リビング学習に最適なテーブルとは?

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子どもが自分の部屋ではなく、リビングやダイニングで勉強する“リビング学習”に注目が集まって久しいですが、みなさんのお宅ではどうですか? わが家の子ども、といってももう大きいのですが、未だにリビングのテーブルで提出物を仕上げています(泣)

さて、東大生の60%が子どものころから実践しているというリビング学習。頭のいい子が育つとあれば、ぜひ実践したいところですよね。リビング学習のメリットは、
●親子のコミュニケーションがとりやすい
●家族がいるところだと安心感がある
●わからないところをすぐに聞ける
●光熱費が減る
といった点。

逆にデメリットとしては、リビングやダイニングが散らかりがちになること。食事のたびに片づけなくてはいけません(消しゴムのカスとか嫌ですね)。また、間接照明などを使ったリビングの場合、勉強に最適な照度が足りていないことも。

これらのデメリットを回避するために、リビングに学習机を置いてしまうというご家庭もあります。その際に気を付けたいのは
① 生活同線をふさがない配置にする
② コンパクトサイズで邪魔にならないものを選ぶ(※奥行には要注意!下記参照!)
という点。学習机に設置されている照明なら勉強に適した照度がありますし、シンプルなデザインにしておけば、お父さんお母さんのテレワーク用の机として共有できるというメリットもあります。

ただし、奥行には注意が必要です。実は、低学年までの小さなお子さんの場合、教科書や教材を重ねて勉強するのは難しいことなのだそう。教材を重ねず広げて使うのに必要な奥行は60cmほど。リビングに置く学習机だからといって奥行がコンパクトなものを選んでしまうと、結局使い勝手が悪くなって無用の長物になってしまう可能性も。

そこでもう1つのアイデア。あえて大きめの机をリビングに設置して、子どもの勉強、家事、パソコン作業など、なんでもござれの家族のテーブルとして利用してみるというのはいかがでしょう。

実はわが家がそれです。最大8人が座れる一枚板のテーブルがダイニングに鎮座しています。端のほうを子どもに占領されても、料理を置く場所は確保できますし、子どもと話をしながらごはんの支度ができるので、私も楽しいんですよね。もしかしたらリビング学習は親にとってのメリットのほうが大きいんじゃないかな、と思ってしまう今日この頃です。(ま)

 

Matsuoライタープロフィール
古道具や古着、古民家など“お古”に惹かれるライター。雑誌、webを中心にまちづくり、ものづくり、グルメ、音楽、著名人インタビューなど多ジャンルの取材・執筆を手がけています。生活者の視点で、身の回りの“木”に関する話題をお届けしていきます。

水野 照久監修者
名古屋で創業60年を迎える家具店の代表。2代目代表として約30年「家具は人をシアワセにする」を理念として、木を素材としたいくつかのブランドをプロデュースし、新しいモノづくりにデザイナーと作り手と取り組む。