それぞれの地域の特色や自然、文化、遊びを融合した「おもちゃ美術館」。戦前に建てられた小学校の校舎や、閉店した百貨店の跡地を利用するなど、建物の歴史や背景、再生のストーリーにも注目が集まっています。
今回は前回に引き続き、東海以南にある「おもちゃ美術館」を紹介します。
◆徳島県板野郡「徳島木のおもちゃ美術館」:2021年10月オープン
阿波人形浄瑠璃や遊山箱など、木にまつわる地域文化・芸術が盛り込まれた館内は圧巻!「ごっこフォレスト」では、徳島の特産物を模した木のおもちゃで、収穫ごっこが楽しめます。
https://www.tokushima-toymuseum.com/
◆香川県高松市「讃岐おもちゃ美術館」:2022年4月オープン
赤ちゃん木育広場では、地元・飯野山を模した山や庵治石でつくられたゆりかごでゆったりと遊ぶことができます。小豆島の木桶の中でのお茶遊び、和三盆の壁面遊び、うどん屋さんごっこを通して讃岐の文化にふれる体験ができます。
★NEW★徳島県那賀町「町山のおもちゃ美術館」:2023年春オープン予定
※HP、詳細未定
◆高知県佐川町「佐川おもちゃ美術館」:2023年春オープン予定
全国で森林率No.1を誇る高知県にもついにおもちゃ美術館がオープンします。道の駅と隣接したミュージアムのためアクセスも良好。木育のほか植育・職育もコンセプトに掲げています。
※HP未定
◆山口県長門市「長門おもちゃ美術館」:2018年4月オープン
見所は水上おもちゃ美術館とも言われているキッズクルーズ船「弁天」! 船長の服や帽子を身に着けて船長気分を味わいながら静かな内海をゆっくり航海できます。運が良ければイルカに会えるかもしれません!
https://www.nagato-toymuseum.com/
◆福岡県福岡市「福岡おもちゃ美術館」:2022年4月オープン
九州初の木育施設。博多銘菓のおもちゃや、博多ラーメン屋台でラーメンがつくれる地域文化を楽しむ仕掛けが盛りだくさん。福岡・大川の職人が手掛けるキッズサイズの家具ギャラリーも併設。メイドインジャパンのおもちゃや家具に出会える日本最大の場所といえます。
◆沖縄県国頭村「やんばる森のおもちゃ美術館」:2014年4月オープン
世界自然遺産に登録された「やんばるの森」の敷地内にある美術館。樹齢300年のリュウキュウマツで作られたトンネルをはじめ、やんばる船やボールプールなど、沖縄ならではの木材に親しむことができます。
https://www.kunigami-forest-park.org/toy_museum/
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「木とふれあい、木に学び、木と生きる」―。木育や森林文化の継承をすすめる全国のおもちゃ美術館。いかがでしたか。そのほか、移動型のおもちゃ美術館もあるそうですよ。「全国おもちゃ美術館オフィシャルファンブック」も販売中。続々とオープンするおもちゃ美術館の魅力がたっぷり紹介されています。
https://goodtoy-guide.com/?pid=169592040
読み物としてもおもしろそうですよね。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。(ま)
【協力】
NPO芸術と遊び創造協会
東京おもちゃ美術館