家具の「フルオーダー」と「セミオーダー」。カスタマイズで理想を叶える

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セレクトショップなどで洋服を見ていて「あ~、この襟元がもう少し開いていたら」とか、「裾がもう少し長かったら」とか、ディテールが気になって買うかどうか二の足を踏んでしまうことってないですか?

洋服ならまだ失敗も許されそうですが、家づくりや家具選びとなると慎重になりますよね。

サイズの合った家具選びは、居心地のいい部屋づくりの基本です。

サイズが決まっている既製品の場合、どうしても妥協せざるを得ない箇所が出てくることがあります。買う時には「これくらいならまぁいいか」と思っていても、積み重なると大きなストレスになる場合も。「ほんの少しのがまん」は快適な生活を妨げる大きなストレスになりかねません。

そんなときの選択肢として、オーダーメイドという方法もあります。オーダーメイドには、「フルオーダー」と「セミオーダー」の2つのパターンがあります。それぞれの特徴とメリットを紹介してみようと思います。

 

フルオーダー

フルオーダーは素材やデザイン、サイズ、カラーなどすべてをゼロから注文する方法です。

好みの家具がなかなか見つからない人や、ジャストサイズの家具を作りたい人、デザインにしっかりこだわりたい人は、フルオーダーがいいかもしれません。すべてその人の依頼通りにつくるので、「デザインは気に入っているけれど、サイズが合わない」といった悩みが解消されます。

例えばテーブルの場合、天板の木材やサイズ、脚の太さや素材などをカスタマイズできるのがフルオーダーです。さらに「収納を付けたい」とか「部分的に異素材を使ってみたい」など、特別な注文が可能となります。

 

セミオーダー

あらかじめ用意されている選択肢の中から組み合わせるのがセミオーダー。フルオーダーほどの自由度はありませんが、既製品よりは好みに合わせることができ、フルオーダーと比べるとコストを抑えられるのがメリットです。

ある程度の希望や理想はあるけれど、ゼロから選ぶのは不安という人にはセミオーダーが向いています。

オイル塗装の自然なぬくもりが印象的な「CONNECT180ダイニングテーブル」。天板の厚みは1cm単位でオーダー可能。脚のタイプも3種類から選ぶことができます

 

家具店によってはサンプルが展示されていることもあり、仕上がりをイメージしやすく、基本となる選択肢があることで、失敗しにくいのもセミオーダーといえます。

シャビ―な雰囲気がヴィンテージ好きな人に人気。長さと奥行はサイズオーダー無料。脚のタイプも選べる杉古材のダイニングテーブル

 

場合によってはセミオーダー+特注も可能

セミオーダーの選択肢にないものでも、場合によっては特注できる場合もあります。

オプションを用意しているアイテムもあるので、家具店に相談してみてください。

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憧れのオーダーメイド家具。想像するだけでワクワクしますね。

サイズや材質にこだわって作るのももちろんOKですが、すでにお気に入りの家具がある場合、それに似合うテーブルを新調するとか、例えば「この椅子が映えるようなテーブルをオーダーしたい」とか、そんな目線で考えてみるのもオーダーの楽しいところです。

 

【参考】

CONNECT https://connect-m.jp/

LDKのダイニングテーブル選び。3つのポイント

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だいぶ暖かくなってきましたね。

春は引っ越しのシーズン。新しい生活がスタートしている人も多いかと思います。

暮らしをアップデートするために家具を新調する人も多い季節。限られたスペースで理想の暮らしを実現するために、LDKの家具選びのポイントをオリジナル家具ブランド「CONNECT」の高橋さんに聞いてみました。

CONNECT一枚板ダイニングテーブル

 

ポイント1

まずはダイニングテーブルから

 

LDKに配置する主な家具というと

・ダイニングテーブル

・椅子

・ソファ

・テレビ台

などがあります。

なかでも一番スペースをとるのがダイニングテーブル。家族で食事をしたり、子どもが宿題をしたり、最近ではワークスペースとして使う人も多い重要な存在です。

家具選びはまずサイズ感が大事。特に大きなダイニングテーブルから決めていくのがおすすめです。家族がどういう動きをするのか、動線や生活スタイルを見直してみてください。

一般的に大人1人が通る幅は60cm。物をもって歩く場合は75cm以上あるのが理想的といわれています。椅子に座った状態で後ろを人が通る場合には、テーブルから壁面まで1mほど空間を空けておいたほうがいいそうです。

確かに。椅子を引いたら壁に当たって立ち上がりにくいとか、ソファを置いたら歩きづらくなって窮屈!なんていう事態は避けたいですよね。

 

ポイント2

動線をシミュレーションする

 

動線の種類もいくつかあります。

家事動線、通勤動線、衛生動線、来客動線、さまざまなシーンで人の動きを想像することが大切。特にダイニングテーブルの周りは、頻繁に人が通るため動線の確保は必須です。

まずは、頻度の高い家事動線を優先に考えてみるといいでしょう。特にキッチンからダイニングへの動きの邪魔にならないか、回遊性をチェックしてみてください。

回遊性については、家族の人数によっても変わってきます。特にバタバタする朝の支度をイメージしてみてください。

ダイニングテーブルのどこに誰が座るのか、どういう動きをするのかを想像して、家族みんながストレスフリーに生活できる配置を実現させたいですね。

 

ポイント3

省スペースが目的なら形で選ぶ

 

スペースを確保しづらい場合は、家族の人数や来客によってテーブルの大きさが変えられるフレキシブルなタイプを選ぶのも一案です。

ソファに天板がついてテーブル代わりになるソファテーブルも省スペースになっておすすめ。

CONNECTソファー & テーブル VITA

 

CONNECTソファー & テーブル VITA

 

ダイニングテーブルの天板は長方形や正方形が多いですが、小さなお子さんがいる場合は丸型のものを選ぶ方も増えています。椅子を置く位置が自由なので、子どもとの距離を好きなように調節できるのが魅力。

長方形のテーブルだと動線が確保しづらい場合には、丸いダイニングテーブルにすることで、スムーズない動きがとれるかもしれません。

CONNECT一枚板テーブルケヤキ(納品事例)

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ポイントを3つに分けて紹介しましたが、何より一番大事なのは「気に入ったものを使うこと」と高橋さん。

ダイニングテーブルはLDKの顔。インテリア全体のイメージを決定づけるものでもあります。

これだ!と思う出会いがあったら、そのテーブルを軸にサイズの大きいものから順にイメージを固めていくのがいいかもしれませんね。

 

【参考】CONNECT

Instagram:https://www.instagram.com/connect.interior/

 

「ゴッホの椅子」。人間国宝が愛したスペインの民藝椅子

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オランダの画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。彼の油絵に由来する、その名も「ゴッホの椅子」と呼ばれる椅子があるのをご存知でしょうか。

民藝やインテリアに造詣の深い方なら知っているかもしれませんね。私はつい最近知りました。

フィンセント・ファン・ゴッホの銅像

 

無骨で粗削り。手作業で組み上げられる「ゴッホの椅子」

ゴッホといえば、いわずと知れたポスト印象派の画家です。

さも知っているかのように書いていますが、ゴッホ、いやアート自体数年前までさほど興味がなかった私です…。

2022年に開催された「ゴッホ展」を見に行ったのがきっかけで、ゴッホの生涯や絵に興味がわいて、どこに行ってもゴッホの文字が目に入るようになりました。

そんななか最近出会ったのが「ゴッホの椅子」という本です。正式なタイトルは「ゴッホの椅子 ~人間国宝・黒田辰秋が愛した椅子。その魅力や歴史、作り方に迫る~」(久津輪雅著:誠文堂新光社刊)。2016年に発行された本で、新しい本ではないのですがとても新鮮な気持ちでページをめくっていました。

丸太を削った脚、植物を編み込んだ座面、無骨で粗削りともいえるこの椅子。木材を生木のまま手作業で一気に組み上げるというスペインの民藝椅子で、ゴッホの油絵≪ファン・ゴッホの椅子≫、≪アルルの寝室≫に描かれている椅子に似ていることから日本では「ゴッホの椅子」という愛称で親しまれてきました。

「ゴッホの椅子」が展示されている日本民藝館(東京都目黒区)。西館開館日の第2・3水曜日、第2・3土曜日のみ見ることができます

 

1960年代に民藝運動の活動家によって日本に紹介されると、「ゴッホの椅子」はたちまち人気に。無骨で粗削りともいえる姿に魅入られた日本の工芸家たちによってさらに広められていきます。

なかでも「ゴッホの椅子」を愛してやまなかったのが、工芸家でのちに人間国宝にもなった黒田辰秋です。「ゴッホの椅子」が日本に紹介されたころの時代背景や、黒田氏の椅子づくりにかける情熱、ヨーロッパへの「ゴッホの椅子」視察旅行のエピソードなどがつづられたのがこの本なのです。

 

黒田氏が「ゴッホの椅子」の視察に訪れたスペインのグラナダ地方(イメージ)

 

「王様の椅子」、皇居の椅子をつくった黒田氏が惹かれた「ゴッホの椅子」

黒田辰秋の代表作のひとつとして本の中で紹介されているのは、映画監督・黒澤明のために作られた「王様の椅子」。厚みが9cmもあるナラの厚板が4枚も使われていて、サイズは高さ約130cm、幅85cm、奥行80cmとかなりの大きさです。背もたれには黒田氏を象徴するモチーフ“彫花文”があしらわれ、漆塗りで重厚感たっぷり。黒澤監督が座っている写真が載っているのですが、彼をがっちりと支える堂々とした佇まいは、まさに「王様の椅子」。

また1968年、黒田氏は宮内庁からの依頼で皇居の新宮殿で使うテーブルや椅子を制作。日本産、日本製の最高級品で揃えるという方針に合わせ、宮崎県産のクリを使い高価な純日本産の漆を20回も塗って仕上げられました。この時のデザインの参考になったのは中国の曲木椅子だったそうです。

 

皇居の千草・千鳥の間に置かれた黒田氏が制作した椅子宮内庁HPより

 

重厚感たっぷりな「王様の椅子」と、最高級の素材で仕上げた皇居の椅子。素朴なつくりの「ゴッホの椅子」とはまったく結びつかないように思えますが、黒田氏の椅子づくりの根底には「ゴッホの椅子」づくりが大きく影響していたようです。

皇居の調度品を制作する前年の1967年、黒田氏は「ゴッホの椅子」の故郷・スペインへ視察を決意。椅子づくりの村への視察は「創作は、歴史の積み重ねの上にあるべきだという黒田の思いからだった」(P57)と本書には書かれています。

現地で黒田氏が撮影した映像が残されています。

 

視察を終えて帰国した黒田氏はその後も、この時の映像を客人や作業員たちに披露して熱く想い出話を語っていたそうです。椅子文化が根付いているヨーロッパへの視察は、黒田氏にとって実りあるものだったことがうかがえます。

 

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スペインの庶民のためにつくられてきた椅子が、日本でなぜこんなにファンを増やしてきたのか。貴重な写真と資料も併せてじっくり読ませてもらいました。本の最終章では、ゴッホの椅子のつくり方まで紹介されています。

「ゴッホの椅子」を所蔵する民藝館や資料館も掲載されていたので、機会があれば実物を見てみたいな~。みなさんも、興味があればぜひ読んでみてください。

 

【参考】

「ゴッホの椅子 ~人間国宝・黒田辰秋が愛した椅子。その魅力や歴史、作り方に迫る~」(久津輪雅著:誠文堂新光社刊)

東京文化財研究所「黒田辰秋」

 

暮らしと家具の需要と変化

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ニトリ、IKEA、無印良品など、手ごろな価格で家具が手に入る時代。生活スタイルの変化によって、家具の需要もずいぶんと変化したように感じます。

 

名古屋市の老舗家具店「みずのかぐ」の高橋さんと、「暮らしと家具の需要と変化」についてお話してきました。

 

 

婚礼家具の黄金期! なんでも売れた時代

 

「みずのかぐ」の創業は1960年。ちょうど日本の高度経済成長期にあたります。一般家庭に洋家具が浸透し、生活様式も洋風化、家具産業が目覚ましく成長した時代です。

学校や会社もどんどん増えて、それにつれて家具産業もピークを迎えます。

 

「当時は何でも売れたと聞いています(笑)。家具屋の黄金期だったんじゃないでしょうか。婚礼家具の全盛期もあって、洋服箪笥、整理箪笥、和箪笥の3点セットは飛ぶように売れました」(高橋さん)

戦後のベビーブームで生まれた団塊の世代と呼ばれる人たちが1970年ごろに結婚適齢期を迎え、空前の結婚ラッシュが到来したことも追い風になっていたといいます。

国民の生活水準が向上し、結婚式や新生活への投資額も大きくなるとともに、その豪華さも競うようになりました。婚礼家具は嫁入り道具のメイン。華やかで豪華なものを持たせて嫁がせるのが親の誇りでもあった時代です。

「1990年ごろ、バブル期の手前までは婚礼家具は売れていた」と高橋さん。ただその後、住まいのスタイルが変わり、家具の需要も大きく様変わりします。

 

 

LDKの浸透で家具の需要に大きな変化

 

団塊世代の結婚ラッシュと高度成長期の流れのなか、住宅不足を補うように団地が形成されはじめ、建売住宅の建築が勢いを増します。狭いスペースをやりくりするなかでLDKという間取りが広まります。

「平成に入ると完全にLDKの時代に変わっていましたね。キッチンとダイニングが一体化。リビングにはローテーブルとソファを置くという暮らしが定着したように思います。

床は全面フローリングになり、LDKのつながりのある間取りが若い人たちに好まれるようになりました。

新築の家では洋服ダンスはクローゼットに代わり、食器棚も作り付けのケースが増えて、婚礼家具はだんだん衰退していきました」と高橋さん。

「まとめてド~ンと買うというより、1点ずつ好きなものを吟味して買いたいっていう人が増えましたよね。婚礼家具は親が買ってくれるものだったけれど、今は限られた居住スペースだからこそ、自分たちの好みで決めたいという人が多いと思います。そういう人たちに寄り添った提案ができるかどうかが、家具店の勝負どころなんじゃないかな」(高橋さん)。

 

 

オリジナルブランドで勝負する時代へ

 

2020年のコロナ禍を経て、一時的なマイナス要素があったものの、家具・インテリアの販売市場は伸びています。総務省の調査によれば、家具への家計支出額は前年比を上回っていることがわかります。

 

コロナ禍をきっかけに暮らしを見直す人は多かったですよね。そうした背景から、大手量販店やネット販売に注力してきた家具店などが好調だったようです。

 

「コスパ重視の人、ブランド好きな人、個性重視の人など、好みはさまざま。多様化の時代にどんな提案ができるのかが家具店の力の見せどころかなと思います」と高橋さん。

 

https://item.rakuten.co.jp/mizunokagu2/c/0000000117/

ニーズに対応するため、「みずのかぐ」では、オリジナルブランドの開発を続けています。

高橋さんが手掛ける「CONNECT」は、オリジナルのオーダー家具を扱うショップや、一枚板を再生し利活用する「rewood」、北欧デザインオリジナル輸入家具ブランド「NORTE」を展開しています。

 

「ダイニングテーブルやソファなど、暮らしのインテリアをトータルで提案できるのが家具店の強み。ネットの販売方法も含めて、工夫しながら時代にのっていかないと!と思っています」

 

「仕入れて売っていた時代は終わった」と高橋さん。これからは、中小規模の家具店もオリジナルブランドで勝負する時代なんですね。

 

【参考】

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意外と簡単! 天然木テーブルのお手入れ方法

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天然木のテーブルや家具って、メンテナンスがめんどうなんじゃないの?と不安に思っている方のために、今回はオイル塗装の家具のメンテナンスについてお届けしようと思います。

CONNECTダイニングテーブル https://item.rakuten.co.jp/mizunokagu2/c/0000000117/

オイル塗装の家具をおすすめする理由

 

販売されているテーブルのほとんどは、何らかの塗装がされています。大きく分けると、オイル塗装とウレタン塗装というもの。2者の違いについてはコチラの記事を参考にしてみてください。

「ウレタン塗装とオイル塗装の違いとは? 失敗しないダイニングテーブルの選び方」

 

それぞれの塗装についておさらいすると

<オイル塗装>

・膜を形成せずに表面に染みこませる

・木材の自然な質感や木の香りを楽しめる

・傷がつきやすい反面、比較的簡単に修復できる

・急激に湿度が高まったり乾燥したりすると反りや割れが起こることも

 

<ウレタン塗装>

・表面に樹脂の塗膜をつくるため、水に強い

・傷や汚れがつきにくい

・湿度や乾燥に強い

・一度傷がつくと修復が難しい

 

 

CONNECTダイニングテーブル納品事例 https://connect-m.jp/category/works/

 

天然木の良さを際立たせるのはオイル塗装。木目や香り、天然木ならではの優しい手触りがそのまま残っているというのがおすすめする理由です。

 

メンテナンスのタイミング

オイル塗装のテーブルは自分でメンテナンスができるというのも、おすすめしたい理由の1つ。通常は1年に1~2回のメンテナンスでOK。方法も簡単です。

タイミングとしては、梅雨に入る前に1回、乾燥する冬場に1~2回が理想的です。

下記の環境の場合、テーブルはより乾燥しやすくなるので、メンテナンスの頻度を上げて調整してみてください。

・エアコンやヒーターの風が当たる

・乾燥しやすい

・陽当たりが良い

・水拭きを頻繁にする

天然木のテーブルは乾燥に敏感です。天板が毛羽立ったように見える、手触りがカサカサしてきた、という時は、木が乾燥している合図。メンテナンスのタイミングです。

お手入れした後は、木がしっとりとして生き生きとした木肌が蘇りますよ。

 

意外と簡単!メンテナンス方法

 

<準備するもの>

・オイル系塗料

・サンディングペーパー(紙やすり)

・ウエス(布)

汚れや浅い傷ができた部分にサンディングペーパーを当てて、表面のザラつきがなくなるまで軽くなでるように磨きます。

削った木の粉を拭き取ります。

ウエスにオイルをたっぷり染み込ませ、木の表面にまんべんなく塗り伸ばします。

表面にオイルが残っている場合は、乾いたウエスで拭き取って完了です。

 

※注意:オイルが染み込んだウエスは自然発火の恐れがあります。必ず火の気のない屋外の安全な場所で、一度水につけてから廃棄してください。

 

CONNECTでテーブルを購入した方にプレゼントしているオイルメンテナンスキット

 

へこみができてしまった場合の応急処置

傷やシミではなくへこみができてしまった場合も、自分である程度の応急処置はできます。

まず、へこんだ部分にサンディングペーパーをかけて、霧吹きなどで水分を含ませます。その上から布を当てて、アイロンで熱を加えます。木が水分を含んで膨らみ、へこんだ部分が目立たなくなります。アイロンを高温にしすぎたり、当てすぎたりすると変色や焦げることがあるので、十分注意してくださいね。

 

いかがでしょう。

意外と簡単ですよね。ちょっとくらいの染みや汚れは、味わいにもなりますし、手をかけた分愛着がわきますよ。

 

【参考】

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春の使者・桜。木材としても優秀な桜についてのお話

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3月27日は「桜の日」。

もうすぐ春ですね。

 

先日、出掛けた先で河津桜を見かけました。

ほかの桜より一足早く、2月上旬あたりから開花しはじめる早咲きの桜です。

名前の通り、伊豆の河津町が河津桜の誕生の地。ここ数年で全国各地に知られるようになり、現地で行われる「河津桜まつり」は200万人規模のイベントになっているそうです。

お花見が始まったのは平安時代

 

古くから日本人の目を楽しませてきた桜。お花見は春の楽しみのひとつですね。

桜をめでるお花見が始まったのは平安時代と言われています。鑑賞意識の高まりとともに、種子や接ぎ木によって園芸品種として広まっていきました。

桜の代名詞といえば「ソメイヨシノ」。桜の交配が盛んになった江戸時代後期、「エドヒガン」と「オオシマザクラ」を交配させて誕生した栽培品種です。

接ぎ木で育てられるため、全国にある「ソメイヨシノ」は、すべて原木のクローンなんですよ。

木材としても優秀な桜

 

ほかにも枝垂桜や山桜など国内だけで10数種類が分布している桜ですが、木材としても利用されています。

 

桜は広葉樹の中でも密度が高いという特性があります。つまり、強度があり耐久性に優れているといえます。

また、品種によって独特の美しい木目があり、高級家具や楽器などに重宝されることも。

 

桜材の代表格は「ヤマザクラ」。芯はピンク色、緑色の縞模様が特徴です。桜のなかでも耐久性が高いといわれています。木肌がなめらかで光沢があり、使い込むほどに深みがでます。特にピンクがかった木目がだんだんと褐色になっていくにつれ、アンティーク感が増すというのが魅力です。

ちなみに「カバザクラ」や「ミズメザクラ」といった品種を目にすることもありますが、実はこの2種は桜材ではないんです。この2種はカバノキ科。白樺などと同じ種類になります。

もう1つ海外の樹種でブラックチェリーがあります。ウォールナットやメープルと並んで北米三大銘木と呼ばれていたりします。

加工しやすく狂いが出にくいとして、ヨーロッパを中心に意匠性の高い家具や建具、フローリング材として高い人気を誇っています。

そうそう、燻製用スモークチップとしても桜は人気ですよね。暖かくなってきたので、お花見にキャンプにアウトドアの計画でも立てて春を満喫しましょう!

 

 

【参考】

農林水産省「aff」

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2303/spe1_01.html

(一財)日本木材総合情報センター

https://www.jawic.or.jp/woods/sch.php?nam0=sakura

 

森林総合研究所関西支所研究情報 No.95

https://www.ffpri.affrc.go.jp/fsm/research/pubs/joho/documents/res_info_095.pdf

 

ウレタン塗装とオイル塗装の違いとは? 失敗しないダイニングテーブルの選び方

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ダイニングテーブルはLDKの顔ともいえる重要な要素。選ぶものによって部屋の印象は大きく変わるため、慎重に選びたいですよね。

 

ダイニングテーブルには主に、ウレタン塗装とオイル塗装の2種類があります。塗装といっても色をつけるわけではなく、無色透明なので一見わかりにくいかもしれませんが、質感には大きな違いがあります。

無垢材のテーブルを検討しているのなら、自然の風合いを楽しめるオイル塗装がおすすめ。とはいえ、どういう違いがあるの?という方もいらっしゃいますよね。

CONNECT https://connect-m.jp/

 

ウレタン塗装とはウレタン樹脂による塗装のこと。木材の表面に樹脂の塗膜を作るので、耐水性に優れているのが特徴です。一方、木そのものの風合いを楽しめるのがオイル塗装の特徴。コーティングされていないので木の呼吸を妨げず、自然の温もりや手触りを感じることができます。

 

両者の特徴とメリットとデメリットを比較してみましょう。

 

ウレタン塗装 オイル塗装
塗装方法 ウレタン樹脂で塗膜を形成する 塗膜を形成せず、木肌表面にオイルを染みこませる
耐水性 撥水性があり、水に強い すぐに拭き取らないとシミになりやすい
耐久性 変化はゆるやかだが、劣化すると塗膜がはがれることがある 経年によって色褪せがある
硬度・傷のつきやすさ 塗膜の硬さ。

傷ができると白濁して目立ちやすい

木地の自然な硬さ。

傷やへこみができやすい

見た目・質感 やや光沢あり。つるつるした触り心地 自然な風合い。しっとりしたナチュラルな手触り
補修・修理 専門業者に依頼 自分で修復ができる

 

オイル塗装をおすすめする理由

 

よく気にされるのが「傷のつきやすさ」かと思います。

ウレタン塗装は傷がつきにくく水にも強いので、使いやすそうな気がしますが、いったん傷がつくとかなり目立ちますし、自分で修復できないのがネック。オイル塗装は傷はつきやすいですが、サンドペーパーで削れば目立たなくなります。

オイル塗装をおすすめする理由として、もう1つお伝えしたいことがあります。

木は呼吸しています。ウレタン塗装は塗膜によってその呼吸を妨げます。木を変化させにくくする(劣化をゆるやかにする)というメリットはあるのですが、天然素材の魅力という意味ではやはりオイル塗装をおすすめしたくなります。

木は家具に加工された後も、空気を吸って吐いて私たちと同じように呼吸しています。呼吸によって伸縮するので反ったり割れたりすることもあります。傷つきやすいのもデメリットに感じるかもしれません。でも、無垢の木は表面を削ることで新品同様にきれいになります。傷も愛着のひとつ。簡単に修復ができるので気にせず楽しんで使ってみてください。

CONNECT https://connect-m.jp/

 

~余談~

昔、祖父の家から引き取ってきた座卓。分厚いウレタン塗装がちょっと嫌だなと思いつつ、捨てるのも忍びないのでなんとか削って使えないものかと、電動サンダーでウレタン塗装をはがしてみた経験があります。

結果は見事に失敗。

ウレタン塗装って簡単にはがれるものじゃないんだな~と実感しました。素人には難しすぎました。

今わが家のダイニングにあるのは一枚板のオイル塗装のテーブルです。傷もシミもたくさんありますが、全然気にならないんです。たぶん経年変化の色褪せと傷がいい具合にマッチしているからだと思っています。

「シミもシワも傷もあるけど、いい歳のとり方してるな~」という感じでしょうか。人に対してもそう感じるとき、ありませんか?

やたら年齢を気にして若見えメイクに励むより、シミもシワもあるけれど堂々と立っている、そんな凛とした雰囲気をわが家のテーブルに感じています。

 

【参考】

CONNECT

https://connect-m.jp/

“ヴィヒタ”でフィンランドの伝統的サウナを楽しむ!!

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昨今のサウナ人気はブームを超えてもはや文化といえるかも。

昔から銭湯文化が根付いている日本では、サウナが人気になるのもうなずける気がしますね。

みなさんはサウナ、お好きですか?

大量の汗をかくのはかなりの爽快感ですよね。発汗作用によって老廃物が排出されて、新陳代謝も活発になるというデトックス効果はよく知られるところかと思います。

白樺の若枝 “ヴィヒタ” で北欧サウナ気分

サウナの発祥の地・フィンランドでは、サウナのなかで“ヴィヒタ”を使う伝統的な方法があります。

聞きなれない言葉ですが“ヴィヒタ”とは、フィンランド語で「鞭」や「棒」といった意味。葉のついた白樺の枝を束ねて乾燥させたもので、フィンランド式のサウナに行くと、ドライフラワーのように吊り下げられているのを目にすることがあります。

“ヴィヒタ”は、香りを楽しむだけでなく、鞭のように体に打ち付けるというサウナ独特の楽しみ方もあります。

火照った体を叩くことで、新陳代謝が活発になったり血行を促進、リンパの流れを促すのが“ヴィヒタ”なのです。

 

アウトドアサウナでも試してみたい “ヴィヒタ”

最近ではアウトドアでサウナを楽しむ人も増えてきました。河原でテントサウナができるキャンプ場なども、急激に増えましたね。サウナで火照った体で川に飛び込むのはさぞかし気持ちいいだろうな~。

サウナ―の間では、移動式サウナにも注目が集まっているそうです。「自分だけのサウナが欲しい」「時間と場所に縛られずにサウナを楽しみたい」というユーザーに人気なのだとか。

気になる人は「コダマカーゴサウナタイプ」をチェックしてみてください。

大型の車両でなくてもけん引できる、コンパクトサイズのサウナ。国産のヒノキでできたサウナ内は、天然の木ならではの香りでヒーリング効果が感じられます。

「コダマカーゴサウナ」の中で“ヴィヒタ”を試してみるのもよさそうですね!

 

 

“ヴィヒタ” だけじゃない。白樺の恵み

“ヴィヒタ”は白樺の若葉を枝ごと束ねたもの。

白樺は国内では北海道、東北地方に多く分布している樹木です。水分を多く含むため、雪解け前に幹に穴をあけて樹液を集めるのだそう。ほんのりと甘みがある樹液は、シロップ状に煮詰めて健康飲料水や化粧品などに活用されています。昔のアイヌの人たちは樹液を薬として、またお酒づくりに活用していたこともあるそうですよ(※)。

「ホワイトバーチ」とも呼ばれる白樺。サウナ用のアロマオイルも販売されています。熱されたサウナストーンにホワイトバーチのアロマウォーターをかければ、水蒸気とともにサウナ内にアロマの香りが漂います。

香りだけでなく、木材を使った家具、樹液を使った飲料水、樹皮を使ったカゴなどのクラフト製品と、白樺は1本丸ごと利用できることでも注目されています。そうそう、以前キシリトールガムの原料が白樺だという話もこのブログの中で紹介しましたので、気になるかたはコチラから読んでみてくださいね。

「北欧のシンボル・白樺・スキンケアやキシリトールがみうにも使われているって知ってた?」

 

昔から本場フィンランドで愛用されてきた“ヴィヒタ”。

サウナだけでなくお風呂に置いておくだけでも香りは楽しめるそうなので、サウナ―じゃない皆さまもぜひ試してみてください!

 

【参考】

(※)林野庁ホームページ「シラカンバ」

https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/komagatake_fc/guide/36_sirakanba.html

 

北海道森林管理局「漫画で楽しく学ぶ北海道の森林」

https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/index.html

 

失敗しないタイニーハウス選び 2024

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コンパクトでミニマルな暮らしを実現できる「タイニーハウス」。

木製のタイニーハウスは「キトヒト」の読者のなかにも気になっている方が多いのではないでしょうか。住居以外の場所“セカンドプレイス”、“サードプレイス”として購入を検討する人も増えています。

タイニーハウスについては、以前もこのブログでご紹介しましたが、今回はもう少し深堀りしてみたいなと思います。

以前の記事はコチラ

失敗しないためのポイント

タイニーハウスを選ぶ時、みなさんが気になるのはやはり費用ではないでしょうか。

ブームになって以降、住宅メーカーだけでなくアウトドアブランドや生活雑貨ブランドまでタイニーハウスを手がけています。価格も100万円台~800万円と幅があります。

こうなってくると、何を基準に選べばいいの?と戸惑いますよね。本体価格だけ見て決めてしまうと、後で後悔することも。

当然、大きさや仕様によってかかる費用は変わってきますがそのほかにも意外な落とし穴があります。

今回は、失敗しないためのタイニーハウス選びについて、考えておいたほうがいいことをまとめてみました。

 

1.大きさと仕様

タイニーハウスの大きさは、10㎡以下か10㎡以上かで価格が大きく変わってきます。

10㎡以下であれば基本的に建築確認申請が不要(※)。手軽で費用が抑えられるのが魅力です。10㎡を超える場合は建築確認申請や現地調査が必要で、その分手間や費用がかさむため、費用は高くなります。

キッチンやトイレ、シャワーなどインフラ設備を付けるかどうかも大きな選択です。インフラを付けた場合、費用はさらに200万円以上ほど増えると考えておいたほうがよさそうです。標準仕様としてインフラ設備が備わっているタイプだと600万円~900万円が相場のようです。

10㎡以下、インフラなしであれば300万円ほどで手に入れることができます。

(※)建築確認要請不要の条件:10㎡以下であること/防火地域・準防火地域以外の地域であること/増改築・移転の場合

イメージ

 

2.自作する?完成品を買う?

とにかく価格を抑えたいという人は、キット販売という商品もあります。セルフビルドが前提のため、完成品よりも安価で200万円弱で購入できるものもあります。

イメージ

 

キット販売の場合、以下の点には注意が必要です。

◆組み上げまでの日数

パーツとなる木材が届いてからすぐに組み上げをしていかないと、部材に狂いが生じてしまいます。商品によっては、届いてから7日以内で完成させないといけないものもあるので、スケジュールをしっかり立てる必要があります。

◆最低でも大人2人必要

作業できる人材の確保も必須条件。丸太を組み上げる作業の場合、最低でも大人2人の手が必要になります。組み上げをプロにお願いするとなれば、さらに200万円ほど上乗せという可能性もあります。

◆一般資材は別途必要

キットとはいっても塗料や補助材、養生材などの資材は含まれていない場合も。必要な資材を別途購入していたら、意外と高額になってしまったということがないように、必要なものはあらかじめ洗い出して予算を立てたほうがいいかもしれませんね。

キット商品は、家族や仲間でつくり上げるのが魅力。本体以外の必要経費を踏まえ、しっかり計画を立てる必要がありあそうですね。

 

3.オプションに要注意

自分で作るのは自信がないという人は完成品を選べばいいのですが、その際にも注意しておきたいことがあります。

100万円~300万円の手ごろな価格帯の場合、断熱材が入っていないことがほとんど。タイニーハウスを離れや書斎、小さな店舗として使う場合、断熱材は必須です。これがオプションなのかどうかチェックしておいたほうがいいでしょう。

またエアコンなど設置したい場合はコンセントがないと使えません。電気系統の工事もオプションとなっている場合、しっかりと見積もりをとって比較検討するのがおすすめです。

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4.配送料や見積もり料金にも落とし穴が

タイニーハウスがいくらコンパクトとはいえ、やはり納品するためには4tトラックやユニックなどの大型車両が必要。そのため、納品設置料を別途上乗せしなくてはいけない場合もあります。設置料無料なのか別途必要かどうかで、かなり金額が変わってくるので要注意です。

「現地調査と見積もりだけで30万円」というちょっとびっくりする情報も耳にします。事前の確認はしっかりしておきたいところですね。

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めんどうなのは苦手。あれこれ考えずに理想を手に入れたいという人は

1.10㎡以下

2.インフラなし

3. 完成品を納品

4.コンセント、分電盤設置済み

というタイニーハウスを選ぶのが賢い選択。

国産ヒノキの無垢材を使ったタイニーハウス「コダマベース」を作るコダマプロジェクトの表を参考までにチェックしてみてください。

メーカーごとにサイズや仕様が違うのがわかります。

コダマプロジェクト2024年作成

 

「コダマベース」の場合、断熱材は標準仕様。愛知県・岐阜県は送料・設置料込みで納品が可能。駐車場1台分のスペースがあれば設置できるサイズです。他メーカーと同じく10㎡以下なので固定資産税や確認申請も不要です。

コダマベース

 

もう1つ特徴的なのが国産材を使用している点。

この国で育った針葉樹の檜は、外国からの輸入材に比べて調湿・断熱効果が高いことがわかっています。高温多湿の日本で生まれ育った木材を使うことは、長期的な管理のしやすさに加え、国内の林業活性化にもつながります。

檜風呂の効果はみなさんも一度は体験したことがあるのではないでしょうか。なめらかな手触りや香りが心身ともにリラックスさせてくれますよね。国産の檜をつかったタイニーハウスであれば、そんなリラックス効果も期待できます。

 

コダマベース/販売開始から2年。コスパの良さで注目されているアイテムです

 

まとめ

コロナ禍を経て、タイニーハウスはさらに注目を浴びるアイテムとなりました。

限られたスペースだからこそ、自分のこだわりを実現できる夢の箱ともいえます。自分だけの空間は、想像以上に豊かな時間を育んでくれそうですよね。

デザイン性やサイズ、材質、メンテナンスのしやすさのほか、今回紹介した意外な落とし穴にも気を付けて理想のタイニーハウスを選んでください。

 

 

【参考】

コダマベース https://kodama-p.com/category/item/architecture/

 

森林×脱炭素チャレンジをサザエさん一家が応援!

投稿日カテゴリーALL BLOGBREAK OUT

サザエさん一家「森林の環(もりのわ)応援団」に!

 

お茶の間でおなじみのサザエさん一家。

実は林野庁が推進する森林×脱炭素チャレンジの応援団として、2023年の4月から活動しているんです。

サザエさん一家といえば、波平さん、フネさん、マスオさん、カツオくん、ワカメちゃん、タラちゃんと、みんな海にまつわる名前ですよね。そんな一家がどうして森を応援するの?と疑問に思う人もいるかもしれません。

 

日本は国土の7割が森林という森林大国。古くから木材を住まいや道具に使うなど、豊かな森林資源に恵まれてきました。

森林を通った雨水は川へ流れ、そして海へと流れつきます。

海がいきいきと豊かであるためには、上流の森林もまた豊かであることが大切。「森は海の恋人」ともいわれるほど、その関係性は深いものなんです。

つまり森が豊かになるということは、サザエさん一家にとっても大切なことなんですね。

 

▲長谷川町子美術館と林野庁との協力関係に基づいて開催した「サザエさん一家”もりのわ”話吹き出しコンテスト」の受賞作品

 

サザエさん一家も応援する森林×脱炭素チャレンジとは、森づくりなどを通して脱炭素社会の実現に貢献している企業の取組みを顕彰する制度のこと。サザエさん一家は林野庁が進める森林×脱炭素チャレンジの応援団「森林の環(もりのわ)応援団」として、イベントに参加したり有識者にインタビューしたり、表彰式に登場したりと精力的に活動しています。

 

【緊急対談】農林水産省×フグ田サザエ氏

 

「伐って、使って、植えて、育てる」でCO2吸収量を増加

 

日本の人工林の木は、伐り時を迎えています。

高度経済成長期に植えられた人工林は50年以上が経ち、高齢化。こうした木を伐って若い木を植えることで、二酸化炭素の吸収量をあげることができます。

伐った木は二酸化炭素を閉じ込めておく機能があるため、伐採した後も建物などに利用することで地球上の二酸化炭素を減らすことにもつながります。

「伐って、使って、植えて、育てる」森林資源の循環利用が林野庁の目指す理想。サザエさん一家が応援団となってくれたら、森に興味を持つ人が増え、森の役割に気づく人が増えるかもしれませんね。

 

アプリを使った森づくりも

 

森林×脱炭素チャレンジ2023では13社が受賞。トレーラーハウスや⽣活⽤品など間伐材を有効活⽤した製品の開発、独⾃の技術を⽣かした効率的な苗⽊⽣産、未利⽤材の⽊質バイオマス利用による資源の有効活用、アプリを活用した森づくりなどに取組んだ企業が受賞しました。

生活者である私たちが気軽に参加できる取組みも増えてきています。ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングのアプリ「Green Ponta Action」では、ユーザーが森林づくりを応援できる仕組み「森づくり応援プロジェクト」を始動。アプリ内でユーザーが森づくりに貢献するアクションを「宣言」。前日よりも宣言を増やすことを目標に掲げ、達成できた日数に応じて管理企業が森づくりを推進するというもの。ユーザーが思いを「宣言」するだけで気軽に森づくりに参加できる点が評価されました。

 

▲サザエさんと学ぼう!森林と木の話」。令和5年度こども霞が関見学デーのプログラムの様子。サザエさん一家との○×クイズや木工ワークショップが開催されました

 

自分の生活と森づくりってあまり関係なさそうだなと思う人もいるかもしれませんね。でも車を動かせばCO2が発生します。冷暖房、給湯、照明などの利用でもCO2は発生しています。日常生活に伴って排出されるCO2の7割が「食」「住」「移動」に関連するもの(※)。排出したCO2を吸収してくれる森林は、私たちの生活に直結していることがわかります

森を守ることは海を守ること。

私たちもサザエさん一家と一緒に、森づくり、森林資源の循環利用に意識を向けていきたいですね。

 

※令和2年「脱炭素型ライフスタイルの施策について」(環境省)

 

 

【参考】

サザエさん一家「森林の環応援団」活動記録(林野庁)

https://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/230619.html