子ども用の椅子の選び方~幼児編~

投稿日カテゴリーALL BLOGテーブルと椅子

以前ベビーの椅子の選び方についてお話しました。
今回は、ちょっと大きくなった幼児期の椅子選びについてご紹介したいと思います。

幼児期の椅子選びは、ライフスタイルや子どもの成長具合に合わせて選ぶことが重要です。

 

【ライフスタイル】

食事のときに「ちゃんと座って食べなさい!」と注意をしたことがある親御さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? 幼児期は色々なことに興味が向くため、食事に集中できなくなってしまいます。そのため食事中でも席を立ってしまうお子さんがたくさんいるのです。

その場合、ダイニングテーブル用(ハイチェア)を使うことが解決策の1つ。自分の力で椅子を動かすことができないため、“座っている間は食べる時間”と切り替えて食事に向かうことができます。

反対に座卓用(ローチェア)だと幼児期のお子さんは自分で動かすことができます。おままごとやお絵描きなど遊ぶシーンに合わせて好きなように動かせるため、遊びも発展しやすくなります。また、落下の危険はないため安心して使えることも魅力です。

 

【成長具合】

子どもの成長は早いですが、正しい姿勢を身に着けるためにも身長に合わせた椅子選びが大切です。姿勢が崩れることによって食事では食べこぼしが多くなったり、机に向かったときには視力も悪くなったりと姿勢以外にもデメリットが生じてしまいます。実際にお子さんが座った状態で姿勢をチェックしてみましょう。


【チェックポイント】

・ひざが90度に曲がり、足の裏全体が床に着くか

・机に手を置いたときに背筋が伸びるか

この2点に注目してみてください。また、座り心地が悪いと長時間座っていることが難しくなってしまいます。幼児期には、落ち着いて椅子に座る時間を作ることがメリハリを持った生活を送ることに繋がります。座ったときのフィット感は特に大切にしましょう。

もちろんインテリアや机との調和も大切です。天然素材の木材で作られた椅子ならインテリアに馴染みやすいだけではなく、色合いが変わっていく様も楽しむことができます。

お子さんの成長と共に木材の風合いの変化も楽しんでみるのはいかがでしょうか?(ゆ)

Matsuoライタープロフィール
古道具や古着、古民家など“お古”に惹かれるライター。雑誌、webを中心にまちづくり、ものづくり、グルメ、音楽、著名人インタビューなど多ジャンルの取材・執筆を手がけています。生活者の視点で、身の回りの“木”に関する話題をお届けしていきます。

水野 照久監修者
名古屋で創業60年を迎える家具店の代表。2代目代表として約30年「家具は人をシアワセにする」を理念として、木を素材としたいくつかのブランドをプロデュースし、新しいモノづくりにデザイナーと作り手と取り組む。