の木材のことをいいます。同じ木から切り出されたものでも、部位によって木目が変わるのがおもしろいところ。

年月を重ねるごとに色や表情が変わり、味わい深くなるのも魅力で、ダイニングテーブルの天板などにもおすすめの素材です。

無垢材は見た目の良さだけでなく、室内の湿度を快適に保ってくれる作用もあります。
夏の蒸し暑い日には部屋の湿度を下げ、冬の乾燥した日には水分を放出して乾燥を防いでくれるのです。

また、木材そのものに多くの空気が含まれているため、家のフローリングに使えば断熱効果で底冷えしにくい作用もあります。

無垢材の基本的なお手入れ方法としては3つ。

・固く絞った雑巾で拭く
・汚れがひどい場合は乾いた布にクリーナーをつけて拭く
・年に2回はワックスがけをする

無垢材は水分を吸収しやすいので、雑巾で拭くときはしっかり絞るようにしましょう。
ワックスがけは空気が乾燥してくる冬の前と、塗布した面がすぐ乾くように梅雨入り前に塗っておくとよいでしょう。

無垢材の魅力とお手入れ方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

無垢材の家具などを検討されている方や、この記事を読んで無垢材に興味が出てきましたら、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。(ユ)