“ヴィヒタ”でフィンランドの伝統的サウナを楽しむ!!

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昨今のサウナ人気はブームを超えてもはや文化といえるかも。

昔から銭湯文化が根付いている日本では、サウナが人気になるのもうなずける気がしますね。

みなさんはサウナ、お好きですか?

大量の汗をかくのはかなりの爽快感ですよね。発汗作用によって老廃物が排出されて、新陳代謝も活発になるというデトックス効果はよく知られるところかと思います。

白樺の若枝 “ヴィヒタ” で北欧サウナ気分

サウナの発祥の地・フィンランドでは、サウナのなかで“ヴィヒタ”を使う伝統的な方法があります。

聞きなれない言葉ですが“ヴィヒタ”とは、フィンランド語で「鞭」や「棒」といった意味。葉のついた白樺の枝を束ねて乾燥させたもので、フィンランド式のサウナに行くと、ドライフラワーのように吊り下げられているのを目にすることがあります。

“ヴィヒタ”は、香りを楽しむだけでなく、鞭のように体に打ち付けるというサウナ独特の楽しみ方もあります。

火照った体を叩くことで、新陳代謝が活発になったり血行を促進、リンパの流れを促すのが“ヴィヒタ”なのです。

 

アウトドアサウナでも試してみたい “ヴィヒタ”

最近ではアウトドアでサウナを楽しむ人も増えてきました。河原でテントサウナができるキャンプ場なども、急激に増えましたね。サウナで火照った体で川に飛び込むのはさぞかし気持ちいいだろうな~。

サウナ―の間では、移動式サウナにも注目が集まっているそうです。「自分だけのサウナが欲しい」「時間と場所に縛られずにサウナを楽しみたい」というユーザーに人気なのだとか。

気になる人は「コダマカーゴサウナタイプ」をチェックしてみてください。

大型の車両でなくてもけん引できる、コンパクトサイズのサウナ。国産のヒノキでできたサウナ内は、天然の木ならではの香りでヒーリング効果が感じられます。

「コダマカーゴサウナ」の中で“ヴィヒタ”を試してみるのもよさそうですね!

 

 

“ヴィヒタ” だけじゃない。白樺の恵み

“ヴィヒタ”は白樺の若葉を枝ごと束ねたもの。

白樺は国内では北海道、東北地方に多く分布している樹木です。水分を多く含むため、雪解け前に幹に穴をあけて樹液を集めるのだそう。ほんのりと甘みがある樹液は、シロップ状に煮詰めて健康飲料水や化粧品などに活用されています。昔のアイヌの人たちは樹液を薬として、またお酒づくりに活用していたこともあるそうですよ(※)。

「ホワイトバーチ」とも呼ばれる白樺。サウナ用のアロマオイルも販売されています。熱されたサウナストーンにホワイトバーチのアロマウォーターをかければ、水蒸気とともにサウナ内にアロマの香りが漂います。

香りだけでなく、木材を使った家具、樹液を使った飲料水、樹皮を使ったカゴなどのクラフト製品と、白樺は1本丸ごと利用できることでも注目されています。そうそう、以前キシリトールガムの原料が白樺だという話もこのブログの中で紹介しましたので、気になるかたはコチラから読んでみてくださいね。

「北欧のシンボル・白樺・スキンケアやキシリトールがみうにも使われているって知ってた?」

 

昔から本場フィンランドで愛用されてきた“ヴィヒタ”。

サウナだけでなくお風呂に置いておくだけでも香りは楽しめるそうなので、サウナ―じゃない皆さまもぜひ試してみてください!

 

(※)林野庁ホームページ「シラカンバ」

https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/komagatake_fc/guide/36_sirakanba.html

 

北海道森林管理局「漫画で楽しく学ぶ北海道の森林」

https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/index.html