1つは持っておきたい!ミニマムで有能なスツール

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スツールとは、背もたれがなく肘掛けもない椅子のこと。

わが家には2脚、種類の違うスツールがありますが、椅子としてはもちろん、花や植物を置いたりティータイムのサイドテーブルとして活用したりと、季節や日常のシチュエーションに合わせて幅広く活用しています。

手軽さとデザイン性を備えていて、さまざまな使い道があるのがスツールの魅力。1つは持っておきたい家具です。

そんなスツール。種類はいくつかあります。

■ハイスツール

バーカウンターの椅子のような座面の高いスツールです。住まいではキッチンのカウンターに使うことが多いタイプ。

■キッチンスツール

料理の合間などにちょこんと座って休憩したり、作業台として使ったりと利便性の高いもの。作業をするなら木製で丈夫な作りのスツールがおすすめです。

■収納スツール

座面が蓋になっていて中に物を入れられるスツール。座面が低く子どもでも使いやすいのがメリット。おもちゃをしまっておくのにも便利です。

■スタッキングスツール

積み重ねて収納ができるスツール。和室にあうデザインもあります。

■日本式スツール

床几(しょうぎ)とも呼ばれる椅子。その昔、武士の腰掛け用として鷹狩や夜戦時に用いられていたそう。X型に組んだ脚と皮や布の座面が特徴。最近ではバーベキューやキャンプといったアウトドアのシーンでも見かけられます。

用途を限定せずに使えるのがスツールの魅力。

部屋の雰囲気に合った材質や色味を選ぶのがコツです。木製のスツールは、床材や家具の色味に合わせると部屋全体がまとまります。

ソファに腰掛けながら、スツールには本や雑誌、コーヒーを用意して読書時間を楽しんだり、スツールの上でキャンドルを灯して瞑想したり―。

椅子としてだけでなく、さまざまな楽しみ方を演出してくれるミニマムな家具。手軽で魅力的なスツールのある暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。(ま)

 

Matsuoライタープロフィール
古道具や古着、古民家など“お古”に惹かれるライター。雑誌、webを中心にまちづくり、ものづくり、グルメ、音楽、著名人インタビューなど多ジャンルの取材・執筆を手がけています。生活者の視点で、身の回りの“木”に関する話題をお届けしていきます。

水野 照久監修者
名古屋で創業60年を迎える家具店の代表。2代目代表として約30年「家具は人をシアワセにする」を理念として、木を素材としたいくつかのブランドをプロデュースし、新しいモノづくりにデザイナーと作り手と取り組む。