Wood Flowerってご存じでしょうか。
先日インスタグラムを見ていたら、ちょっと変わったお花の写真が目につきました。調べてみると、Wood Flowerアーティストの@koikebloomsさんの作品でした。
ウッドフラワーとは、その名の通り木でできたお花のこと。小池さんは、職人さんが木を削るときに出るカンナ屑を、一枚一枚織り上げて作品を作り上げています。
岐阜県東濃地方で木材の製材業を営む小池さんのご家族。家や大型家具などに使用される木の端材を有効活用したいと始めたのが、ウッドフラワーの製作だったといいます。
小池さんの作るウッドフラワーに使用されるのは、岐阜県東濃地方を中心に産出される東濃檜。いわずと知れた銘木ですね。ほんのりピンクがかった木肌も美しく、上質な雰囲気が多くの人に愛されています。
そんな東濃檜のウッドフラワー。生花と違い、ずっと飾り続けられるのが魅力のひとつ。部屋に置いておけば、ほんのりとヒノキの香りが漂いリラックス効果が得られます。
また、抗菌作用や消臭作用もあることから、寝室や玄関、シューズクローゼットなどに置いておくのもおすすめなのだとか。さらに、お風呂に浮かべて、ヒノキ風呂さながらの贅沢なバスタイムを楽しむことも。
生花と合わせてアレンジしたり、アロマオイルを垂らしてディフューザーとして使ったりと、楽しみ方は広がっています。
小池さんによると
「ヒノキは水分を吸い上げる力はあまりないので、ディフューザーとして使う際は花びらの中心部にオイルを垂らして使うのがいいと思います」とのこと。
▲ヒノキの香りが薄れてきたら、アロマディフューザーとして使って
最近では、サステナビリティへの関心の高さからオーダーも増えているようです。結婚式のブーケにしたり、木婚式(5年目)のお祝いとしてプレゼントしたりする人も多いとか。
“木のまち東濃”の伝統と手仕事ならではの温もり、使い続けられるサステナビリティを兼ね備えた木のお花。ウッドフラワーアーティストさんも増えてきているようなので、感性に合った作品を探してみるのも楽しいかもしれませんね。(ま)
【取材協力・写真提供】
@koikeblooms
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